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収容所群島(1) 1918-1956 文学的考察
 
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収容所群島(1) 1918-1956 文学的考察 [単行本]

ソルジェニーツィン , 木村 浩
5つ星のうち 5.0  レビューをすべて見る (5件のカスタマーレビュー)

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商品の説明

内容(「BOOK」データベースより)

「本書は、1917年の革命後、ロシアを支配した残忍で非人間的な政治体制にまつわる痛ましい物語である。」北極圏下の白海に浮かぶソロヴェツキー諸島は中世以来、ロシア正教の聖地であった。ロシア革命後の1923年から、ここに人知を超越した悪魔が住み着き、1929年までの16年間、絶滅収容所としてスターリンに利用されたのである。あらゆる拷問、虐殺の方法がソロヴェツキーで編み出され、やがてソビエト全土に癌瘍のように繁衍し、収容所群島の体を為していった。人類史上稀なる国家犯罪の詳密は、至妙な隠蔽により、今日現在に至るも、闇に葬り去られたままである。

内容(「MARC」データベースより)

1917年の革命後、ロシアを支配した残忍で非人間的な政治体制にまつわる痛ましい物語。自分の良心に忠実であるか、それとも道徳的に屈するか、その選択を人がしなければならない極限の危機的状況を描きだす。

登録情報

  • 単行本: 480ページ
  • 出版社: ブッキング (2006/8/3)
  • ISBN-10: 4835442482
  • ISBN-13: 978-4835442488
  • 発売日: 2006/8/3
  • 商品の寸法: 18.8 x 13.8 x 2.6 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 5.0  レビューをすべて見る (5件のカスタマーレビュー)
  • Amazon ベストセラー商品ランキング: 本 - 361,478位 (本のベストセラーを見る)
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5 人中、5人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
ソルジェニーツインは「イワン・デニーソヴィチの一日」や「煉獄のなかで」「ガン病棟」など小説作品が有名だが、文学的ノンフィクションとも言える「収容所群島」こそ彼のエッセンス(精粋)であり、ライフワークなのだろう。第一巻ではまだ収容所群島の具体的描写は殆ど出てこない。しかしソ連共産主義がイデオロギーの名の下に人民を徹底的に虐げ、抑圧したその実相の基底が第一巻に記されている。第2巻とも重なるが、戦争捕虜になった自国民を片端から逮捕し、スパイ、反逆等の汚名を着せて収容所送りにするなど信じがたいものがある。また数合わせで無実の人間をでっち上げ逮捕するなども恐ろしい話である。素朴・土俗といったイメージの強いロシア人ながら、圧政、抑圧、国家テロのテクニックには驚くべき能力が発揮されたようだ。先頃成立した我が新政権にはこんな根性はないだろうが、けっして過去の出来事として葬り去ることはできない歴史ホラーとも言えよう。
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4 人中、4人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
無題 2010/2/1
By samsara
ロシア文学特有の、重厚さ(悪く言えば幾らかのかったるさを含む全体の長さ)と、収容所を含めた時代背景を読み取る事を楽しめる人でないと全巻読み切るのは難しいなと感じた。

綿密な描写は素晴らしいがそれ自体全て実体験が元となっており、単純な文字の羅列としての評価ではなく、その精神・ことば・ひいては人間としての著者に対する評価が中心となってしまう。文学の本質とはそういうものなのかもしれないが、評価とは言わず感想とて難しい。
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By san-GI7 VINE™ メンバー
Amazonが確認した購入
ソロヴェツキー諸島の強制収容所・グラーグの実態を克明に描いた書である。

原書はソビエト本国では出版することが出来ず、1973-1975年にフランスで初めて発売されたという。

今回の日本語版は、新潮社から刊行された単行本を底本とし、人名・地名は新潮文庫版を参考に、平成十八年に復刊されたものである。日本語版は全6巻。

第一巻は、第一部 牢獄産業の、第一章から第八章までが収められている。

翻訳は比較的読みやすい。

本書を読むことで、ロシア革命とはどんなものであったのか、階級闘争とはなにか、具体的に理解することが出来ると思われる。

革命を理解し推し進めていた側の多くの人民が、逆に反革命の罪名で捕らえられて強制収容所送りになるというのは皮肉な話である。もっとも、ソルジェニーツィン自身も赤軍の士官であり、我々日本人がこの本を評価するのとは微妙に立場が異なるであろう。

本書は、ながらく入手困難であった。復刊されたのは本当に有り難いことである。
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