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反=日本語論 (ちくま文庫)
 
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反=日本語論 (ちくま文庫) [文庫]

蓮實 重彦
5つ星のうち 5.0  レビューをすべて見る (3件のカスタマーレビュー)

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商品の説明

内容(「BOOK」データベースより)

フランス文学者の著者、フランス語を母国語とする夫人、そして日仏両語で育つ令息。三人が出合う言語的摩擦と葛藤に、新しい言語学理論を援用しつつ、独自の鋭角的な論理を展開する。この従来の「日本語論」に対する根源的な異議申し立ては、読売文学賞を受賞し、多大な評価を得た。

著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)

蓮實 重彦
1936年、東京に生まれる。’60年東京大学文学部仏文科卒。’97年から、東京大学総長。’85年から’88年まで季刊映画誌『リュミエール』の編集長をつとめた。『反=日本語論』で、読売文学賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

登録情報

  • 文庫: 318ページ
  • 出版社: 筑摩書房 (1986/03)
  • ISBN-10: 4480020438
  • ISBN-13: 978-4480020437
  • 発売日: 1986/03
  • 商品の寸法: 14.8 x 10.4 x 1.4 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 5.0  レビューをすべて見る (3件のカスタマーレビュー)
  • Amazon ベストセラー商品ランキング: 本 - 71,807位 (本のベストセラーを見る)
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15 人中、9人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
By Bibliothekar トップ1000レビュアー
形式:文庫
著者が東大総長までになられようとは夢にまでも思わず、初めて拝読した書き下ろし著作で、朝日新聞の書評で知り、刊行当時に直ぐに買った。実に面白く読んだが、最初の単行本は手許にない。それを思い出すために買いなおしたが、当時のスリリングな議論は退色していない。蓮見さんのあの大きな体躯から、かくも繊細な言語分析力は想像しにくいが、健全なる身体に健全なる思考力という基本的な知性のあり方を明快に語り、宣言した家族本で、生きることの楽しさを教えてくれる。一読の価値あり。
このレビューは参考になりましたか?
26 人中、13人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
おもしろい 2007/3/2
By いほ
形式:文庫
いわゆるハスミ節(古くてすいません)は抑制気味で、判りやすいです。
でも、同時期のギンギラギン(古くてすいません)な蓮實著作と比べても、
大変重要な本。
評判が悪いので加筆。まず普遍文法から教育されたパスカルに逆らって、日仏の共存する言語環境に既に育ってしまう著者の息子、分娩の際に「ゴメンクダサイマセー」と美しい日本語で絶叫する著者の妻、広島で生まれ大打者となり、敵として広島市民球場で罵詈雑言を浴びせられる息子を目にして「日本語が分からない」と言い続ける在日の母、二者は一所をoccupyする能わずと呟く漱石、皇太后の睾丸、麻布のざぶは布袋のほて、ミシブチンや可哀想なゾケサ、ムッシュー・ルルーペラーニョ、オレはNOZ/SAKAだと呟く野坂昭如、、等々
登場人物(?)とその言語環境はシリアスかつ、とおっても魅力的。

重臣くんの幼少の姿が愛おしいです。
Chantalの若奥さんぶりも素敵です。
蓮實本は基本的にChantalさんに献辞が捧げられているものだけ読めばいいです。
このレビューは参考になりましたか?
6 人中、1人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
形式:文庫
別だん、春の嵐の中の桜の花の如く華麗に舞い散るシャンタルはすみやその息子よしおみの幸福ぶりに嫉妬しているわけでもなく、パスカル的あるいわはすみしげひこ的言語教育を受けずに怠惰にらんだな生活を今でも、そしてこれからも過ごし続ける自分に対するいささかの絶望とブルジョワ的家庭への羨望にも似た感情にただただひたすら淫しているというわけでもない。単にこの本まだぜっぱんになっていないんだねそうなんだねという純粋な驚き、未知の生命を発見したことさながらのあの震えるような驚きを感じ、その一環として半年前に5冊まとめて買ってやったのだが、ちょっと買い過ぎちゃったねとまるで後悔ほぞをかむという慣用句か何かがあったように思うがそういう気持ちになって涙があふれて止まらない明日からの食費はどうすればいいんだと思ったのが去る半年も前。時間の流れは実に早い。はすみんの昔出版された本はぜっぱんになってるものが多いのだが、(表彰批評宣言がぜっぱんなんだってよ、信じられれるかい?信じられないよなあ、俺だって信じられないし信じたくないしむしろ我々日本国民全員そう思っているはずだしそう思うべきだ)、これはそのぜっぱんという災害をまぬがれ今も屹立と本屋の棚のあなぐらの中にその輝きとともに存在している。その理由はやはり心温まる家族的エッセイあるいは家族的ではない批評的文章もあるのだがやはりそこはシャンタル的な何かがあるのだろう。沈滞しきった哀れな生活を送っている人間はこれを読めば良い。そして嫉妬しろ。もしくは冷笑を浴びせ嘲笑してやれ、名著なんだから。と私はそう思うに至ったのだ。
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