「反骨のコツ」は、何かのコツを伝えるためのお手軽なハウツー本ではありません。
人生について、自分の生き方・考え方について,団藤先生と伊東先生の対話を通して
じっくり考える本です。
団藤先生は93歳になられる法学会の重鎮であり、そのプロフィールを見ただけで
偉すぎて近寄りがたい存在のように思う人も多いことでしょう。
この本には、団藤先生の学生時代の思い出、考え方の基礎になった思想、
戦中戦後に体験した混乱の様子、昭和天皇との思い出、
最高裁判事としての日々、死刑廃止論への思いなども書かれていて、
先生の若い世代への心をこめたメッセージとともに、
先生も様々な局面でその都度悩み苦しみながら、人生をいつも全力投球で
生きてきたんだということが伝わってきます。
団藤先生・伊東先生を知らない方も法律に興味のない方も、
一度手にとってみてほしい本です。