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反貧困―「すべり台社会」からの脱出 (岩波新書)
 
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反貧困―「すべり台社会」からの脱出 (岩波新書) [新書]

湯浅 誠
5つ星のうち 4.4  レビューをすべて見る (77件のカスタマーレビュー)
価格: ¥ 798 通常配送無料 詳細
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反貧困―「すべり台社会」からの脱出 (岩波新書) + 現代の貧困―ワーキングプア/ホームレス/生活保護 (ちくま新書)
合計価格: ¥ 1,575

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商品の説明

内容(「BOOK」データベースより)

うっかり足をすべらせたら、すぐさまどん底の生活にまで転げ落ちてしまう。今の日本は、「すべり台社会」になっているのではないか。そんな社会にはノーを言おう。合言葉は「反貧困」だ。貧困問題の現場で活動する著者が、貧困を自己責任とする風潮を批判し、誰もが人間らしく生きることのできる「強い社会」へ向けて、課題と希望を語る。

著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)

湯浅 誠
1969年生まれ。東京大学大学院法学政治学研究科博士課程単位取得退学。1995年より野宿者(ホームレス)支援活動を行う。現在、反貧困ネットワーク事務局長、NPO法人自立生活サポートセンター・もやい事務局長ほか(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

登録情報

  • 新書: 226ページ
  • 出版社: 岩波書店 (2008/4/22)
  • ISBN-10: 4004311241
  • ISBN-13: 978-4004311249
  • 発売日: 2008/4/22
  • 商品の寸法: 17.4 x 10.6 x 1.4 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 4.4  レビューをすべて見る (77件のカスタマーレビュー)
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最も参考になったカスタマーレビュー
35 人中、34人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
By teabook
形式:新書
年末に第8回「大佛次郎論壇賞」を受賞したので、これを契機に読んでみた。

昨今、日本社会の中において、貧困層の広がりが指摘されて久しい。
本書では、現代の貧困の原因を著者独自の観点から探っている。
ネットカフェ難民や、ホームレスの厳しい現実を書き連ねただけの、扇情的な部分ばかり目立つ類書とは一線を画している。

私なりに要約すると、およそ次のようになる。
まず、貧困の原因だが。
貧困化は決して自己責任ではないこと。
平均的な生活から貧困へ至る間に、社会的な滑り止めがないこと。
雇用調整などの名目で、労働力の非正社員化を進めた企業と、容認した政策が問題であること。
こうした現状は、日本社会そのものの貧困化であるということ。

では、どのような解決策があるのか。
貧困の克服は、“人々の支え合いの強化”
“社会連帯の強化”“公的セーフティネットの強化”を通じて果たされる。
それを目指すことが著者の活動だという。
簡単だが以上のようなものだ。

著者は、東大の大学院出身だ。
敷かれたレールの上を歩んでいれば、貧困の対極にある勝ち組の人であったはずだ。
著者の活動の源泉はいったいどこにあるのだろうか。
おそらく、社会への“正義”であり、“怒り”でもあろう。

最後の著者の言葉が印象的であった。

「過ちを正すのに、遅すぎることはない。」
このレビューは参考になりましたか?
230 人中、209人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
By クリシュナ・セブン VINE™ メンバー
形式:新書
 貧困はつねに隠されている。その存在は誰にとっても都合が悪いものだからだ。
 筆者は日本における貧困層の存在を、豊富な統計的なデータを援用しつつ、自らの支援経験もそれに重ね合わせながら、冷静かつ客観的に明らかにしていく。こうした説明によってこれまで見えなかった貧困問題が見えるようになった私は、まさに蒙を啓かれる思いがした。
 しかしそれだけなら「学者」にもできる。筆者の強みは社会からはじき出された人たちのさまざまな声に、ずっと耳を傾けてきた貴重な体験にこそある。それゆえ、この本で紹介されている多くの人たちの発言には、筆者の熱い思いが同時に込められることになり、単なる事例紹介を超えたある種の感動を与えるものになっている。
 最後の部分で筆者は、すぐにこの本が古びてしまうという代償を払って、反貧困運動の現状分析を試みている。それは日本の反貧困運動がまだスタートラインにすら達しておらず、いま多くの人たち(つまり、読者たち!)が自分にもできる市民的行動をしなければ、こうした運動自体が雲散霧消してしまうという危機感によるもののように思われる。
 強度の大きい橋は、最も弱い部分が補強されているものである。つまり筆者の言う「強い社会」を目指すのであれば、最も弱い人たちをその周りの人々が支えなければならないはずなのである。こうしたいわば当たり前の認識が欠如した社会には、たとえそれがどんなに経済的に豊かだと言われていたとしても、個人的には住みたくはない。この本を読んで、私は素直にそう思った。
このレビューは参考になりましたか?
52 人中、48人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
By vatmideo トップ500レビュアー
形式:新書
「貧困の最大の特徴は『見えない』ことであり、そして貧困の最大の敵は『無関心』」だという巻末の言葉がずしりと響きました。
本書の前半では、貧困から脱したくてもできない"すべり台社会"の状況が「見え」てきます。それを救うための生活保護や最低賃金などのセーフティーネットからも抜け落ちざるを得ない人々の状況がわかります。さらに"溜め"がないために自助努力のきっかけが掴めない現状にも納得しました。
また後半ではそのセーフティーネットを機能させるための筆者らの取り組みが伺えます。マスコミが機能し、政治家を動かすことで、まだまだ不十分なものの「関心」が生まれていく過程が見えます。
自分自身が給与所得者であるため、見えていなかった世界を具体的に示してくれた本でした。でも結構、読後感は重いものです。
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最近のカスタマーレビュー
良書である
数年前、大学時代買って読んだが、非常に良書である。それは間違いない。
その当時は、貧困問題に取り組んでこなかった行政に非常に憤りを覚えた。... 続きを読む
投稿日: 28日前 投稿者: tomo
貧困は自己責任ではない
湯浅誠さんによる2008年4月に出た本。... 続きを読む
投稿日: 3か月前 投稿者: 2級を目指す者
良かったです
大学の論文を書くのに必要で購入しましたが、救えない貧困がある、という言葉に興味をもちました。次の日に届いたしとても助かりました。
投稿日: 3か月前 投稿者: kotton
その後どうなったのだろう
本書の出版は2008年である。出た当時読まないと、と思いながら今に至った。ブックオフで105円で購入。... 続きを読む
投稿日: 4か月前 投稿者: 明日香晋
自己責任論を振り回してないか?
なぜ貧困が大きな問題であるのかと言えば,それは多くの社会問題が,結局のところ,貧困に根差しているからだ.例えば,児童虐待のニュースが流れるたびに,コメンテーターが... 続きを読む
投稿日: 5か月前 投稿者: DreamChaser
「すべり台」ってネガティブな意味なの
... 続きを読む
投稿日: 6か月前 投稿者: 眞虎
自己責任だろ、と思う方は必読。
この本は日本の貧困問題が
いかに根深いものであるかを
思い知らされる本です。

前々からネットカフェ難民、... 続きを読む
投稿日: 8か月前 投稿者: miyan☆ミ
明日はわが身
明日はわが身。
そんな気持ちで読んで欲しい。
今の世の中は、ほんとうにそうなのだから。
投稿日: 11か月前 投稿者: やじー
経済の戦争化 二十五条の九条化
湯浅氏は東京大学の博士課程在籍の後、野宿者や生活困窮者の支援活動を続けてきた人。本書は、日本社会に「貧困」が厳然と存在しているという事実を伝え、貧困問題を我々市民... 続きを読む
投稿日: 13か月前 投稿者: transcendental
本当に貧困にあえいでいるのか
生活保護の受給資格がいかに厳しいものかは分かっている。私も生活保護を申請して、何度も断られたからだ。... 続きを読む
投稿日: 14か月前 投稿者: Em
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