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最も参考になったカスタマーレビュー
1 人中、1人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0
人間の視点から「平和」について考える,
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レビュー対象商品: 反空爆の思想 (NHKブックス) (単行本)
「敵国の社会基盤を破壊することで士気を挫き結果戦争終結は早まる。従って空爆は人道的だし、空爆に伴って生じる犠牲者はやむを得ない犠牲だ」。本書は、そのような論理によって成り立つ「空爆の思想」「戦略爆撃の思想」を、犠牲者の死と痛みの視点から問い直していく。現在なお、米国は「自由と民主主義」を掲げてイラクやアフガンで空爆を展開し、多くの人々を殺傷している。そこで犠牲となる無辜の民にとって、それは「強制された流血と死」であり、「やむを得ない犠牲」などではありえない。ましてやそれは「自由」や「民主主義」などという言葉とは無縁のものだ。著者も指摘するように「「やむを得ない犠牲」とは加害者の視点と都合から使われる言葉」なのである。 本書を通して描かれる空爆被害の悲惨な実態は衝撃的であった。「平和」というものを構想するとき、いかに一人一人の人間の視点に立った「平和」を創造するか。本書を片手に、今こそ再検討すべき時であろう。
7 人中、5人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0
心を揺さぶられる本,
By ぐるぬいゆ (東京都) - レビューをすべて見る
レビュー対象商品: 反空爆の思想 (NHKブックス) (単行本)
平和ボケの日本人に喝を入れてくれる本。この類の本は冷たい知性で書かれることが多いが、作者の情熱的な思いが伝わってきて心を揺さぶられた。とはいえ語り口は極めて論理的で説得力がある。今このような本を企画した編集者の見識にも拍手を送りたい。
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