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反空爆の思想 (NHKブックス)
 
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反空爆の思想 (NHKブックス) [単行本]

吉田 敏浩
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商品の説明

内容(「BOOK」データベースより)

空爆の思想を攻撃される人間の視点から検証する。「空爆は戦争終結を早め、死傷者の数を少なくする」―。爆弾を投下する側の人間は空爆の妥当性を、こう説明してきた。攻撃される側の人間と攻撃する側の人間、そして両者の間にある心理的・空間的な隔たりと圧倒的なパワーの差…。果たして、空爆による被害は「やむを得ない犠牲」といえるのか。家族や生活の基盤を失った被害者の悲痛な叫びを反芻しながら、航空機による軍事作戦が重視された第一次大戦以降の空爆史を紐解き、ビルマ・カチン州ゲリラを従軍取材したときの著者自身の空爆体験を重ね合わせて、空爆思想の背後に潜む「被害者の非人間視」の論理を深く追及する。

内容(「MARC」データベースより)

果たして、空爆による被害は「やむを得ない犠牲」といえるのか。第一次大戦以降の空爆史を紐解き、自身の体験を重ね合わせて、空爆思想の背後に潜む「被害者の非人間視」の論理を深く追及する。

登録情報

  • 単行本: 308ページ
  • 出版社: 日本放送出版協会 (2006/08)
  • ISBN-10: 4140910658
  • ISBN-13: 978-4140910658
  • 発売日: 2006/08
  • 商品の寸法: 18 x 13 x 1.8 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 5.0  レビューをすべて見る (2件のカスタマーレビュー)
  • Amazon ベストセラー商品ランキング: 本 - 199,643位 (本のベストセラーを見る)
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1 人中、1人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0 人間の視点から「平和」について考える, 2007/5/15
By 
小僧 (東京都国立市) - レビューをすべて見る
(VINEメンバー)   
レビュー対象商品: 反空爆の思想 (NHKブックス) (単行本)
「敵国の社会基盤を破壊することで士気を挫き結果戦争終結は早まる。従って空爆は人道的だし、空爆に伴って生じる犠牲者はやむを得ない犠牲だ」。本書は、そのような論理によって成り立つ「空爆の思想」「戦略爆撃の思想」を、犠牲者の死と痛みの視点から問い直していく。

現在なお、米国は「自由と民主主義」を掲げてイラクやアフガンで空爆を展開し、多くの人々を殺傷している。そこで犠牲となる無辜の民にとって、それは「強制された流血と死」であり、「やむを得ない犠牲」などではありえない。ましてやそれは「自由」や「民主主義」などという言葉とは無縁のものだ。著者も指摘するように「「やむを得ない犠牲」とは加害者の視点と都合から使われる言葉」なのである。

本書を通して描かれる空爆被害の悲惨な実態は衝撃的であった。「平和」というものを構想するとき、いかに一人一人の人間の視点に立った「平和」を創造するか。本書を片手に、今こそ再検討すべき時であろう。
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7 人中、5人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0 心を揺さぶられる本, 2006/9/19
レビュー対象商品: 反空爆の思想 (NHKブックス) (単行本)
平和ボケの日本人に喝を入れてくれる本。この類の本は冷たい知性で書かれることが多いが、作者の情熱的な思いが伝わってきて心を揺さぶられた。とはいえ語り口は極めて論理的で説得力がある。今このような本を企画した編集者の見識にも拍手を送りたい。
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