「新聞・テレビ・そして社会学者が紋切り型に 述べていることは大抵ウソが含まれている。 もっともらしい統計調査や常識とされているものを疑う目を持とう」 ということを具体例を挙げつつ実証していきます。
Webサイト「スタンダード反社会学講座」での連載をもとに 若干の加筆修正を施し書籍化。
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本書では社会学的なアプローチで一般論的な社会学をからかっている。そして、それを安易に信じて自分の意見に刷り込んでしまう人たちも笑い飛ばしている。
そこから一歩引いて「それって本当?」と考える事はとても重要である。さらに、「じゃあ、調べてみようか」と実行に移して自分で調べてみるのは更に重要であり、自身にとって有益である。
本書は読者を笑わせながら「一般的に言われている事が本当かどうかわからないよ。自分で調べてみようね。本書ですら怪しいよ」…といっている気がする。
今まで世間でよく言われていた
○昔は良かった、今は堕落している。○昔の人間は立派、今の人間は駄目。
○大人は偉い、子供は愚か。○外国は優れている、日本は劣っている。
等々の聞き馴染んだ話の一つ一つをよく調べてみればしっかりした根拠など無く、
データを都合の良いように使って結論を「作って」いるのが分かります。
罵りながらの見苦しい反論ではなく、ユーモア溢れる展開で進んでいくのが素晴らしい。
昔を過剰に美化して現在を貶めようとする人達に不満を感じていただけに
読み進めながら何度もゲラゲラ笑って溜飲の下がる思いでしたが、読み終わってからふと思う事。
「社会学者が都合の良いようにデータを使っていたのはわかったけれども、
自分達の世代への聞き馴染んだ批判話に対する
自己弁護の理論としてだけ私は受け取っていてないだろうか?」
「筆者が本当に言いたかった事は、もっともらしい話や権威付けなどに揺らぐ事のない
客観的な視点を持つ事と、「自分」へも忘れずにその視点を向けなさい、ということじゃないだろうか?」
あれこれ考え過ぎかもしれませんが、大いに笑った後でまた色々と気付かされる良書です。
読了後は、世の中に問題は色々あるけれども悲観過ぎても真面目過ぎてもよろしくない。
もう少し楽観的に、もう少しいい加減に生きていこうじゃないかと思えました(笑)
”反社会学”は社会学の手法をや論理を”誤用”し”無意味でくだらない”結論みなさんに押しつけようとします。
決して真面目に読む本ではないが,笑いながら一方で一面的な見方の怖さを認識させられ深く考えさせられる本である。
webの第1回を読んでおもしろいと思った方は早速入手することをお薦めする。(反社会学講座で探すとすぐ見つかるはず)
さらに加筆修正され,おもしろさが増している。
webの連載および続編を期待したい。
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