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反社会学講座 (ちくま文庫)
 
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反社会学講座 (ちくま文庫) [文庫]

パオロ マッツァリーノ , Paolo Mazzarino
5つ星のうち 4.7  レビューをすべて見る (23件のカスタマーレビュー)
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商品の説明

内容(「BOOK」データベースより)

少年の凶悪犯罪は減ってるし、少子化になっても日本の社会はなんともない。昔の日本人はちっとも勤勉じゃなかったし、日本のお役人はふれあいが大好きだ…社会学を超えた「反社会学」で見れば、世の中はこんなにおもしろい!学問とエンターテインメントとお笑いを融合させ、業界を震撼させた奇書が、増補文庫版となって再登場。

著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)

マッツァリーノ,パオロ
イタリア生まれの30代。父は寡黙な九州男児、母は陽気な花売り娘。父はマッツァリーノ家の婿養子になり、仕事の関係で、幼い頃から世界中を転々とした。現在、千葉県の幕張に住み、講師の仕事の他に、立ち食いそばのバイトをしている。戯作者を名乗り、日本で執筆活動を続けている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

登録情報

  • 文庫: 381ページ
  • 出版社: 筑摩書房 (2007/07)
  • ISBN-10: 4480423567
  • ISBN-13: 978-4480423566
  • 発売日: 2007/07
  • 商品の寸法: 14.8 x 10.6 x 1.2 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 4.7  レビューをすべて見る (23件のカスタマーレビュー)
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28 人中、28人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
入門反社会学 2007/7/18
By Den
形式:文庫
タイトル通り反社会学講座という感じになっています。世間にはびこる社会学は学問を修めていない一般大衆に対して反論を許さず一段上の位置から、という形をとっています。それに対して著者は違うと論じるのです。
また、現代の社会学に対して声を大にして、社会学と言う学問の絶対性に対して異を唱えるパオロ氏のイメージ像であろう表紙の絵は見事です。一読した後にもう一度みると書いた人は流石プロという感じを尚更受けます。

まずは社会学がどのように成されて(捏造されて)いるのか、から始まり本来高尚とされていたはず(?)の学問がいかにご都合主義的であったり個人の身勝手な感情から沸き起こってくるのかが分かります。その上で現代の学者や情報の中枢を握る一握りの人間の身勝手で超悲観的な社会学は問題である。社会学は学者にしか出来ない高尚な存在ではなく雑学としてのエンターテイメント性が重要である説きます。

また途中では世間にはびこる俗説にメスを、というよりバッサリと斬っていく過程も見ものです。統計マジックの見破り方(複数回答の罠であったり、時代によって数のカウントの仕方が違ったりなど)や行政の委員会の報告書の作成方法についてなど根拠をもって反論するアプローチ方法がしっかりと書かれている所(ここでは議事録に目を通し、委員会の人選のリサーチなど)を通し物を切り口様々に見る事が出来ます。

そして、「反」社会学とありますが、議論は批判だけに終わらず筆者の建設的な意見もユニークで面白さと説得力を持っています。文章の論理構造は単純という訳ではないのですが、社会学の大衆化を叫ぶ筆者だけあって通して読みやすい良書となっていると思います。

本書は2004年にソフトカバーとして出版されていたものを文庫化したものですが「3年目の補講」という形で補足があるので、文庫本の方もそろえてみても悪くないかもしれません。
このレビューは参考になりましたか?
36 人中、34人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
By きっちょ VINE™ メンバー
形式:文庫
ボケながら、茶化しながらも、世に出まわる数々の言説に突っ込みを入れる
著者の力量はさすが。
「最近の若者はみんなダメ」「イギリス人は立派で日本人はダメ」なんて、
そんな単なる偏見に対しては(でもそういう本ってよく売れますよね)、
大まじめに反論するよりも笑かしてしまうに限ります。
私の一番のお気に入りは、各回の末尾についている「今回のまとめ」。
あたかも本文をよく読みとれていない第三者が書いたかのような、
天然ボケ風のコメントは出色です。
あ、それから、
途中まで読み進んであまりの面白さに、かつて手にしながらも
表紙の絵と書名のいかがわしさから敬遠していた
同著者の『つっこみ力』を、もう一度近所の書店で探しました。
この書店、最近新書も著者名の五十音順配列に変わったのだが、
その見づらいこと探しづらいこと…。
しばらく探した末に、やっと見つけました。
「海外の著者」のコーナーに。
…違うと思う。
このレビューは参考になりましたか?
14 人中、14人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
形式:文庫
「反社会学」とは銘打つものの、あらゆる言説に対して適用することができそうです。
少子化の議論も学力低下の議論も、この本を読んでからはじめてほしいと思います。

「三年目の補講」も充実しています。
50ページで紹介されている、『ER』の小児科医ロスが凶悪犯少年について発した言葉(50ページ)は泣けます。
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