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反社会学の不埒な研究報告
 
 

反社会学の不埒な研究報告 [単行本]

パオロ・マッツァリーノ
5つ星のうち 4.0  レビューをすべて見る (19件のカスタマーレビュー)
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商品の説明

出版社/著者からの内容紹介

学問×お笑い=反社会学。これぞ極上の知的エンターテインメント!!!
平成の戯作者が統計データを武器に世の中のジョーシキを鮮やかに覆す!
ひきこもり社会学者、すーぺーさん、さようなら!

本書では社会学の範疇を越えて、歴史、経済、国語学なども総動員してネタにしています。ですから反社会学は、社会学のようで社会学でない、それは何かと訊ねたら、不埒な知的エンターテインメントであるとしかいいようがありません。まあ、小難しい理屈は抜きにしまして、愉しんでいただければ幸いです。(「はじめに」より)

内容(「BOOK」データベースより)

学問×お笑い=反社会学。これぞ極上の知的エンターテインメント!平成の戯作者が統計データを武器に世の中のジョーシキを鮮やかに覆す。

登録情報

  • 単行本: 317ページ
  • 出版社: 二見書房 (2005/11)
  • ISBN-10: 4576051717
  • ISBN-13: 978-4576051710
  • 発売日: 2005/11
  • 商品の寸法: 18.7 x 13 x 2.3 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 4.0  レビューをすべて見る (19件のカスタマーレビュー)
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23 人中、23人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
形式:単行本
 怪しい自称イタリア人が書いた社会学をネタにしたお笑い講座の第2弾。

 今回も笑わせてくれますよー。

 ちょっと前の衆議院選挙で学歴詐称が話題になりましたが、本書の著者は「私の経歴の卒業大学は実在しませんから、学歴詐称にはなりません」と、宣言しています。

 さっそくアヤシイ。

 どうも社会学だけではネタが尽きたのか、今回は歴史、経済、国語学などの分野にも論陣を張っています。

 国語学の分野で笑かしてくれるのが、「くよくよのラーメン」。

 味にこだわるラーメン、というのをよく目にしますが、昔は「こだわる」というのは悪い意味で使ったもので、新明解国語辞典にも「他人から見ればどうでもいいと考えられることにとらわれて気にし続ける」というふうに載っています。

 一方、昔も今も悪い意味で使われている「くよくよ」も、同じような意味(他の人が気にしないことを、いつまでも気にする)ですから、「こだわりのラーメン」があるなら、「くよくよのラーメン」があってもいいじゃないか、という主張です。

 単に国語辞典を参照するだけでなく、経済産業省の『商業統計表』を持ち出してラーメン店の栄枯盛衰を分析してくれたりしてますから、統計で議論する訓練にもなりますよ。(ウソ)

 前著でも強調していましたが、著者はスーペーさんが大嫌いです。スーペーさんというのは、昔は犯罪も社会不安も今より少なかったという間違った認識をもとに、現代の世の乱れを嘆く「スーパーペシミスト=超悲観主義者」のことです。

 著者は「人間いいかげん史観」を提唱しており、人間は昔からいいかげんだったのだから、そんなに悲観することはない、と言っています。

 ちょっと皮肉っぽくなる副作用がありますが、ストレス解消に最適です。

 ご一読あれ。
このレビューは参考になりましたか?
28 人中、26人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
By yukkiebeer #1殿堂 トップ50レビュアー
形式:単行本
 同著者の前著「反社会学講座」に比べると、今回は少し遊びに走ったきらいがあります。後半はダレた感じがしました。

 大いに頷かされた点を二つ記しておきます。

 一つは日米で行われた「親を尊敬しているか?」というアンケート調査に関するくだり。

 「海外に比べると日本では自分の親を尊敬している子供の割合が少ない」というアンケート結果を私も過去に目にした記憶があります。しかし本書は、アンケートの質問文に用いられている「尊敬」という日本語と、それに対応すると考えられている英語のrespectとが必ずしも同一の意味ではない点を考慮しなければならないと指摘します。

 日本の「尊敬」が、目下の者が目上の者に対して抱く一方通行のものであるのに対して、英語のrespectは目上目下の関係なく「一個の人格として相手を尊重する」という意味です。例えば銃を持ち歩くアメリカの若いギャングが「銃を持っていれば誰もが俺をリスペクトする」と言うことも可能で、まさにこの場合は「許容できる」という程度の意味なのです。

 ですからアメリカの子供が親をrespectするという時は、とりあえず最低限の合格基準を満たす親であるという程度で、実際はあまり手放しでは褒められないような親の場合もありうるのです。決してアメリカの子供が日本の子供以上に親を「尊敬」しているわけではないということです。

 もうひとつ興味深く読んだのは、西洋的論理思考に疲れたころに日本では「武士道」ブームが発生するというくだりです。本書によれば新渡戸稲造は生前、狂信的愛国主義に「武士道」ブームが利用されがちだったことに当惑していた様子が伺えます。彼は日本人にあまり自著を読ませたくなかったのではないかと本書は推論します。

 本書は2005年11月刊。ちょうど同時期に藤原正彦著「国家の品格」が出て、盛んに「武士道」精神を持ち上げていることを思い出しました。
このレビューは参考になりましたか?
18 人中、17人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
形式:単行本
 昨年発売され好評だった『反社会学講座』の第2弾。わりと厚い本だが一気に読める。戯作調の文体も好調。今回も堅調に面白さを維持している。当然、笑える。
 
 そして、そんな娯楽性と共に、このシリーズの魅力は、我々が普段、「当たり前のこと・常識」と信じていることは、正確で絶対的なものなんだろうか?という問い、つまり「思考の前提」に対する疑問を心に芽生えさせてくれる点だ。

 この本は世間に流布されている「当たり前のこと・常識」の類には、根拠が薄弱で、違った見方をすればガラガラ音を立てて崩れ去ってしまうものも多いことを知らしめてくれる。
 
 読んでみると、こういった人文書で啓蒙的な内容のものでも、語り口しだいで、深刻でなく、説教臭くなく、逆に楽しくも、おもしろくもなるんだと、認識を新たにしてくれる一書です。オススメ。

 
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投稿日: 2008/12/4 投稿者: big_sis_rie
やっぱり面白い!
『反社会学講座』『つっこみ力』の方が一般的には面白いとされているようだけど、
これだって負けちゃいません。「くよくよのラーメン」を読んだら... 続きを読む
投稿日: 2008/7/26 投稿者: タカニシ
一番キレているのは?
「こだわり」と「くよくよ」の考察。この二つの違いは?・・・同じです。
「みんな尊敬されたがっている」・・・みんな、かまってほしいのです。... 続きを読む
投稿日: 2008/4/5 投稿者: まつたけ
ややうけ
パオロ氏の著書を一通り読ましてもらった。この本は反社会学入門とつっこみ力の間の二作目となっている。やはりそれらしく著者の語り口が分かりやすい飽きさせない惹きつける... 続きを読む
投稿日: 2007/8/4 投稿者: Den
「武士道」ぶったぎり
いやぁ、資料の精密な読み解き、面白いですね。

本書では最近(?)流行の「武士道」へのぶった切り。... 続きを読む
投稿日: 2007/4/2 投稿者: kaz-p
社会学なんて怖くない?
前著『反社会学講座』が傑作だったせいで見劣りは否めないが、

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投稿日: 2006/8/16 投稿者: sonojordan
前作が面白すぎて、本書が実際以上につまらなく感じた
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投稿日: 2006/7/23 投稿者: モワノンプリュ
今回はジンワリと楽しませていただきました
... 続きを読む
投稿日: 2006/4/21 投稿者: tosihiro4
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