最近、頻繁に見かけるようになった反日プロパガンダ啓蒙本ですがレビュアーの質にバラつきがある印象を受けました。特に美味しんぼを担当した中宮崇のレビューが一番下劣で酷い。
例えば、美味しんぼには主人公の山岡士郎がマッキントッシュをさんざん持ち上げ、ウィンドウズを必要以上にけなす回がありましたが、レビュアーの中宮はマッキントッシュがウィンドウズよりも高価な点(だけ)に着目して、原作者にしてマック信者の雁屋氏を、おごり高ぶる金持ちとレッテル張りをしています。イタいマック信者という批判ならば当を得ていますが、このような論理の導き方はあまりに強引でこじつけ以外の何ものでもありません。
ドライビールの項でも同様の指摘がなされていますが、先のマッキントッシュと同じく、安価なドライビールを非難する雁屋=金持ちの傲慢、と芸の無い連想ゲームに終始しています。
中宮が日頃から嘲笑している、金持ち=悪、貧乏人=善というサヨクの単純な階級史観にそっくりだと感じたのは私だけでしょうか。
極めつけは海原雄山の名台詞「馬鹿どもに車を与えるな」にかこつけて「原作者である雁屋の本音がうっかり出てしまったものと解釈できる」と何の証拠も無しに決め付ける所でしょうか。
作中の登場人物が他者を見下す台詞を発すれば、=原作者の心情を吐露したものだ、などという断定はチンピラの言いがかりにすら劣ります。
他にも超能力者が出てくる回での非現実的なシーンを揶揄したり(超能力なんだからリアリティが無いのは当たり前だ)反日とは関係の無い部分にまで誹謗中傷を繰り返す中宮の論調があまりにも下品だったので評価を低くしました。人格攻撃とおぼしき表現も頻繁に出てきますし。
ただ、唐沢俊一氏のはだしのゲンレビューはお金を出して読むだけの価値は十分にあります。また、美味しんぼのパロディ「売国しんぼ」は馬鹿馬鹿しくて最高です。
その点を評価して☆2つ。