アメリカ人が主張していた「イラクフセイン政権による大量破壊兵器」が、未だ見つからない今日。アメリカ人が戦争を行った目的は、自国の利益のためであると主張する人さえいる。
かかる状況の下、捕鯨問題を通してアメリカ人を著者の個人的意見や感情ではなく、アメリカ人から抽出されたデータに基き、科学的な統計分析によって淡々と記述しているのが、この本である。
また、「経済的御都合主義」をはじめ、「文化帝国主義」、「鯨の擬人化」などの独特なキーワードは、非常に興味をひきつける。
故に、読めば、データに基づいた客観的なアメリカ人の姿が見える。