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反定義―新たな想像力へ
 
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反定義―新たな想像力へ [単行本]

辺見 庸 , 坂本 龍一 , 「小説トリッパー」編集部
5つ星のうち 4.5  レビューをすべて見る (6件のカスタマーレビュー)

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商品の説明

出版社 / 著者からの内容紹介

 9・11同時多発テロ後、いち早く非戦のコメントを出した坂本氏と戦時下のアフガンに飛んだ辺見氏。アメリカの傲岸さを直視し、これからの世界をどう生きるのか、アーティストとして、文学者として、新たな想像力をもって語り尽くすロング対談。 --このテキストは、絶版本またはこのタイトルには設定されていない版型に関連付けられています。

内容(「BOOK」データベースより)

同時多発テロに対する報復は、圧倒的なハイテク兵器の導入により無辜の民の殺戮を繰り返し、歪められた報道は、戦場の真実を覆い隠す…命の価値、富、情報、すべてが「非対称」のこの世界の実相を9.11は暴いた。「テロを支持するか、否か」。AorBの排中律に世界中の知性は屈し、あらゆる哲学が終焉をむかえ、宗教は沈黙する。人類史上未曾有のこの状況下をどう生きるか?アーティストとしていち早く『非戦』のメッセージを発した坂本龍一氏と、単身アフガンに飛び、戦場の悲惨をつぶさに見た作家・辺見庸氏がとことん語り尽くした、新世紀初頭、もっとも重要な対話。

登録情報

  • 単行本: 205ページ
  • 出版社: 朝日新聞社 (2002/02)
  • ISBN-10: 4022577355
  • ISBN-13: 978-4022577351
  • 発売日: 2002/02
  • 商品の寸法: 18.6 x 13.2 x 2 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 4.5  レビューをすべて見る (6件のカスタマーレビュー)
  • Amazon ベストセラー商品ランキング: 本 - 617,216位 (本のベストセラーを見る)
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15 人中、12人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
情報の非対称 2005/7/28
By eTMkawa
形式:文庫
つい先日もイギリスでテロがあった。エジプトでも。
でも報道され、多くの人が悲しみ、怒るだけでもありがたいことなのだ。
アフガン、そして本対談後に状況が急展開したイラクなどでは、
我々の知らないうちに、闇に葬られた命が数多くあるのだ。

本書を通じて、特に、このような「情報の非対称」に気づかされ、
この言葉が脳裏に焼き付きました。

確かに、特に坂本さんの発言などには「青さ」が感じられます。
しかし、現在の外交や国際政治の現場に欠けているのは、
まさに理想主義的な「青さ」なのではないかと思います。
乱文失礼。

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10 人中、8人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
無題 2002/11/12
By カスタマー
形式:単行本
知らないでいることは残酷なことです。情報や命の価値が対称でないこと、私たちが「知っている」と思い込んでいること。もはやこれまでのような戦争ではない、デジタル化された武力攻撃。アメリカが自ら「新しい戦争だ」と言ったのは、こういうことだったのかと皮肉に思いました。
このレビューは参考になりましたか?
6 人中、5人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
形式:単行本
911を基点に、世界の非対称を糾弾する対談である。情報と資本の不均衡、戦争の商品化。ひたすら富む者、ひたすら飢える者との両極。911はアメリカが象徴するものをさらけ出した。つまり19世紀のイギリスにおける自由主義的帝国主義である。市場を開示しない国は暴力的にやっつける。そして生まれる絶対零度の貧困。しかしそれらに対抗する術が見えてこない。

共産主義、社会民主主義、ほとんど全ての思想、知識人が死に絶え、言葉が死滅した。代わって宗教的原理主義が隆盛している。宗教的原理主義に則る限りテロも国家も大差ない。不合理ゆえに我信ずるというわけだ。今年はデリダが死に、ソンタグが死んだ。

坂本、辺見の両氏によれば、かつて民主主義が存在したためしなどないという。ではどうすればいいか?

まずは20世紀の死者に思いをはせることだという。この対談は石を拾う光景を思い浮かべさせる。死ぬということは石ころのように絶対的なファクトだ。世界を歩いて、ひとつひとつ石を拾うこと。そして、その石をどうするか?

これからは各人の想像力によるが、私は権力者に投げつけることにした。思い切り、力を込めて。

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