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15 人中、12人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 4.0
情報の非対称,
By
レビュー対象商品: 反定義―新たな想像力へ (朝日文庫) (文庫)
つい先日もイギリスでテロがあった。エジプトでも。でも報道され、多くの人が悲しみ、怒るだけでもありがたいことなのだ。 アフガン、そして本対談後に状況が急展開したイラクなどでは、 我々の知らないうちに、闇に葬られた命が数多くあるのだ。 本書を通じて、特に、このような「情報の非対称」に気づかされ、 確かに、特に坂本さんの発言などには「青さ」が感じられます。
10 人中、8人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0
無題,
By カスタマー
レビュー対象商品: 反定義―新たな想像力へ (単行本)
知らないでいることは残酷なことです。情報や命の価値が対称でないこと、私たちが「知っている」と思い込んでいること。もはやこれまでのような戦争ではない、デジタル化された武力攻撃。アメリカが自ら「新しい戦争だ」と言ったのは、こういうことだったのかと皮肉に思いました。
6 人中、5人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0
石を拾うこと、そして・・・,
By cao cang (Osaka) - レビューをすべて見る
レビュー対象商品: 反定義―新たな想像力へ (単行本)
911を基点に、世界の非対称を糾弾する対談である。情報と資本の不均衡、戦争の商品化。ひたすら富む者、ひたすら飢える者との両極。911はアメリカが象徴するものをさらけ出した。つまり19世紀のイギリスにおける自由主義的帝国主義である。市場を開示しない国は暴力的にやっつける。そして生まれる絶対零度の貧困。しかしそれらに対抗する術が見えてこない。共産主義、社会民主主義、ほとんど全ての思想、知識人が死に絶え、言葉が死滅した。代わって宗教的原理主義が隆盛している。宗教的原理主義に則る限りテロも国家も大差ない。不合理ゆえに我信ずるというわけだ。今年はデリダが死に、ソンタグが死んだ。 坂本、辺見の両氏によれば、かつて民主主義が存在したためしなどないという。ではどうすればいいか? まずは20世紀の死者に思いをはせることだという。この対談は石を拾う光景を思い浮かべさせる。死ぬということは石ころのように絶対的なファクトだ。世界を歩いて、ひとつひとつ石を拾うこと。そして、その石をどうするか? これからは各人の想像力によるが、私は権力者に投げつけることにした。思い切り、力を込めて。
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