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反哲学史 (講談社学術文庫)
 
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反哲学史 (講談社学術文庫) [文庫]

木田 元
5つ星のうち 4.4  レビューをすべて見る (13件のカスタマーレビュー)
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商品の説明

出版社/著者からの内容紹介

従来の哲学史を一新する刺激にみちた哲学の歴史

「反哲学史」というのは、いかにも奇妙な表題です。いったいこれは、哲学に対抗する反哲学の歴史(つまり「反哲学−史」)という意味なのか、それとも哲学史への「反(アンチテーゼ)」(つまり「反−哲学史」)という意味なのかと問いつめられそうです。この本での私のねらいは、哲学をあまりありがたいものとして崇めまつるのをやめて、いわば「反哲学」とでもいうべき立場から哲学を相対化し、その視点から哲学の歴史を見なおしてみようということであります。──はじめにより

--このテキストは、絶版本またはこのタイトルには設定されていない版型に関連付けられています。

内容(「BOOK」データベースより)

ニーチェによって粗描され、ハイデガーによって継承された「反哲学」は、西洋二千五百年の文化形成を導いてきた「哲学」と呼ばれる知の様式を批判的に乗り越えようとする企てである。この新しい視角を得れば、哲学の歴史も自ずからこれまでとは違って見えてくる。古代ギリシアから十九世紀末にいたる哲学の道筋をたどり直す「反哲学史」。講談社学術文庫『現代の哲学』の姉妹編。

登録情報

  • 文庫: 272ページ
  • 出版社: 講談社 (2000/4/10)
  • 言語 日本語
  • ISBN-10: 4061594249
  • ISBN-13: 978-4061594241
  • 発売日: 2000/4/10
  • 商品の寸法: 14.8 x 10.6 x 1.4 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 4.4  レビューをすべて見る (13件のカスタマーレビュー)
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形式:文庫
「反哲学史」という題名からどんな鬼面人を驚かす難解な哲学史かと思いきや、きわめてまっとうな、しかもわかりやすい哲学史である。明治大学の講義ノートを元に書かれたもので、「哲学入門」にもってこいの本である。

「反哲学」とは「反形而上学」のことである。
著者は「形而上学」についてこのように定義している。

「この現実の自然の外になんらかの超自然的原理を設定し、それに照準を合わせながらこの自然を見てゆこうとする特殊なものの考え方、思考様式という意味です。」(112ページ)

 この観点から、プラトン、アリストテレスから始まってデカルト、カント、ヘーゲルといった西洋哲学のいわば幹線道路について解説してゆく。切り口がはっきりしているので、非常に判りやすい。

 ただ形而上学克服の試みを、シェリング、マルクス、ニーチェの19世紀の先駆者に言及するにとどめ、あとは「現代の哲学」を読んで下さいというのは若干無責任である。

10年前にこの本に出会っていればなあと思う本である。

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29 人中、25人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
形式:文庫
読書を余暇の趣味とする人間にとって、哲学は興味深い対象であるとともにとっつきにくいものです。本書は、哲学の0度というべき古典哲学について平易に解説したものです。本書は反哲学史という題ですが、内容は第一哲学(形而上学)の変遷をたどったものです。実際それが土台となってどう「反」哲学になるか、の部分はほとんど記述がないです。その部分は同文庫の「現代の哲学」につづくとなっていますが、「現代の哲学」は1962年に書かれたものですし、記述が古く、本書の現代部分を補充するという意味からは必ずしも適当なものとは思えませんでした。
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6 人中、5人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
形式:文庫
近代以降の経済成長を前提とした社会のあり方、

資本主義社会がもう終わっているとしたら、

次に来る社会はどんな思想をバックボーンとしているのだろうか?

「思想というものが現実的有効性を発揮するには、百年、

さらには千年という単位での時間が必要な場合がある・・・・」

「キリスト教と結びつくことによって、プラトン哲学は最初に

その現実的な有効性を発揮することになりますが、

それはプラトンの死後千年近く経ってからのことなのです。」

私はマルクスを政治思想家というイメージでしかとらえていなかったので

「反哲学史」の流れのなかでマルクスがしっかりと哲学者として

仕事をしていることを知り、目からウロコが落ちました。

先のプラトンの思想と現実的有効性ということの言葉を考えると

マルクスの思想はまだ死んでいないどころか、

これからの資本主義の後を考える上で有効なのかもしれないと思いました。
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