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反体育論
  

反体育論 [文庫]

荒神 天我
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商品の説明

著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)

荒神 天我
1990年大阪生まれ(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

登録情報

  • 文庫: 250ページ
  • 出版社: 文芸社ビジュアルアート (2008/12)
  • ISBN-10: 4862649122
  • ISBN-13: 978-4862649126
  • 発売日: 2008/12
  • 商品の寸法: 14.8 x 10.6 x 2.2 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 5.0  レビューをすべて見る (3件のカスタマーレビュー)
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5つ星のうち 5.0 体育教育に関わる皆さんに, 2009/1/27
レビュー対象商品: 反体育論 (文庫)
自分が受けた高校のいじめや体育授業の経験から、体育教育の問題点、またどのように改革していくべきかなどを、赤裸々に綴っています。
体育の時間がいやでいやでしかたなかった人、また体育教育に携わっている(またこれから体育教師を志している)関係者の皆様にも、当事者がどのような気持ちなのかを知ってもらえるヒントになるのではないでしょうか。
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4 人中、4人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0 体育批判を超えた現代教育批判を内包, 2010/12/8
レビュー対象商品: 反体育論 (文庫)
本書は、タイトルどおり、体育に焦点を当てた現代教育批判である。
著者自身は体育の特殊性を強調し、他の教科との差別化を図っているものの、
その批判の射程は体育教育に収まるものではないと感じる。
実体験を元に綴られており、ともすれば、その強烈な体験内容に引っ張られてしまうが、
著者の分析はその壮絶な体験に比して冷静で的確であり、
著者自身が強調しているように、ただ主観的な体験文ではない。
本書からは、とりわけホリスティック教育・オルタナティブ教育の観点から、
様々な問題点を汲み上げることができると思うが、最重要と思われる点を指摘すると、
一つは、繰り返し述べられている、個性を殺す教育・内面の教育の必要性である。
この批判は現代学校教育の全てに対して向けられえる批判であろう。
教育哲学の古典であるルソーの『エミール』の有名な一文を思い起こせば、
これが教育学上の重要な観点であることは、言うまでもないのではないか。
同時に、本書がまさに子どもの視点で書かれていることを考えれば、
これほど痛烈な教育批判もないのではないだろうか。
また、著者の透徹した分析と壮絶な体験があるにせよ、
これほど現代教育の問題点を浮き彫りにする体育という教科が、
ほとんど省みられてこなかったことを痛感する内容である。
教育を志す人、とりわけホリスティック教育に興味のある人には、
是非、本書を手にとっていただきたいと思う。
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3 人中、3人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0 ただの「反体育」本ではない, 2009/8/16
レビュー対象商品: 反体育論 (文庫)
書名の通り体育を批判する本だが,その批判の矛先は,単に「体育」という教科にのみ向いているわけではないように思える。著者の実体験を基に綴られてはいるが,決して個人的感情による批判ではない。実体験に裏付けられた深い洞察の下に,現状の体育が生みだす「悪」を批判している。現状の体育が掲げる「教育」と実情がいかにかけ離れたものなのかということ,体育が,「できない」生徒だけでなく「できる」生徒に対しても大きな害をもたらすということなど,体育という教科の本質,教育形態,評価方法にいたるまでを明快にかつ痛烈に批判している。そしてそこには体育だけでなく現在の教育全体を通して言える,深刻で解決されるべき問題点も多く示唆されているように思える。私たちもどこかで感じていたことのはずなのに今まで目を向けてこようとしなかった,当然の必須教科「体育」に潜む多くの問題点が次々と暴かれていき,虚をつかれた感覚と深い納得感を覚える。力のこもった論調でたたみかけるように論が展開されていくが,決して読者を置いていくようなことはなく,区切りでそれまでの論点の整理が行われていたり,特に重要な場所では十分すぎるほど言葉が尽くされていたりと,自分の主張を確実に理解してもらおうという姿勢,そして自分の論に対する大きな自信がうかがえる。全体は三章からなっている。第三章は自らの体験を記した特異な章だが,この章がこの本にただの教育批判本とは違った味をもたせており,この章だけでも十分一読に値するほどである。もちろんこの章を読むことで,本論の筆者の主張に対する納得がより深まることは間違いない。体育に苦しんでいる人,体育が好きな人,体育を教える立場の人,そして体育について考えたこともなかったような人,だれが読んでも学ぶところの多い一冊であろう。
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