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反アート入門
 
 

反アート入門 [単行本]

椹木 野衣
5つ星のうち 4.0  レビューをすべて見る (3件のカスタマーレビュー)
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商品の説明

内容(「BOOK」データベースより)

芸術には芸術の分際がある。アートの出生とその証明。ポップアートと死の平等。あまりに根源的な(反)入門書。

著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)

椹木 野衣
1962年秩父市生まれ。美術批評家。多摩美術大学美術学部教授。芸術人類学研究所所員。村上隆やヤノベケンジを美術界の新しい波として紹介した『アノーマリー』(1992年・レントゲン藝術研究所)や、日本の現代美術をリセットすると公言して賛否両論を起こした『日本ゼロ年』(2000年・水戸芸術館)など展覧会のキュレーションを行っている。07年から08年にロンドン芸術大学TrAIN客員研究員として英国に滞在(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

登録情報

  • 単行本: 326ページ
  • 出版社: 幻冬舎 (2010/6/10)
  • ISBN-10: 4344018095
  • ISBN-13: 978-4344018099
  • 発売日: 2010/6/10
  • 商品の寸法: 19 x 13.4 x 2.8 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 4.0  レビューをすべて見る (3件のカスタマーレビュー)
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20 人中、19人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
By 倒錯委員長 トップ500レビュアー
 昨今、アートという言葉が今までにないほど氾濫している。本書は、『シミュレーショニズム』などで知られる美術評論家の椹木野衣によるそんな“アート”の入門書的内容だ。

 アートの入門書なのになぜそれに「反」とつけられているのか。それは、これからのアートが必然、今までのアートの“ある部分”に対して反旗を翻さざる負えないという著者の強い主張が、本書に込められているからに他ならない。この点、20世紀に花開いた現代思想が、それまでの哲学へのカウンターとして生まれたという視点で解説する木田元『反哲学入門』と意図することは重なるかもしれない。

 入門書と銘打たれている多くの書物が失敗する躓きの石の一つに「そもそも入門書になっていない」というものがある。しかしその点本書は、芸術とその歴史的変遷を解く入門書的内容と、それを踏まえた上でのそこから先の著者自身のオピニオンが、バランスよく融合しているといえるだろう。すべてのアートシーンをフォローできているとまではいえないまでも、入門書としてはきわめて豊な内容であり、ちょっとかじってみたいくらいの気持ちで通ろうとしたなめた一見さんは寄せ付かないような、5つの敷居の高い「門」で構成されている。

 本書がアウトラインを描くのは、神から人間のものとなった近代以降のアートが、細分化と離散を繰り返していくダイナミズムだ。また開国とともに西欧的芸術観を「直輸入」してしまった日本の後にたどった悲喜劇や、冷戦構造崩壊後にあらゆる作家と作品が並列化されていくという(まさにスーパーフラットな)市場の現状にまで、話は及ぶ。そこでつまびらかにされる著者のとある見解(というか著者はもともと芸術はそういうものなのであるというのかもしれないが)は、市井の芸術を「教育」や「才能」と結びつけたがる人間からすれば、ショッキングなものとなるだろう。くわしくは本書を手に取ってみてほしい。
このレビューは参考になりましたか?
19 人中、16人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
読んで目から鱗が落ちるというレベルを超えている。私は、美術に関しては門外漢でせいぜい写真を趣味としている程度だが、この書は、経済学、哲学等あらゆる知識を基底に持ちながら美術論を展開している。美術もまた、その社会経済構成体の一員であるということを示している。
近代市民社会=自由という名の不安定な社会で美術は如何に変遷してきたか。しかも、グローバリゼーションやネオリベラリズムのなかで美術がどう変遷してきたかを示している。

ある意味、「我思う、我あり」ということ自体が、諸個人をそれまでの身分という鉄鎖から開放するのであれば、その後の社会の美術作品は、まさに「命がけの飛躍」なくして世に出ないことを示している。

この著書を読んで以来、たかだか趣味ではあるが、ファインダーを覗く時、様々な思いが頭をよぎるようになってしまった。「命がけの飛躍」はある有名な本の商品の説明の一文であるが、その本がファインダーを覗きながら脳裏をかすめてしまう。

最近になく楽しい本であった。2日で一気読みしてしまいました。
このレビューは参考になりましたか?
1 人中、0人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
By Yoshi
Amazonが確認した購入
現代アートなどなどの勉強の為に購入しました。
色々な事を知りたい今。
ただ、他の2冊は普通に読み進めて終わりましたが
コチラの本になってから停滞気味。
はじめ、内容に違和感を感じました。あまりに評論家寄りの文書に
腹立たしさも感じたぐらい。
しかし、「そういう考え方もあるのだ」と思い読み進めています。
その後の内容は悪くないのですが、まったく進まない。
他に2冊購入し待機しているので早く読み終えたい。
なのに、進まない。
読みにくいのでしょう。
読みやすさ=作者の文書に吸い込まれる
ものが無く、淡々と綴られている事に何かあるような。
作文の問題でしょうね。あとは、私の学歴の問題もある。
私の頭が悪いのも、問題でしょう。(汗
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