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双調平家物語〈5〉女帝の巻 院の巻 (中公文庫)
 
 

双調平家物語〈5〉女帝の巻 院の巻 (中公文庫) [文庫]

橋本 治
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商品の説明

内容(「BOOK」データベースより)

御世は下り居の女帝と藤原仲麻呂のものとなった。だが、依然威勢をもちつづける女帝との対立を深めた仲麻呂は、都を逐われ、近江の地でついに命を落とす。再び御世に即かれ、道鏡への御寵を恣にする女帝も、やがて病に倒れ、治世を混乱へと導いた女帝の時代は終わる。「道鏡に狂われた孝謙女帝、怨霊となった井上の廃后、御位への執念を捨てなかった不破内親王。そして、藤原吉子と藤原薬子。女達は繋がれねばならない」。「栄華」という幻想に憑かれた男達の物語。第62回毎日出版文化賞受賞。

著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)

橋本 治
1948年東京生まれ。東京大学文学部国文科卒。77年『桃尻娘』で講談社小説現代新人賞佳作。以後、小説・評論・古典の現代語訳・戯曲・エッセイ等、あらゆるジャンルに精力的な執筆活動を行う。96年『宗教なんかこわくない!』で新潮学芸賞、2002年『「三島由紀夫」とはなにものだったのか』で小林秀雄賞、05年『蝶のゆくえ』で柴田錬三郎賞、08年『双調平家物語』で毎日出版文化賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

登録情報

  • 文庫: 374ページ
  • 出版社: 中央公論新社 (2009/08)
  • ISBN-10: 4122051908
  • ISBN-13: 978-4122051904
  • 発売日: 2009/08
  • 商品の寸法: 15.2 x 10.6 x 2 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 3.0  レビューをすべて見る (1 カスタマーレビュー)
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By recluse VINE™ メンバー
形式:文庫|Amazonが確認した購入
女帝の巻では摂関政治の完成と頂点までが描かれます。ただ扱われる時間がこの巻に関しては相当長い。750年前後から後三条天皇の治世まで入れると約300年です。したがって登場人物は多岐に及びます。
前半は孝謙女帝が中心となります。中盤からは桓武天皇が中心となります。特に桓武天皇以降は、大幅なスピードアップであっという間に頂点ともいうべき道長の時代まで話は進んでしまいます。
詳細な系図がいくつもついていますが、この経緯をたどっていくのはなかなか大変な作業です。なんといっても道長の4人の娘は66代から69代までのすべての天皇の後宮に上がったのですから。
この巻の中心はなんと言っても「望月」でしょう。ここでは、摂関政治の下での逆説的な帝の役割がまとめられています。「皇統はただ絶え間なく続くばかりなのである。帝に求められるのは、御譲位を仰せ出だされるご分別ばかりなのである」「内親王は皇統を錯綜させる危険な種である」。どちらも深いインプリケーションを持つ命題です。
後三条天皇の持つ意義とその背景はいまひとつわからなかった。おそらくこれは、第6巻「院の巻」を読み進む中で明らかにされるのでしょうか?
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