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11 人中、11人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0
闖入者,
By カスタマー
レビュー対象商品: 友達・棒になった男 (新潮文庫) (文庫)
見知らぬ家族がひとりの男の家に闖入してくる「友達」は、集団と個の吸収過程を黒いユーモアを交えてえがく傑作。登場人物が個性的で愉快、彼ら一家と青年の会話も軽やかでおもしろい。しかし油断は禁物、実はこの一家はとてつもなく恐ろしい友達なのです。
12 人中、10人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0
男が望んだもの,
By ラプラス "ラプラス" (京都) - レビューをすべて見る
レビュー対象商品: 友達・棒になった男 (新潮文庫) (文庫)
いったい『男』はこの世の中で望んだのは孤独なのだろうか?それとも家族愛だろうか?人々がこの世の中で強く生きるには一人でも生きられるように孤独に対応しなくてはいけないのだろうか? この本の『友達』を読むと家族とは何か考えさせられる。できればこの本を中学生、高校生の人たちに読んで貰いたい。たいていの人はこの年代になると友達の繋がりが家族の繋がりより大切になり家族の存在がウザイと思うようになる。そんなときこの本を読めば『友達』と『家族』の正しいバランス。ともに必要で人はその二つを求める生き物であるという事に気づくのではないでしょうか。
4 人中、0人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0
他者とか社会とか体制とか,
By 魏 - レビューをすべて見る
レビュー対象商品: 友達・棒になった男 (新潮文庫) (文庫)
「友達」はある種の寓話だろう。
ある日、男のもとに転がり込んできた訳の分からない一家。彼らは隣人愛や共同性をもとにして、男がいかに迷惑しているかと述べてもまるで動じない。やがてその部屋の権力を奪い取る。挙げ句の果てに男を殺して旅立っていく。 家族とは、個人としばしばベクトルをたがえ、時には個人を圧殺する政府や体制のことと受け止める事が出来る。もっとも安部公房がそんな単純で古典的な命題に満足するとは思えず、とらえようによってはそうした体制を黙認する大衆を嗤うものかもしれない。 本書は他に「棒になった男」「榎本武揚」収録。 「棒になった男」は正直難しい。なぜ鞄が男でなければならないか、なぜボクサーがでてくるのか、それらが全体としてどういう意味を持つのか、なかなか仮説も立てられない。 「榎本武揚」では、安部公房らしからぬ、歴史的過去に舞台を設定。体制の変化についていけない悲しさや、体制というものを外部から見るニヒルなどが主題である。だがそういう抽象はともかくとしても、牢獄で行われる産業というのが面白い。
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