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友だちのうちはどこ? [DVD]
 
 

友だちのうちはどこ? [DVD]

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登録情報

  • 出演: ババク・アハマッドプール, アハマッド・アハマッドプール, イラン・オタリ, ホダバフシュ・デファイ
  • 監督: アッバス・キアロスタミ
  • 形式: Color, Dolby, Letterboxed
  • 言語 ペルシア語
  • 字幕: 日本語
  • リージョンコード: リージョン2 (このDVDは、他の国では再生できない可能性があります。詳細についてはこちらをご覧ください DVDの仕様。)
  • 画面サイズ: 1.78:1
  • ディスク枚数: 1
  • 販売元: パイオニアLDC
  • DVD発売日: 2001/09/21
  • 時間: 83 分
  • おすすめ度: 5つ星のうち 4.6  レビューをすべて見る (7件のカスタマーレビュー)
  • ASIN: B00005NS2S
  • Amazon ベストセラー商品ランキング: DVD - 111,230位 (DVDのベストセラーを見る)
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商品の説明

Amazon.co.jp

   イランの名匠アッバス・キアロスタミ監督が、世界にその名を知らしめた初期の傑作。主人公は、間違ってクラスメートの宿題用ノートを持ち帰ってしまった少年。「宿題を忘れた者は退学になる」と先生に聞かされていた彼は、ノートを返そうと、行ったことのない友だちの家を探す。
   タイトルがすべてを表しているように、ストーリーはいたってシンプルだが、イラン北部の小さな村の風景を見ているだけで飽きない。ジグザグな山道や、並んだ扉などをとらえた映像にはシュールさも漂う。主人公の少年の戸惑う様子をはじめ、子役のみずみずしい表情とともに、大人たちの無責任な言葉が苦笑を誘い、映画全体を覆うのはおだやかな空気感だ。シロウトの出演者を多用し、ドキュメンタリータッチでフィクションの物語を撮るというイラン映画の見本とも言える本作。この3年後、同監督が大地震後の同じ村を舞台に撮った『そして人生はつづく』とあわせて見れば、より感慨が深まるはず。(斉藤博昭)

内容(「キネマ旬報社」データベースより)

名匠アッバス・キアロスタミ監督によるジグザグ道三部作の第1作。アハマッド少年は隣の席に座る友達のノートを持ち帰ってしまった。ノートを返すためにジグザグ道を歩き隣村へと急ぐアハマッド少年だが、住所を知らないためになかなかたどり着けない。

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最も参考になったカスタマーレビュー
12 人中、11人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
映画の真髄 2006/10/24
By chance
初めて観たイラン映画。

いきなり、見たこともない生活空間が広がり

これこそ映画の醍醐味。

景色や、言葉や、風習を見ているだけでも

とても興味深い。

映画は、タイトルの通り、友だちのうちを探す物語。

そういえば、こないだまで、日本にも携帯はなかった。

その前は電話だってなかった。

もちろんインターネットだってない。

何かを知ろうとするときは、人に聞くしかなかった時代が

自分にもあった。そう、子供時代だ。

聞くことが不安な子供時代。

大人が別の人間に見えた子供時代。

その大人の理不尽さ。習慣という規則。

芥川龍之介「トロッコ」にも似たような不安な感情。

子供の表情があまりにも上手で、

「早く早く!」って思ってしまった。

映画とは、知らない世界を知ること、

知らない町を垣間見ること。

数時間だけでも、体験できることができる。

本当に素晴らしい。
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4 人中、4人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
一番印象に残っているのは、途中おじいさんに呼び止められるところ。主人公の男の子はそれどころじゃないんだけど、自分の事情を説明できない。子どもだから。それで仕方なくおじいさんの話を聞いているのがとてもいじらしく愛おしい。

結局話の途中で無言で立ち去る。おじいさんは「しつけがなっていない。」と不満げなんだが、「いや、おじいさん、違うんです。その子はですね…」と映画を観ながら説明したくなったのを覚えています。「すごくいい子なんですよ。」と。

実は、映画館で観て20年近く経っている。一度観た切りなので、記憶に不正確な部分もあると思う。ただ、結構細部まで覚えている。それほど印象に残った映画。

この映画を観るまでは「イラン」に対するイメージは「イラン革命」「ホメイニ氏」程度だった。この映画を観てからは「イラン」と聞いて真っ先に思い出すのは、主人公のあの男の子だったりする。「イランの核開発問題」のニュースを見ても、まずあの男の子のことを思い出す。

それが絶版というのはとても悲しい。かといって、さすがに中古で数万円出す気にはなれない。だとするとこのレビューの目的は何なのだと言う気もするが、とにかくいい映画です。願わくば、いつの日か(できれば廉価版で)再発されますように。
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2 人中、2人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
1993年日本公開の本作品を見逃していた私のような観客が多かったせいだろうか。「午前10時の映画館」はほぼ8割程度座席がうまっており、そんじょそこらの新作映画よりもよっぽど客の入りがよさそうな・・・・・・アッバス・キアロスタミいなイラン映画が世界的に注目されるきっかけとなった本作『友だちのうちはどこ?』は、虚構と現実の境界をはずした作品とも評される名作である。

『桜桃の味』では撮影終了後の風景を映し出すことによって、近作『トスカーナの贋作』ではあのジュリエット・ビノシュに偽妻を演じさせることによって、フィクションとノンフィクションの狭間に生じた迷路に観客をたくみに誘い込むキアロスタミ。本作では純粋無垢な子供の視点を使った抜群の演出によってその効果を高めている。間違えて持ち帰ってしまった友だちのノートを家に届けるために、コケールとポシェを結ぶジグザク道を少年が往復するだけのストーリーなのだが、なぜか見ているこちらはハラハラドキドキ。観客はポシェに住む友だちの家がなかなか見つからずこまりはてるアハマッド少年を見ているうちに、いつのまにか少年と同じ視点で映画を追いかけている自分に気づき驚かされるのだ。

本作の鑑賞中思わず「パクったな」と心の中でつぶやいてしまったほど、以前日テレ系で放送されていた『はじめてのおつかい』というTV番組と演出手法が酷似している。親におつかいをたのまれたお子様が、お菓子やペットの誘惑に打ち勝って無事目的の品を買って家に戻れるかどうかを隠しカメラで追いかけたセミ・ドキュメンタリー番組である。イランの田舎に子供の興味をそそるようなものがあるはずもないのだが、口やかましい先生や母さんをはじめ子供に無関心な大人たち、古い因習に縛られた封建的な爺さん・婆さん、不安を増長する動物の鳴き声や風の音に行く手をはばまれ、宿題をノートに書いてこないと退学させられるネマツァド宅捜索は遅々としてすすまない。そんなアハマッド少年の要領の悪さにイラッときた方は、キアロスタミの術中にまんまとはまってしまったことになる。

演技経験のないコケール村の住人をそのままキャスティングしたというキアロスタミは、俳優に極力演技させない演出をした小津安二郎をことさら信奉しているらしい。8年にも及ぶイラン・イラク戦争の最中に制作された本作からは、昔ながらのイランの生活感は伝わってくるものの、血なまぐさい戦争の傷跡はどこにも見あたらない。それは、戦後すぐに小津が制作した『晩春』に焼き付けた日本の原風景と同じような意図があったのではないだろうか。キアロスタミや小津にとって、戦争で破壊しつくされたイランの首都テヘランや東京の荒廃した風景こそが“虚構”にしか思えなかったはずなのだ。

ウソのような本当の世界(戦争)と本当のようなウソの世界(コケールとポシェ)。映画冒頭に登場にするしまりの悪い学校の扉や、嵐のような風でバタンと開いてしまうアハマッド少年宅の扉は、そんな2つの世界を隔てる境界のメタファーだったのではないだろうか。本当のような虚構の世界で奇跡のようなファンタジーを見せられた観客は、扉の向こうに延々と続く暗闇に包まれたリアル・ワールドを否応なしに意識させられるのである。
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