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厭世フレーバー (文春文庫)
 
 

厭世フレーバー (文春文庫) [文庫]

三羽 省吾
5つ星のうち 4.1  レビューをすべて見る (16件のカスタマーレビュー)
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商品の説明

出版社 / 著者からの内容紹介

新しい時代の家族を描く新鋭登場
突然、父親が失踪。没頭していた陸上をやめ、14歳のケイは新聞を配り始めるが──。家族という不可思議な関係を描くポップな一冊 --このテキストは、絶版本またはこのタイトルには設定されていない版型に関連付けられています。

内容(「BOOK」データベースより)

リストラされた父親が失踪。14歳の次男は陸上部をやめ、17歳の長女は優等生をやめ、27歳の長男は家計のために肉体労働。42歳の母は昼から酒浸り。73歳の祖父はボケが進行…。残された5人、それぞれの思いと、次第に浮かび上がる須藤家の秘密。家族の崩壊と再生を明るく熱くポップに描いた最高傑作。

登録情報

  • 文庫: 279ページ
  • 出版社: 文藝春秋 (2008/8/5)
  • ISBN-10: 4167719029
  • ISBN-13: 978-4167719029
  • 発売日: 2008/8/5
  • 商品の寸法: 15.2 x 10.8 x 1.2 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 4.1  レビューをすべて見る (16件のカスタマーレビュー)
  • Amazon ベストセラー商品ランキング: 本 - 179,599位 (本のベストセラーを見る)
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14 人中、12人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
By boo-gon
形式:単行本(ソフトカバー)
あー面白かった!!
聞いたことない作者だったけれども、人間、名前じゃないね。中身でナンボです。

 突然、失踪した父親。残された家族4人。
14歳の次男、17歳の長女、27歳の長男、42歳の妻、73歳の祖父、それぞれが語るという構成。だんだん家族の歴史が明らかになる――。

 重くなりそうなテーマだけど「フレーバー」というタイトルから、うかがえるようにとってもポップ。明るい。「蛇にピアス」ばりの現代口語文体なんだけど、中身が違う。「厭世(えんせい)」というタイトルどおりに、古さが漂う。「家族とは?」という古典的なテーマを扱っている。

 毎日生きてると、あっそうだったのかって思うことあるじゃないですか。他の家族から見たらガキでしかない14歳。生意気盛りの17歳。年相応に悩みは、悟りはある訳で。その悟りがとーっても素晴らしい。面白い。途中、何度も笑い声をあげてしまった。電車の中で読まなくってよかった。

 年齢が近い27歳の長男の語りで親近感が湧き、酒びたりの42歳の母親あたりで加速。最後、家族の中でボケた爺という扱いでしかなかった73歳が語る過去。ええー!!みたいな展開。ポロリ。

 作者の伝えたいこと、テーマがしっかりあって、現代的でありながらも、実はとっても古風な小説。個人としては孤独。一歩近づくと親密。家族という集合体の中では、その一歩の差がベルリンの壁なわけで。
うーん。すごい!!
さてと、もう一回読んでみよ。

このレビューは参考になりましたか?
4 人中、4人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
形式:単行本(ソフトカバー)
とても力のある文章だった。特に第一章。うざくて、めんどくて、何もしたくない、という投げやりでネガティヴな勢いが、どこかでポジティヴなものに変わる。しかもそれを単純に明るいストーリーに持っていかない粘り強さがいい。そうしたエネルギーをつつむ家族全体の構図、歴史が章を追うごとにだんだん明らかにされていくのだが、ちょっと小さくわかりやすくまとめすぎた感があったのが残念と言えば残念だけど、放り出していないだけ、これからの可能性を感じさせる作家だった。
このレビューは参考になりましたか?
6 人中、5人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
形式:単行本(ソフトカバー)
一家の主である父親がリストラされ、退職金の一部を持って失踪。
残された家族は73歳年金の祖父、専業主婦の母親42歳、独り暮し中の長男27才、高校生の長女17歳、次男中学生14歳。
生活費が入って来なくなった家族に、長男が戻り家族が動き出す。
この本が面白いのは、家族の年齢順にバトンリレーされて進む所。
14歳が感じる家族の現状から始まり、ラスト73歳までの全5章で、年齢を重ねるほど秘密が大きく、隠し方も巧妙だ。
14歳が背負える問題はやはり14歳レベルで、73歳が背負ってきたものは、今ボケが進行してきても、かなり深刻な秘密を背負ってる。
一緒に暮らしてるのに、バラバラでケンカもしてる家族が、少しづつ父親無しの生活に折り合いをつけてゆく。
過剰に悩むときも10代ならあるかもしれないけど、ちっとは適当でも、家族って旨くいく。
他所の家もこんな感じかも・・・と思わせる普通っぽい家族話。
表紙のキリ絵が恐すぎて、そのギャップはあるかも。
このレビューは参考になりましたか?
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投稿日: 2008/11/10 投稿者: たつパパ
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リストラされた父が失踪 14歳の次男は陸上部を辞め、新聞配達を始める 17歳の長女は優等生を辞め、深夜までバイト 27歳の長男は実家に戻り、家族に内緒で肉体労働... 続きを読む
投稿日: 2008/9/13 投稿者: 好笑的人
家族一人一人しっかり考えて生きてるんだ
人の褌でレビューですが、以下のPod Catsingで聞けます。... 続きを読む
投稿日: 2007/9/1 投稿者: ΗΛL
新作を激しく希望
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投稿日: 2007/1/12 投稿者: ベック
この感じ分かる
正直第一章は読みにくく感じた。

しかし、ユーモアのセンスが抜群。... 続きを読む
投稿日: 2006/3/14 投稿者: 初心忘れるな
厭世フレーバー
ラジオで紹介されてたので早速購入しました。... 続きを読む
投稿日: 2005/11/25 投稿者: まさみ
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