全99話です。このシリーズは毎年12月に発売されていたのですが、今年は半年ほど早く発売されました。
今まで通り短い話が中心ですのでさらっと読めます。僕は2日で全部読みました。
表紙にも毎回猫が出てきているし、この本の最初の話も猫の話で、著者の西浦さんは猫に何かこだわりがあるようですね。
今回は今までは作者が禁忌として書いてこなかった“呪い”“祟り”“障り”にまつわる話があるとまえがきに書いてあったので、凄く期待して読んでいたのですが、全体的に不思議だったりユーモアのある話が中心で、肩透かしを食らったなぁ・・・と思ってました。
最後の章を読むまでは・・・。
個人的にオススメは
見なくていいから
畳
冷蔵庫
静かにしてますから
迷子
外出禁止
超合金おじさん
コウジのお守り
島の祠
黄色いゴムボール
です。
〈外出禁止〉はユーモアの中に謎やちょっとした怖さ、不気味さが漂う西浦さんらしさ溢れる傑作だと僕は思ってます。
逆に〈黄色いゴムボール〉は西浦さんらしくない作品です。良い意味で、です。この話がラストの章を飾る話ですが、なんと20年以上封印されていた話のようです。作者も実害を被ったようで、この話のためにこの本のタイトルが決まったのでは? と思えるほどの作品だと思います。
後半に収録されているある話に、何の脈絡もなく「すいません」という文章が挿入されていましたが、ミスですよね? 夜中に読んでいてちょっとゾッとしたんですが・・・ミスですよね? ミスじゃなかったら怖いんですが。
このレビューを公開しようとしたら家が停電になって一回失敗しました。
雨の降る中、外に佇む黄色いレインコートを想像してしまいました。
すみません。基本的にビビリなんです(笑)