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原発報道とメディア (講談社現代新書)
 
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原発報道とメディア (講談社現代新書) [新書]

武田 徹
5つ星のうち 3.3  レビューをすべて見る (9件のカスタマーレビュー)
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原発報道とメディア (講談社現代新書) + 私たちはこうして「原発大国」を選んだ - 増補版「核」論 (中公新書ラクレ)
合計価格: ¥ 1,680

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商品の説明

内容説明

2011年3月11日、東京電力福島第一原子力発電所の事故発生後、「安全・安心」の問題をジャーナリズムはどう語っていくのか?
マスメディアとネットメディアの関係はどう変わりつつあるのか?
話題の書『私たちはこうして「原発大国」を選んだ―増補版「核」論』著者による、渾身のジャーナリズム論。

〈目次〉
第1章 守るべきは「基本財としての安全と安心」
第2章 ジャーナリズムの公共性を巡って
第3章 「知らせること」は正義なのか
第4章 「警鐘を鳴らすジャーナリズム」の神話
第5章 グレーゾーンの報道
第6章 原発事故とツイッター
第7章 新しいメディア地図を描く
第8章 「情報操作」の現在景
第9章 マスメディアと反検索型ジャーナリズム
第10章 それでもジャーナリストになりたいあなたへ

内容(「BOOK」データベースより)

3.11の後どう語るか?『私たちはこうして「原発大国」を選んだ』著者渾身のジャーナリズム論。

登録情報

  • 新書: 264ページ
  • 出版社: 講談社 (2011/6/17)
  • 言語 日本語
  • ISBN-10: 4062881101
  • ISBN-13: 978-4062881104
  • 発売日: 2011/6/17
  • 商品の寸法: 17.2 x 10.8 x 1.8 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 3.3  レビューをすべて見る (9件のカスタマーレビュー)
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By UI
来たるべきジャーナリズム論としては筆者らしい重層的な視点が示されていて、なるほどと感じる部分も多い。しかし、反原発ないし脱原発の言説についてのレビューには大きな違和感を抱いてしまう。
もっとも不可解なのは、「原発労働者のリアリティ」の項で、原発労働者を「反原発運動をものともしない強い自覚の持ち主」と「反原発運動の詳細について与り知らない人」に二分しているところ。なぜ「反原発運動」との関連において類別しなければならないのか、なぜ「原発労働に就かざるを得ない」という立場を捨象しているのか。
浅薄な「反対」「推進」を市民の立場、ジャーナリズムの立場それぞれにおいて超克することは確かに緊急の課題である。それを感じたゆえに筆者が新書という形態を選び、その諸々の制約があってなお、それを論じ、ありうべき立場を提示するのであれば、これはあまりにも粗雑ではないか。
このレビューは参考になりましたか?
23 人中、14人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
By 革命人士 トップ500レビュアー
「安全・安心」というスローガンの不気味さを批判的に見る著者。本書では、ネット系を含むメディアの原発事故報道について、「また『安全・安心』でないものを排除する社会が形成されているのではないか」と危惧する。実は著者について、今まで「ジャーナリズムを高みから見下ろして、ご意見して飯を食ってるだけの人」だと、イメージしていたが、本書を読んで、そうでもないと思った。かなり面白いし、3.11以降量産される浅はかなメディア批判の中にあって、群を抜いて質が高い。やたら外国の思想家の名前が出てきて、衒学的な香りはするものの、現場を知ってる人なんだな、と思った。

ニュースは現時点で確実に「事実」と推認できることしか報道できない。後日「やっぱり危険ではない」となる可能性が高い物を「危険」と断定できない。今日出てきた規制値超問題について、安全か危険か、マスメディアだって独自で今日中、あるいは数時間以内に判断することは難しい。誰かにオーソライズされた結論を取るしかない訳だが、「誰か」が問題だ。広瀬隆に聞けばたぶん何だって「食べたら、近寄ったら癌発症」になってしまう。結局「政府はこう言っています」と報道するしかない。著者が言うように独自の視点で再検証する必要はあるかと思うが。

ネットメディアや反原発運動も批判的だ。記者会見開放で、フリージャーナリストの会見参加、開催、中継がかなりされているが、「あれは規制値超、これも…」「何ベクレル検出」が延々と続くそれらの報道を見る人に「危険」がすり込まれていく。その結果が「少しでも安全・安心でないもの」の排除だ。ネットで活動する著名なフリージャーナリストは都内の記者会見で、政府・東電のセッティングした会見に乗っかって報じるだけでは、彼らが批判してきた「記者クラブ的マスコミ」と同じではないか。会見で「危険だ危険だ」と連呼するだけで、営農放棄、圏外避難などの放射能被害に直面する、まさに「排除される側」に立つ真の弱者に、彼らフリー・週刊誌が長く寄り添って独自に取材することはない。危険が拡散しなければ、センセーショナルでも新奇でもなく注目されない。被災者に取材しても、危険が広がる構図にはならないからだ。反対派にも、大事故が起き、大勢の被災者が出れば「原発が止まる」という残酷な期待感があったのではないか、とも問う。

上の要約は乱暴かも知れないが、原発への賛否は別として、原発問題は忘れてはいけない。事故被災者のことも。私も取材したことがあるので、著者が取材したハンセン病との比較が興味深かった。「危険性はよく分からないけど、とりあえず隔離すれば安全」という昔の発想。病に冒された上、一生排除される人の涙より、多数の非感染者の「安心したい」気分が勝る。罪なき被災者に二重の被害を与えていることを、危険を煽る反対派やジャーナリストは今、どれだけ認識しているのだろう。
このレビューは参考になりましたか?
46 人中、28人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
帯は「私たちはこうして「原発大国」を選んだ」著者渾身のジャーナリズム論。内容を要約し憎かったのだろう。

充実して非常に魅力的な本なのだが自分が内容を紹介しようとして見ると要約の難しさがよくわかる。著者の表現は原理主義的切れ味のよさはない。複眼的に1つのことをいろいろな見方をする。一見矛盾しているようにも見える。知的に誠実であろうとする者の宿命かもしれない。

例えば安全や安心がよそ者を排除しようという要素があり、忌むべきものであるとする。それでも政治哲学者ジョン・ロールズのいう基本材としての「安全・安心」はどうしても確保すべきものであるという。

「特定化された非知」という言葉をあげ現時点では知ることができない領域としてこれを大切にしようとする。そしてそれこそがジャーナリズムにとっても大切であり、可謬主義の立場に立たなければならないとする。

その他、不確実性が社会システムを作るとし、これを認識しない事実主義に基づく報道は機能不全に陥るともいう。

これらのことを原発報道に例をとりながら説明していく。最近のマスメディアの報道やネットメディアの短絡的記述に違和感を感じている人向けに最適の本。
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フクシマの何を知らせればよいのか。。。
3.11の大地震と原発事故から1年が経ち、これまでのやり方が本当に良かったのか?を問い直していると思います。... 続きを読む
投稿日: 2か月前 投稿者: tamadam
これはおすすめです
これは、すごくお勧めの本です。... 続きを読む
投稿日: 5か月前 投稿者: ばるとにあ
語る資格などない。
BPO委員である著者が「原発報道とメディア」を語る資格などない!
BPO自体、機能していないではないか。
投稿日: 6か月前 投稿者: kiyo
知らせない権力、知らせる権力 その判断を考える
武田さん(1958-)の専門はジャーナリズム論なのだろう。大学等でも講義をされていると書かれている。... 続きを読む
投稿日: 7か月前 投稿者: dream4ever
筆者の長所が、読む人によって正反対に評価されるという好例
 彼の丁寧な思考を読むのは熟達の料理人の料理を食べるような醍醐味。著者のそういうところが好きな私は、そういうものだと思って買い、読み、満足しました。... 続きを読む
投稿日: 10か月前 投稿者: 筆者
著者のこと(癖)を知っている人以外は手を出さない方が良い
私はこの著者のことを知らずにこの本を購入したのだが、はっきり言って後悔している。途中で破り捨てようと思ったが、取り敢えず最後まで読んで、それからびりびりに破ってゴ... 続きを読む
投稿日: 11か月前 投稿者: JAZZファン
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