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24 人中、24人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0
いまだから読むべき本,
By プランクトン (埼玉県) - レビューをすべて見る
レビュー対象商品: 原発・正力・CIA―機密文書で読む昭和裏面史 (新潮新書) (新書)
原発事故後のいまだからこそ読むべき本だと思います。メディアというのは報道であっても必ず何らかの意図をもっているのだということがよくわかる本です。それにしてもアメリカ恐るべしです。できれば、讀賣新聞社の人、日本テレビの人に読んでもらいたいです。
66 人中、62人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 4.0
化け物と謀略機関の騙し合い,
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レビュー対象商品: 原発・正力・CIA―機密文書で読む昭和裏面史 (新潮新書) (新書)
以前、佐野真一の正力伝「巨怪伝」を読み、正力という人物の権力欲、妄執ぶりに唖然としたが、CIA機密解除文書から構成された本書を読み、世界一の謀略機関と恐れられるCIAすら己の権力のために利用しようという常人離れした思考に、改めて化け物ぶりを感じた。日本国内の反米世論が強く、共産化の可能性すら現実味を持って語られていた1950年代、正力はアメリカの危機感を見透かしたかのようにCIAに近づく。一方、反共主義者正力は戦後、日本テレビを全国で放送するため、「原発の父・正力」を旗印に総理を目指す。両者は、読売新聞5000人記者の集めた情報をCIAに横流しし、同紙を反共宣伝機関にすることを認める代わりに、正力に原子力技術を提供するという悪魔のような契約だ。「ポダム」なるコードネームを付けられ「CIAの資産として育てる」とノートされた正力だが、「原子炉をくれ」「テレビをくれ」とねだりまくって言いなりにならず、CIAをあきれさせる。とにかく総理になりたい正力の尽力で原発の法整備、基礎技術導入はなされた。皮肉なことに正力の夢・総理就任はかなわず、正力の夢の道具でしかなかった原発はいまや国内発電量40%と、国の根幹をなす。 同月発売された野田敬生「心理諜報戦」では、ソ連KGBが読売を含む国内すべての全国紙に協力者を抱えていたことを明らかにしているので、同社は冷戦時、米ソ両方から便宜を受けていたことになる。著者は外国の情報機関がメディアを利用した心理工作をすることに驚くなど、平和ボケだ、と語る。公平中立をことあるごとにいう日本の新聞、今でも工作されてるんじゃないか、と疑いたくなった。
79 人中、73人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 3.0
あきれた売国奴,
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レビュー対象商品: 原発・正力・CIA―機密文書で読む昭和裏面史 (新潮新書) (新書)
本書の内容が事実ならば、正力は、権力獲得のために自己の所有するメディアを、アメリカへ宣伝や情報収集の手段として提供した売国奴であり、彼は日本や日本国民への貢献という政治家が本来有すべき使命感を、持たなかった人物であったようです。著者は、この正力と、CIAと原発を並べ、好ましくはないが必要なものだとの意見を述べているが、果たしてそうだろうかと思ってしまいます。 原発が、本書の言うように彼の権力獲得の為に推進されたのであれば、地震国の日本に林立された原発を思うたび、メディアを使って平和利用と安全性を謳い、国民を洗脳した罪は極めて重いと思いますし、日本人にとって大きな不幸だったと思います。 CIAについても、自国の意に沿わない国々の政情を混乱させるべく画策し、テロや暗殺の支援をするような組織であり、必要悪との認識は正しいのか疑問に思ってしまいます。 個人的には、正力を昭和の傑物と評する著者の見解にどうしても賛同できませんでした。
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