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原発・正力・CIA―機密文書で読む昭和裏面史 (新潮新書) 新書 – 2008/2


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商品の説明

内容(「BOOK」データベースより)

一九五四年の第五福竜丸事件以降、日本では「反米」「反原子力」気運が高まっていく。そんな中、衆院議員に当選した正力松太郎・讀賣新聞社主とCIAは、原子力に好意的な親米世論を形成するための「工作」を開始する。原潜、讀賣新聞、日本テレビ、保守大合同、そしてディズニー。正力とCIAの協力関係から始まった、巨大メディア、政界、産業界を巡る連鎖とは―。機密文書が明らかにした衝撃の事実。

抜粋

プロローグ 連鎖反応

 一九五四年一月二一日のことだ。アメリカ東部コネチカット州のグロートンで一隻の船の進水式が行われていた。船の名前はノーチラス号。海軍関係者の間ではSSN571と呼ばれた。完成の後、アメリカが誇る世界初の原子力潜水艦になった。
 その建造にあたったのは、ジェネラル・ダイナミックス社。以前はエレクトリック・ボートという社名で、潜水艦を主に作っていたが、この頃にはジェット戦闘機や大陸間弾道ミサイルや原子炉まで製造・開発する軍事産業に成長しつつあった。
 政府や軍の要人を含む二万もの人々が見守るなか、ジェネラル・ダイナミックス社のジョン・ジェイ・ホプキンス社長は誇らしげにこのような式辞を述べた。
「このノーチラス号はジェネラル・ダイナミックス社のものでも、原子力委員会のものでも、合衆国海軍のものでもありません。合衆国市民であるノーチラス号はあなたたちのものです。この船はあなたたちの船なのです」
 引き続き関係者がそれぞれ挨拶し、ドワイト・アイゼンハワー大統領夫人メイミーがシャンペンのビンを割ると、船は勢いよくテムズ川(イギリスのものとは別の、地元グロートンにある川)へと滑り出ていった。この模様はアメリカの三大放送網(NBC、CBS、ABC)に加え、ラジオ自由ヨーロッパ、ヴォイス・オヴ・アメリカ(VOA)などのプロパガンダ放送、『タイム』、『ライフ』、『ニューズウィーク』を始めとするニュース雑誌、三五紙を超える新聞や業界紙によって伝えられた。
今日の目から見ると、これが連鎖の始まりだった。日本への原子力導入はこの連鎖のなかで芽生え、方向づけられていったのだ。
このニュースの一ヶ月ほど後、原子力の負の面を示す決定的な事件が起こった。三月一日、アメリカが南太平洋のビキニ環礁で水爆実験を行なったところ、近くでマグロ漁をしていた第五福竜丸の乗組員がこの実験の死の灰を被ってしまった。第五福竜丸事件である。これによって広島・長崎への原爆投下で世界最初の被爆国になった日本は、水爆でも最初の被曝国になってしまった。
 やがて日本全国に原水爆反対平和運動が巻き起こり、原水爆禁止の署名をした人々の数は三〇〇〇万人を超えた。これは日本の戦後で最大の反米運動に発展し、駐日アメリカ大使館、極東軍司令部(CINCFE)、合衆国情報局(USIA)、CIAを震撼させた。
これら四者は、なんとかこの反米運動を沈静化させようと必死になった。彼らは終戦後、日本のマスコミをコントロールし対日外交に有利な状況を作り出すための「心理戦」を担当していた当事者だったからだ。
 反米世論の高まりも深刻な問題だが、実はそれだけではなかった。この頃国防総省は日本への核配備を急いでいた。ソ連と中国を核で威嚇し、これ以上共産主義勢力が東アジアで拡大するのを阻止するためだ。
 そのために彼らが熱い視線を向けたのが読売新聞と日本テレビ放送網という巨大複合メディアのトップである正力松太郎だった。
 ノーチラス号の進水から始まった連鎖は、第五福竜丸事件を経て、日本への原子力導入、ディズニーの科学映画『わが友原子力(原題Our Friend the Atom)』の放映、そして東京ディズニーランド建設へと続いていく。その連鎖の一方の主役が正力であり、もう一方の主役がCIAを代表とするアメリカの情報機関、そしてアメリカ政府であった。
筆者はこの数年、アメリカ国立第二公文書館などでCIA文書を中心とする多くの公文書を読み解いてきた。なかでも「正力松太郎ファイル」と題されたCIA文書には従来の説を覆す多くの衝撃的事実が記されていた。
 本書では、このような機密文書を含む公文書で知りえた事実を中心に据えつつ、日本の原子力発電導入にまつわる連鎖をできる限り詳細にたどってみたい。それによって、戦後史の知られざる一面を新たに照らし出したい。


登録情報

  • 新書: 255ページ
  • 出版社: 新潮社 (2008/02)
  • ISBN-10: 4106102498
  • ISBN-13: 978-4106102493
  • 発売日: 2008/02
  • 商品パッケージの寸法: 17.4 x 11 x 2 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 4.1  レビューをすべて見る (37件のカスタマーレビュー)
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最も参考になったカスタマーレビュー

54 人中、53人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。 投稿者 プランクトン 投稿日 2011/6/3
形式: 新書 Amazonで購入
原発事故後のいまだからこそ読むべき本だと思います。メディアというのは報道であっても必ず何らかの意図をもっているのだということがよくわかる本です。それにしてもアメリカ恐るべしです。できれば、讀賣新聞社の人、日本テレビの人に読んでもらいたいです。
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88 人中、83人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。 投稿者 革命人士 トップ500レビュアー 投稿日 2008/2/22
形式: 新書
以前、佐野真一の正力伝「巨怪伝」を読み、正力という人物の権力欲、妄執ぶりに唖然としたが、CIA機密解除文書から構成された本書を読み、世界一の謀略機関と恐れられるCIAすら己の権力のために利用しようという常人離れした思考に、改めて化け物ぶりを感じた。

日本国内の反米世論が強く、共産化の可能性すら現実味を持って語られていた1950年代、正力はアメリカの危機感を見透かしたかのようにCIAに近づく。一方、反共主義者正力は戦後、日本テレビを全国で放送するため、「原発の父・正力」を旗印に総理を目指す。両者は、読売新聞5000人記者の集めた情報をCIAに横流しし、同紙を反共宣伝機関にすることを認める代わりに、正力に原子力技術を提供するという悪魔のような契約だ。「ポダム」なるコードネームを付けられ「CIAの資産として育てる」とノートされた正力だが、「原子炉をくれ」「テレビをくれ」とねだりまくって言いなりにならず、CIAをあきれさせる。とにかく総理になりたい正力の尽力で原発の法整備、基礎技術導入はなされた。皮肉なことに正力の夢・総理就任はかなわず、正力の夢の道具でしかなかった原発はいまや国内発電量40%と、国の根幹をなす。

同月発売された野田敬生「心理諜報戦」では、ソ連KGBが読売を含む国内すべての全国紙に協力者を抱えていたことを明らかにしているので、同社
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14 人中、14人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。 投稿者 sirou55 トップ500レビュアー 投稿日 2011/6/23
形式: 新書
福島原発事故から原発全面廃止論まで出てきているのに、なぜか原発が日本に導入された最初の経緯について詳しく説明するマスコミ、特にテレビがない。広島、長崎に原爆が投下され、第五福竜丸事件までありながら、なぜ日本は原発を受け入れたのか。

結局初代原子力委員長であり、科学技術庁初代長官でもあった正力松太郎という人物に触れたくないからだろう。長年テレビは正力松太郎には触れなかったし、今もそうである。「プロ野球生みの親」ということで「大正力は偉かった」と日本テレビで持ち上げられたことはあっても、それ以上踏み込んで紹介されたことはなかった。要するに「叩けばほこりの出る男」だということだろう。あの有名な天覧試合も「昭和天皇を利用した」と非難され、その後現在に至るまで天皇のプロ野球観戦はない。

原発は正力にとって自らの総理大臣就任のための道具にすぎなかったが、原子力委員会関係者は慎重で、専門的立場から彼に早まったことをしないよう諫言している。正力の蒔いた種としては、原発の導入を民間主体で押し通してしまったために、事業者の賠償責任は限定的とされ、それ以上は実質国が補償するという、管理責任の二重構造を生んでしまったことだろう。よって福島原発の補償問題は複雑化してしまった。
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115 人中、105人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。 投稿者 閃閃 トップ1000レビュアー 投稿日 2010/10/30
形式: 新書
本書の内容が事実ならば、正力は、権力獲得のために自己の所有するメディアを、アメリカへ宣伝や情報収集の手段として提供した売国奴であり、彼は日本や日本国民への貢献という政治家が本来有すべき使命感を、持たなかった人物であったようです。
著者は、この正力と、CIAと原発を並べ、好ましくはないが必要なものだとの意見を述べているが、果たしてそうだろうかと思ってしまいます。
原発が、本書の言うように彼の権力獲得の為に推進されたのであれば、地震国の日本に林立された原発を思うたび、メディアを使って平和利用と安全性を謳い、国民を洗脳した罪は極めて重いと思いますし、日本人にとって大きな不幸だったと思います。
CIAについても、自国の意に沿わない国々の政情を混乱させるべく画策し、テロや暗殺の支援をするような組織であり、必要悪との認識は正しいのか疑問に思ってしまいます。
個人的には、正力を昭和の傑物と評する著者の見解にどうしても賛同できませんでした。
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27 人中、25人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。 投稿者 男爵 投稿日 2012/1/16
形式: 新書
2011年3月11日の東日本大震災において起きた福島原発事故が、チェルノブイリ原発事故と同じ「レベル7」だとされた現在、戦争に負けた国:日本に、戦争に勝った国:アメリカからどのような経緯で、原発が提供されたかを改めて確認するには、大変勉強になる本である。

 しかし、私には、そういった面より、日本のような戦争に負けた国で、政治的野心・経済的野心を持った人間が、その実現に向けて邁進するためには、戦争に勝った国:米国の後ろ盾を得ることが極めて有効だという多くの事例の一つだと思われた。

ご存知のように読売新聞の正力松太郎氏は、戦前は警察官僚で、A級戦犯にもなった男だが、大変嗅覚の鋭い男だった。日本の戦後復興は、正力のような目先のきく人間たちの米国との表も裏もある取引で成り立っていたのである。
 戦争に負けた国が、戦争に勝った国を利用しながら、彼らの意図を尊重しつつ、取引をしていくことは、現実世界では当り前のことだろう。しかし、この本を読んでも、戦後史を書いた類似書を読んでもそうなのだが、戦後の混乱期に敵国であった米国を利用して、のし上がっていこうとする逞しさ、情熱は、どの本からもひしひしと伝わってくるのだが、もう一つ大きな日本という国のこと、国際社会を考えた大きな戦略というものを考えていた形跡をほとんど見ることができないのもまた、一つの
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