単純にドキドキしました。
東日本大震災で衝撃を受けて、TSUNAMI,M8を読んでから、この本を読みました。
実際にあの津波と、原発事故を目の当たりにしてから読んだので、この二冊には
いずれも驚きが隠せませんでした。
天空の蜂で、東野圭吾が描いたのとダブりますが、私としては、この作品の方が、
スケール、現実感、ともに上回るものでした。
確かに、アルファと実相寺、ロシア、チェチェン解放軍。すべてが符合する方向性
というのは、現実感が無いのですが。
原子物理学者が、最後に戦うというのもちょっと、って感じですが、許してしまい
ます。よくぞここまで、と言う位臨場感に溢れています。
不気味なのが、高島さんの作品って、シミュレーションなんですよね。
M8が現実になるのはいつなのか。ひょっとしてこの作品の方が現実になるのが、
先なのか。
この現代の日本において、原発ジャックが起こる可能性は否定できない。想定外と
いう言葉は、もはや許されない。すべての可能性を考えうる人だけがこの世界に立ち
入るべきでしょう。
実際、ガンダーセンさんの著書では、アメリカでは、テロに対する対策も原発の
設計、維持に考慮されていると言う話です。
次の原発事故は、絶対に許されません。人類の存続にかかわる問題です。
この作品が笑い話に終わることを願っています。
お読みください。個人的には95点。