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原発のウソ (扶桑社新書) [新書]

小出 裕章
5つ星のうち 4.7  レビューをすべて見る (185件のカスタマーレビュー)
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商品の説明

内容紹介

危険性を訴え続けて40年
“不屈の研究者”が警告する原発の恐怖

“安全な被曝量”は存在しない! 原発を止めても電力は足りる!
いま最も信頼されている原子力研究者の、3.11事故後初の著書

著者の小出裕章氏は、かつて原子力に夢を持って研究者となることを志した。
しかし、原子力を学ぶうちにその危険性を知り、考え方を180度変えることになる。
それ以降40年間、原子力礼賛の世の中で“異端”の扱いを受けながらもその危険性を訴え続けてきた。
そんな小出氏が恐れていたことが現実となったのが、2011年3月11日に起きた福島第一原発事故だった。
原発は今後どうなる?
放射能から身を守るにはどうすればいい?
どのくらいの「被曝」ならば安全?
原発を止めて電力は足りるの?
など、原子力に関するさまざまな疑問に“いま最も信頼されている研究者”がわかりやすく答える。

内容(「BOOK」データベースより)

“安全な被曝量”は存在しない!原発を全部止めても電力は足りる、福島第一は今後どうなるのか?危険性を訴えて続けて40年“不屈の研究者”が警告する原発の恐怖。

登録情報

  • 新書: 182ページ
  • 出版社: 扶桑社 (2011/6/1)
  • ISBN-10: 4594064205
  • ISBN-13: 978-4594064204
  • 発売日: 2011/6/1
  • 商品パッケージの寸法: 17.3 x 10.9 x 1.3 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 4.7  レビューをすべて見る (185件のカスタマーレビュー)
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702 人中、643人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0 なぜこうまで違うのだろう? 2011/6/11
By やす
形式:新書
なぜこうまで違うのだろうか?今、地震・原発関連と「はやぶさ」関連の本を集中して読んでいる。原子力技術者と宇宙開発技術者とでは危機管理の考え方がまったく違うレベルにある。私も会社で品質管理、工程管理に関わっているので東電の対応のまずさ(酷さ)は不思議でならなかった。普通の民間企業ではありえないことだ。

東電は、3月12日にメルトダウンしていたのはわかっていたはずである。なぜなら格納容器の温度が400℃の状態で長時間海水を注水すれば、金属が急速に腐食し、溶接部分に割れが発生することぐらいわかりきったことだからだ。だから平然と3月28日まで注水し続けていたのだろう。

自前で放水車を持っていないことも考えられない。ロボットもしかり。「はやぶさ」では、予備エンジンまで故障して推力が得られなくなったが、4基あるイオンエンジンの使える装置を組合せて動かし、地球に戻ってきた。そういう組合せができる電気回路を組込んでいたからだ。「発電所の全所停電は絶対に起こらない」ということにして、起こらないことは想定外で済ませてきた電力会社とは大違いである。

小出氏の「核のゴミは誰にも管理できない」という指摘は、真摯に受け止めなければならない。原発を造れば電力会社が儲かり、事故を起こせば国民が負担するカラクリに愕然とする。菅首相が浜岡原発を停止し、原子力政策見直しに動いた途端、政財界・マスコミ挙げて菅首相降ろしに動いた。無知・無関心がこうした事態を招いたと考えるなら、私たちにも大きな責任がある。100万年後の子孫にまで負の遺産を残してはならない。そのためにも一人でも多くの方に読んでほしい。

8月12日追記
8月3日、とうとう原子力賠償支援機構法が可決された。これで誰も原発災害の責任を負わず、東電も生き残る。被災者が賠償請求すればするほど加害者ではなく被災者自身(全国民)が負担することになるのだ。かつて雪印乳業が偽装事件を起こし、社会的制裁を受けて解体した。それと比較にならないくらい大きな事故を起こしながら東電は守られるのだ。このような政治がまかり通る日本にしたのは私たち自身である。私たちは当事者なのだという自覚・覚悟が必要だ、決死隊に参加する小出氏のように。
このレビューは参考になりましたか?
307 人中、273人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
形式:新書
多くの読者が評しておられるように、原発についてのわかりやすく的確な情報を得るのには最適な教科書と言えよう。
 原発にかかわる総合的な「ウソ」と「欺瞞」、「非合理性」が穏やかな文体ながらしっかりと伝わってくる。福島第一原発の事故後原発の恐ろしさを初めて認識した人々の多くは、同時にこれまで妄信してきたテレビ、大手メディアの頼りなさを感じ始めた。「直ちに健康に影響はない」「大丈夫です」を連発する東大教授達。本当にそうなのか?と素朴な疑問がわく中で、何故か他の学者や研究者と声色においても分析にしても異なった波長、だが確実にこちらの方が信頼できそうだ、そう感じさせる小出氏からの発信にようやく人々は気づいた。
 今日では多くの人の知る所となったが、本書の冒頭にもある通り「40年間一貫して」専門家の立場から原発に反対・警鐘を鳴らしてきたのが小出氏だ。何事にも「反対」するのには勇気もエネルギーもいる。日常の些細なことですら近年は意義が唱えにくい社会になっているきらいすらある。研究者として40年原発に反対を続けるということは「40年間個として国と闘ってきた」事を意味し、それは今日小出氏の穏やかな人柄・語り口から想像もしえないほどの困難の連続だったに違いない。闘争の歴史である!
 小出氏は専門家として「原発に反対する」だけではなく根本に「不正や差別は許せない」という鍛え抜かれた思想を持っている。他の多くの専門家との決定的な違いがここにあるのだ。「原発に賛成するか反対するかはその人の生き方の問題だ」とある場所で小出氏は言っている。その言葉に御用学者は一言も反論できまい。小出氏は携帯電話を持たないそうだ。基本的にテレビも見ないし、クーラーも使わない。この国の政治を全く信用していないし、常に「弱者に寄り添いたいと思う」人だ。専門的に正しい知識を得られることも当然ながら、小出氏の人間としての希有さ、偉大さこそ今日の危機的状況で我々が学ぶべきかもしれない。彼の思想は奥深い。貴重な研究者と同時代を共にできたことをせめてもの救いと感じる。
このレビューは参考になりましたか?
134 人中、117人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
形式:新書
本書を読んで分かったこと。
・半減期の長い放射性物質は、ほぼ永遠に無害化出来ない。
・無害化出来ないので、隔離して、管理した状態で保管するしかない。
・原発から副産物として出来るプルトニウムは、核兵器の原料となる。
・日本を除く原発保有国の多くは、核兵器保有国である。
・大量のプルトニウムの保有は国際的に禁止されている。
・なので日本ではプルトニウムのリサイクルをする技術を、
 大量の税金を投入して開発しようとしているが、目処はたっていない。
・原発は、CO2を、直接は発生させないが、大量の温水(海水)を海に流している。
・日本の電力会社は、設備投資するほど儲かるしくみが、法律で担保されている。
 などなど・・・

この本を読んで、新たに自分の中に生まれた疑問。
・地球温暖化は、なぜCO2発生量でしか議論されていないのか?
・TVなどのマスメディアでは、ゲリラ豪雨やサンゴの白化現象の原因は、
 もとを辿ればCO2みたいに議論されているが、本当か?
・今回の原発事故は、マスメディアでは、東京電力ばかりたたかれているが、
 なぜ原発の設計基準を決めた人たちや、設計/施工をしたメーカーは
 責任追及されないのか(もしくは追及が甘いのか)?
・欧州では、RoHS、REACHなど、様々な環境規制があるが、
 それより何倍も有害な放射性物質を生みだす産業は規制されないのか?
 
本書を読むと、原発の危険性に対する理解は勿論だが、
いかにマスメディアの流す情報がいびつであるかも理解出来る。
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5つ星のうち 5.0 ぜひお読みください
素人が知らない原子力をわかりやすく教えてくれます。人間は思い上がってはいけないのですね。
投稿日: 4か月前 投稿者: sobajin
5つ星のうち 5.0 足るを知る
最初からぐいぐい引き込まれる内容でしたが、私が最も共感したのが最終第7章の最終項「何よりも必要なのはエネルギー消費を抑えること」です。... 続きを読む
投稿日: 5か月前 投稿者: arakimi
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