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原発のない世界へ
 
 

原発のない世界へ [単行本]

小出 裕章
5つ星のうち 3.0  レビューをすべて見る (7件のカスタマーレビュー)
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商品の説明

内容紹介

いま最も信頼される、反原発を貫く原子力専門家が、今後の原発の危険性、今後取るべき原発廃絶の道筋、放射能下での暮らし方などを伝える。対談=鎌仲ひとみ。

内容(「BOOK」データベースより)

いま最も信頼される原子力専門家が、今後の原発の危険性、今後取るべき原発廃絶への道筋、放射能汚染下での暮らし方を伝える。なぜ原発をやめるべきか?著者の一貫した姿勢が伝わる。

登録情報

  • 単行本: 192ページ
  • 出版社: 筑摩書房 (2011/9/7)
  • 言語 日本語
  • ISBN-10: 4480860738
  • ISBN-13: 978-4480860736
  • 発売日: 2011/9/7
  • 商品の寸法: 18.6 x 13.2 x 1.4 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 3.0  レビューをすべて見る (7件のカスタマーレビュー)
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By ひろ×3 トップ50レビュアー
Amazonが確認した購入
3・11以降、日本は変わった。それは日本全国が今に至るまで、放射能で汚染され続けているというだけでなく、日本人の意識が、明確に分けられていったという点でも、分岐点となるものだった。

反原発に傾くもの、金のために原発を推し進めるもの、核武装のために原発を容認するもの、日本を見捨てる人、あいかわらず無関心に日々を送っている人達。

言うまでも無く、小出氏は、反原発であり、基準としては最も厳しい、「しきい値無し直線仮説」をとっており、本書でもそれを説明している。閾値は本来ないのに、容認できるレベルを識者が勝手に決めてしまっているのが現状だという。

政府が施策を行う場合、何らかの基準を設けなければいけない。だからレベルを決めるのは致し方ないにしても、我々一人一人は、「閾値は本来ない」というのを、常に意識しているべきだろう。

本書によると、年間20mシーベルトは、125人に一人が死亡、子供は30人に一人が死亡するレベルだという。それを、許しがたいとするか、あるいは、国体を維持するためにはやむを得ないとするかは、人それぞれである。しかし、弱いものかから、被曝により先に死んでいくという、事実を見るとき、「やむを得ない」という言葉は、どうしても吐けない。

「みんなで渡れば恐くない」という時代は終わった。今は、赤信号なのに横断したら、全員が死ぬ世界なのだ。個人がそれぞれ判断し、自己防衛しなければならない。

本書の中で、小出氏は、公害企業と闘った田尻氏の言葉を紹介している。「社会を動かしていくのは数ではない、一人だ」 強い意志を持った一人の人間は、大勢の無関心層や、勇気がちょっと足りない人達を揺り動かすことができる。我々、一人一人が、少し前へ踏み出すことが、時代を変える一歩となるのだ。
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8 人中、6人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
By トップ1000レビュアー
小出が、研究費を削られながら「反原発」を貫いていることには
敬意を表すべきだろう。しかし、その彼とて、原発一基も止めら
れなかった。

放射線が粒子が細かく水に溶けているという説明は戦慄を覚える、
汚染がいかに深刻かよく分かる。ひまわりや菜の花の話など、気
の遠くなる話だ。

1964年、東京オリンピックとともに、コンクリートの建物が
都市を変貌させた。地震列島の日本にとっては、ここから悲劇が
はじまったのかもしれない。

もんじゅも六カ所も事故に溢れている。
どう考えても、結局、原発を全て止めることが経済的にも費用対
効果が成立するようだ。
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25 人中、17人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
Amazonが確認した購入
本書とほぼ同時に発売された、小出裕章が答える原発と放射能と同様、楽観的な内容は全く含まれていない。
冒頭、ドキュメンタリー映画監督の鎌仲ひとみ氏との対談では、Q&A形式ではなく、小出助教のより生々しい気持が伝わる。
「(福島原発事故が)夢であってほしいと思った」という言葉に、その気持が端的に表れている。

とにかく、世界はもう変わってしまった。福島第一原発から拡散した放射性物質は世界中に及んでいて、
地球上で被曝から逃れることができる場所は、最早、存在しない、という覚悟を決めなければならない。
知りたく無いが知らなければならないことが、強調されている。

それは辛いが、はっきり認識すべきことなのだ、という現実が分かる。
今や周知の通り、小出助教は1970年から反原子力を訴えていた方であるが、
本書後半には、小出助教が1990年代、2000年代に書かれた文章が掲載されていて、このころに
全く原子力問題に関心を抱いていなかった自分の不明が恥ずかしくなる。
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