著者は止むにやまれぬ思いで自衛隊を定年前に退職。ウソばかりの世の中でできるだけ真実を公開しよう、という運動に単身、身を投じています。
政府は「想定外の津波(本当は予想されていた!)」にすべての原因を押しつけたいがために、いまなお情報隠蔽と情報操作を続けています。情報公開とは聞いて呆れるばかりです。まだまだ隠された情報が山ほどあるとのこと。前任の総理がいくらデタラメな男であっても、一首相が隠蔽できることではありません。
放射性物質の汚染はどこまで広がるのか、セシウム被害は牛だけなのか。きっと豚も鶏もコメも野菜も、そして人間もたっぷり浴びているに決まっています。いまなお放射性物質は放出されっぱなしです。低濃度の放射能が延々と放出されることほど恐ろしいことはありません。
「情報収集・分析・評価・対策=危機管理のすべてに、わたしは自衛隊の作戦幕僚(昔で言えば作戦参謀)をしていたときに毎日取り組んでいました」
個人で解決できること、個人では解決できないこと、自治体が解決すべきこと、自治体では解決できないこと、国家が解決すべきこと、国家では解決できないこと、国家間で解決すべきこと・・・問題のレベルごとにその対処法も変わります。しかし大切なことは、「自分ならどうするか」という意識を強く抱くこと。
「この国の危機管理、愛する人たちの命の危機管理を無責任な政治家たちに丸投げしてはいけない」という正論に共感を覚えます。