- CD (2000/7/19)
- ディスク枚数: 1
- レーベル: ソニーレコード
- 収録時間: 65 分
- ASIN: B00005G7MZ
- おすすめ度: 5つ星のうち 4.8 レビューをすべて見る (16件のカスタマーレビュー)
- Amazon ベストセラー商品ランキング: 音楽 - 71,899位 (音楽のベストセラーを見る)
登録情報
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現在入手可能な初期・原田知世のベスト盤には、この『2000 BEST 原田知世』のほかに、1998年にソニーから発売された二枚組ベスト盤『ゴールデンJポップ ザ・ベスト 原田知世』も存在します。このCDの音源は、スーパー・ビット・マッピング(ソニー流のデジタル・リマスタリング方式)が施されている点はよかったものの、しかし、ポニーキャニオン時代の音源、東芝EMI時代の音源を含んではいませんでした。たとえば、『ゴールデンJポップ』のディスク1のトラック1に収録されている「時をかける少女」は、2002年にリリースされた『DREAM PRICE 1000/原田知世 時をかける少女』に収録されているトラック1「時をかける少女」と同じく、ポニーキャニオンでのオリジナル(1983年、松任谷正隆編曲)ではありません。よりポップでリズミカルなアレンジには一聴の価値があるとはいえ、ソニー移籍後のセルフ・カヴァー(1987年、後藤次利編曲)です。
それに対して、今回の『2000 BEST 原田知世』の音源は、ソニーが自社の音源(トラック5、6、7、8、9、10、11、12、13)のほか、ポニーキャニオン(トラック1、14、15)、東芝EMI(トラック2、3、4、16)から音源協力を得て制作したものです。そのため、たとえば、トラック1は、ソニー移籍後のセルフ・カヴァーではなく、原田知世主演の映画『時をかける少女』の主題歌、つまり1983年のオリジナル・ヴァージョンです。レコード会社の壁を越えた音源ということについては、『シングルコレクション82-88』(ソニー)も同じなのです。しかし、こちらはスーパー・ビット・マッピングが施されていないうえに現在すでに在庫切れ状態であるのに対し、もちろん『2000 BEST 原田知世』はスーパー・ビット・マッピングを施されています。
例えば同じ女優兼歌手だった薬師丸と比較すると歌唱力はけして素晴らしいとは言い難かったが、上記に挙げた名作曲家の作品を良い方向に向けた歌手だった気がする。例えば「愛情物語」は上記の旋律美に加え詞的な言葉が綴る訳だが、彼女の在りのままの歌唱法が逆にリアリティーを持った曲へと導いている。この場合はあまり歌唱力はとりわけ重要ではないのかもしれない。また邦楽の名曲となっている「守ってあげたい」は言わずと知れた松任谷の名曲であるが、原田知世のまだデビュー時の舌足らずな歌い方が「守ってあげたい」の歌詞と相反する雰囲気を与えこれまた松任谷と一味違った新鮮な風を吹き込む。
しかし、中盤にさしかかるとそれなりの歌唱力も磨いたような印象を受け海外のミュージシャンが原曲の「彼と彼女のソネット」ではクリアーな曲調と囁くような声に乗せ新たな一面をのぞかせるような曲だった。
上記「守ってあげたい」同様松任谷由美が元は歌っていた「ダンデライオン」も収録されており一風変わった歌を披露する。
このように隠れたアーティストのカバーや著名作曲家という観点からの聴き方等単に一アイドル歌手のアンソロジーとして以外の楽しみ方もできる稀有なベスト盤でもある。
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