本書は、原爆投下の正当化する理由として、原爆投下は、日米戦争の戦争終結を早め、米兵100万の命を救うためとの米国指導者の主張を退けている。
なぜ、原爆を投下したのかという理由として、
戦争の早期終結
マンハッタン計画の費用の正当化
ソ連との交渉での立場を強化するため
原爆を使用しないという動機の欠如
日本に対する人種的偏見
これらの理由が組み合わさって、原爆投下の容易かつ明確な決定を導いたとする。
本書の特徴として、米国の日本上陸作戦が必ずしも米国将兵の100万もの損害をもたらすものと米国が予想してはいなかったこと。また、無条件降伏という戦争終結に対する日本側への要求を下げれば、さらに容易に日本が降伏していたことをも論証している。
読みやすく、内容も妥当である。