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原子力神話からの解放 -日本を滅ぼす九つの呪縛 (講談社プラスアルファ文庫)
 
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原子力神話からの解放 -日本を滅ぼす九つの呪縛 (講談社プラスアルファ文庫) [文庫]

高木 仁三郎
5つ星のうち 4.9  レビューをすべて見る (14件のカスタマーレビュー)
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o o o o o o o o o o o o o o o o o o o o o o o o o o o o o o o o o o o o o o o o o o o o o o o o o o o o o o o o o o o o o o o o
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商品の説明

内容説明

原発巨大事故は、起こるべくして起こった!原子力が安全でクリーンでエコというのは、作られた神話に過ぎない。原子炉の老朽化、放射性廃棄物など、原発が孕む構造的問題を論じて脱原発を希求した警世の書

内容(「BOOK」データベースより)

原子力という「パンドラの箱」を開けてしまった人類に襲いかかった際限のない放射能。この箱を再び閉じる道は存在するのか。人々が原子力への洗脳に気がつき、引き返さない限り、巨大事故は繰り返し、災禍は限りないものとなるだろう。私たちは何を間違ったのか。原子力と決別するために、私たちが選ぶべき道とは何なのか?反原発活動の生涯を貫いた論客が、その最晩年に、原子力をめぐる様々な神話=国民への洗脳を、ひとつひとつ暴いていった警世の書。

登録情報

  • 文庫: 304ページ
  • 出版社: 講談社 (2011/5/20)
  • 言語 日本語
  • ISBN-10: 4062814366
  • ISBN-13: 978-4062814362
  • 発売日: 2011/5/20
  • 商品の寸法: 15.9 x 10.6 x 2.4 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 4.9  レビューをすべて見る (14件のカスタマーレビュー)
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90 人中、89人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0 原発を考える必読文献, 2011/5/28
By 
スワン - レビューをすべて見る
(トップ500レビュアー)   
レビュー対象商品: 原子力神話からの解放 -日本を滅ぼす九つの呪縛 (講談社プラスアルファ文庫) (文庫)
先にレビューを公開された「ttt」さんが《10年前にかかれた本ですが、残念ながら今でも殆どそのまま通用します》と指摘されているように、2000年に出版された本でありながら、福島原発事故を経たいま再刊されても内容はまったく古びていない。

掲げられたデータ等について、十年後のいま、編集部が一部を差し替えたり、補注を加えたりする配慮がなされているが、著者の指摘に寸分の狂いもないのは、<原子力>を見る目が根幹を突いているからだろう。

また、本書は「原子力は安全」「原子力は安い電力を供給する」「原子力はクリーンなエネルギー」「核燃料はリサイクルできる」……といった9つの<神話>を突き崩していくかたちで叙述が進められるので、一種、アリバイ崩しの推理小説のように読むこともできる。

周知のように、高木氏は反原発運動を推進してきた科学者であるが、この本を読むと、なぜ原子力発電に反対してきたのか――その論理が手に取るようにわかって、たいへん勉強になった。
いくつか、重要な指摘を摘記してみる。

・核以外のエネルギーはすべて、原子ないし分子の結びつきの変化によって起こるが、原子力発電だけは、原子を分裂させてエネルギーを引き出す(極論すれば、自然界にないエネルギー)。その意味で、これまでの技術とは決定的に異なる。

・核分裂によって生じた膨大なエネルギーを、直接、電力に変える方法がない! それゆえ、原発では水を温め、蒸気に変え、それでタービンを回して発電する。ところが、そうして得られる電力は当初のエネルギーの3分の1。残りは温排水として環境中に捨てられる。

・原発はいったん動かしたら同じ出力で運転せざるをえないから、ピーク時以外は電力が余りつづける(高木氏は指摘していないが、電力各社がPRに熱心だった「オール電化」はこれと無関係ではあるまい)。

・原子力発電で生まれるプルトニウムは濃度が低いため、そこから核兵器はつくれないといわれてきたが、アメリカは原子炉級プルトニウムを使って核実験をおこない、それに成功している。<原発>から<原爆>をつくれる、というのだ。

・原発の寿命は30年前後。2011年のいまの時点で、30年以上運転をつづけている原子炉は20基。今後は続々と増えてくる。廃炉にしたあとは10年間くらい冷却して、それから解体にかかるが、これに要する時間も約10年。したがって、廃炉にしてから、仮にそこに原発を建てるとしても、廃炉から25〜30年後。当然、新たな原発用地がなければ、日本の原発は年々減っていく。

・使用済み核燃料の処分に関しては、地下深く埋めるという案があるが、地下水を汚染するおそれがあるので<地層処分>を進めている国はない。したがって、固化して厳重に管理・保管するしかない。《気持ちの悪いやり方ですが、現状ではこのやり方しかないでしょう》というのが著者のトメの言葉だ。

原発に対していかなる立場をとるにせよ、今後のエネルギー問題を考えていくうえで必読文献のひとつだと感じた。
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77 人中、75人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0 参考になります, 2011/5/22
レビュー対象商品: 原子力神話からの解放 -日本を滅ぼす九つの呪縛 (講談社プラスアルファ文庫) (文庫)
「原子力は無限のエネルギー」「原子力の平和利用」、「原子力は安い電力を提供する」、「原子力は地域振興に寄与する」、「核燃料はリサイクルできる」など、我々が植え付けられてきたイメージを一つ一つ取り除きながら、今後の原子力について展望する。というのが本書の内容です。平易で読み易く、余計な煽りも無い、著者の誠実さが感じられる文章です。

これらの情報はネットでも、断片的には得る事が出来ると思います。
ですが、本書は原発が日本に浸透して来た背景や歴史にもしっかり触れているので、より総合的な理解をしたい方に是非お勧めです。改めて本は情報量が多いと痛感いたしました。

10年前にかかれた本ですが、残念ながら今でも殆どそのまま通用します。むしろ、説得力が増したぐらいです。
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62 人中、58人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 4.0 「原子力のウソ」を平易に解説, 2003/7/20
By 
Tack - レビューをすべて見る
(VINEメンバー)    (殿堂入りレビュアー)   
日本の原子力黎明期に関わり、後年は反原子力を力説した故・高木仁三郎氏による「なぜ原発はダメなのか」を平易に解説した一冊です。
本書が書かれたのが2000年7月、そして10月には氏は癌で亡くなります。
何となく怖い、ではなく、データで見た原発神話のウソがこれだけあるという事実は、ぜひ多くの人が知るべきだと思いました。

昨今の管理ミスやデータねつ造のニュースとあわせて考えると、便利な消費社会の行く末に待ち受けているしっぺ返しの大きさが本当に恐ろしくなります。

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