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厄介なる主体〈2〉政治的存在論の空虚な中心
 
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厄介なる主体〈2〉政治的存在論の空虚な中心 [単行本]

スラヴォイ ジジェク , Slavoj Zizek , 鈴木 俊弘 , 増田 久美子
5つ星のうち 4.5  レビューをすべて見る (2件のカスタマーレビュー)
価格: ¥ 2,520 通常配送無料 詳細
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商品の説明

内容(「BOOK」データベースより)

グローバル資本の奔流を前に、主体の危機に瀕する現代人はその波に翻弄されるがままなのか。女性、ゲイ、民族など複数の主体が形成されるポストモダンにあって、J.バトラー、ラカンらの精神分析との対峙から、ラディカリストは超越的主体という亡霊との対決の道を切り拓く―。ジジェクの華麗な論理が躍る、現代思想の一大収穫。

著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)

ジジェク,スラヴォイ
スロヴェニアのリュブリアナ大学教授。ラカン派マルクス主義者として、その多彩な活動は世界の思想界で注目を浴びている

鈴木 俊弘
1972年生まれ。一橋大学大学院言語社会研究科博士後期課程在籍。フィンランド学、フィンランド近代史、移民史専攻

増田 久美子
1971年生まれ。一橋大学大学院言語社会研究科博士後期課程中退。駿河台大学現代文化学部助教授。米文学専攻(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

登録情報

  • 単行本: 356ページ
  • 出版社: 青土社 (2007/03)
  • ISBN-10: 479176322X
  • ISBN-13: 978-4791763221
  • 発売日: 2007/03
  • 商品の寸法: 19.4 x 13.2 x 2.6 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 4.5  レビューをすべて見る (2件のカスタマーレビュー)
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形式:単行本
第1巻も刺激的であったが、この第2巻も評者には啓発される指摘が多い。

これまで食わず嫌いであったフロイトやラカンを読もうと思わせられた。

倒錯症とヒステリー症を対比させ、これを今日の「エディプス・コンプレックスの斜陽」時代への視座とするアイデアは秀逸。

後期資本主義下の市場制度(その思想)は前者に結びつき、近代民主主義は後者に縁が深いのだという。これを逸脱を恐れず敷衍すれば、ウェブ進化だの、カリスママーケッターだのに踊らされて、現実肯定に興じている21世紀型の経済人たちは倒錯(確信犯的にそれを扇動する輩たちも同様。と言うよりむしろこちらのことか?)に、政治的な普遍性に信をおく「時代遅れ」のシトワイヤンたる人々はヒステリーに罹っているということになる。

なるほど、後者の悲痛な声(声なき声)はヒステリーと言うわけだ。

本書は決して読みやすいわけではないが、ジジェク従来の扇動し問題を投げかける思考の運動には引き込まれる。何せ、文章に芸があるのだ。
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6 人中、2人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
形式:単行本
mixi、ネット犯罪、ネットいじめと不登校、ブログ、オタクカルチャー、携帯電話etc...。
確かに、我々は自由に発言する場が与えられ、「意図的に」拒まなければコミュニケーションは成立する時代になった。
各々の意思と、権利と、自由が尊重され、「アイデンティティは何処へ?」と叫ばれる時代は終わりを迎えたかに見えた。がしかしである。
「何らかの機能を使った言い逃げ」と「誠実そうに見えるが、“分からない”を押し通す態度」。
それら“分断された言い逃れ”によって本当に何も分からないまま、更にパニックに陥った末の諸問題。「誰か説明を!」
ラカン起点の発想によって暴き出す。スラヴォイ・ジジェク著全2巻。
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