中学に入学したばかりの菜穂は、「もう子どもじゃないって思ったときって、いつだった?」と話しかけてきた亜矢と仲良くなる。彼女と一緒に図書室に通いつめるなどして学校生活を送る菜穂。しかし、13歳の誕生日にママが「爆弾発言」をしたことで、状況は一変した。ママとは強い絆で結ばれていると思ってたのに…。注目度急上昇の作家・石井睦美の心温まる一作、ついに文庫化。 --このテキストは、絶版本またはこのタイトルには設定されていない版型に関連付けられています。
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女の子の精神的成長をセンスよく描いた物語です。男性がパパしか登場しないあたりがさっぱりさわやか。「中1でする恋愛なんてたかが知れてる」と脇役の科白にもありましたが、なかなか格好いい女性たちばかりなのです。
ママのつくるマドレーヌの香り。図書準備室からほのかにコーヒーの香り。帰り道、お魚を煮る醤油の匂いは夕食の支度。懐かしいママの化粧品の香り。物語からよい匂いがいろいろ立ちのぼってくるよう!!で、自然に深呼吸してしまいました。
十二歳以上の女性に、とてもよい本です。
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