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危機突破の経済学 (Voice select)
 
 

危機突破の経済学 (Voice select) [新書]

ポール・クルーグマン , 大野 和基
5つ星のうち 4.0  レビューをすべて見る (11件のカスタマーレビュー)
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商品の説明

内容紹介

日本は「失われた10年」の教訓を活かせるか――
あの大不況を超える世界規模の経済危機が日本に襲いかかっている。
実質GDPの前期比は年率換算で14・4%マイナス、15.2%マイナス(速報値)と、
2期連続で戦後最悪を更新しそうな勢いである。楽観論・悲観論と無責任な言論・主張が
日本国内でも飛び交うなか、2008年度ノーベル経済学賞受賞者が、
日本人のために「正論」を説いた!いま最高峰にいる「闘う」経済学者が、
現実をシビアに直視しつつ、あらためて日本経済への処方箋を直截簡明に述べた本書は、
日本人のために、わざわざ語りおろされたものであり、日本がどうすべきか、
アメリカそして世界経済はどうなるかという大命題を、
経済が苦手な人々にもよくわかるように言及している。
より力強い金融・財政政策を断行し、ほどよいインフレにしていくことが、
いまの日本に必要とされている。巻末には、気鋭の論客・若田部昌澄氏が解説をしている。

内容(「BOOK」データベースより)

このままでは「失われた25年」になってしまう。2008年度ノーベル経済学賞を受賞した経済学者が不況にあえぐ日本へ緊急直言!

登録情報

  • 新書: 164ページ
  • 出版社: PHP研究所 (2009/6/2)
  • ISBN-10: 4569709605
  • ISBN-13: 978-4569709604
  • 発売日: 2009/6/2
  • 商品の寸法: 17.6 x 11.2 x 1 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 4.0  レビューをすべて見る (11件のカスタマーレビュー)
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5つ星のうち 4.0 (11件のカスタマーレビュー)
 
 
 
 
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12 人中、11人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 4.0 クルーグマン教授への4回のインタビュー結果をまとめて作られた本, 2009/6/27
By 
FreshAir - レビューをすべて見る
(トップ10レビュアー)    (殿堂入りレビュアー)   
レビュー対象商品: 危機突破の経済学 (Voice select) (新書)
「本当に不思議なのは、日本は過去にやった間違いを繰り返しているということです」。

この本は、クルーグマンにインビューを4回行って、その結果を一冊の本としてまとめたものである。小さいサイズに、大きめの活字で、行間の隙間は広く、さらに解説部分をいれても164ページである。

内容としては、「世界大不況からの脱出」や「格差はつくられた」に書かれている主張の主要骨子部分に、オバマ政権の経済性政策についてといった最新のコメントを少し加えたような感じになっている。日本についての提言も、まとめ方が違うだけで、インフレターゲット論など含めて既に過去にクルーグマンが述べているものが中心であって、特に目新しい内容が盛り込まれているわけではない。したがって、過去の著作を一通り読んでいる方であれば、必読というほどの本ではないように思われる。

ただし、元々分かりやすいクルーグマンの主張が、さらに分かりやすく凝縮されているので、今の経済危機におけるクルーグマンの見解を短時間でざっと通して確認したい方には向いていると思われる。
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2 人中、2人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 4.0 経済危機の対策が理解できる本, 2010/5/6
By 
I am an intellectual cat (東京) - レビューをすべて見る
(VINEメンバー)   
レビュー対象商品: 危機突破の経済学 (Voice select) (新書)
本書はノーベル経済学賞を受賞したポール・クルーグマンが日本の読者に向けての
インタビューを書籍化した本です。
本書には今回の経済危機の対応が書かれています。
本書の特徴としてはなんといってもわかりやすいことでしょう。
分量も非常に少ないので、さらっと読めます。
経済学と書いてありますが、特に経済学の前提知識は必要なく、気軽に
読めるところがいいところです。
おすすめの本です
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5 人中、4人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 4.0 弱者を助けよ!! それが第一の経済学の務め, 2009/7/4
レビュー対象商品: 危機突破の経済学 (Voice select) (新書)
暫定的に☆4つとしておく。というのも、安易なニッポン経済楽観論(三橋貴明)、規制緩和一層加速論(池田信夫、池尾和人)などが否定(言うまでもないが、クルーグマン自身はこれらを直接的な対象としたのではない)され、いま喫緊の経済政策を「よき道徳はよき経済学である」と形容して、最弱者に対する国家の支援・保護(助け)が第一と断言しているからだ。さらに、付け加え「裕福な人に優遇税制措置をしても経済効果はありません」としていることも全くもってその通りだと思う。
こういう評価はナイーブなものかもしれないが、現時点での「貯蓄から投資へ」というイデオロギー完全否定しているし、文脈を辿っても個々人の自己責任論はこれを否定し、政府国家の責任において「金を使え」と明確に語っていることは、現実的な政策として評価に値すると考えざるを得ない。そしてこれまたはっきりとネオリベ、フリードマン、ハイエクを批判していることもそうだ。
以上は、ケインジアンであるクルーグマンからすれば当然といえば当然だろうが。

そのうえでインフレターゲティングなど年来の主張が問われるべきだが、本書では政策提言の重心は、セーフティネットおよび非伝統的金融政策のほうへ傾いているというニュアンスを感じる。一時、クルーグマンはインフレターゲティングを否定した(転向した)というような記事を、どこかで評者も読んだような気がしていたが、それは著者自身が本文中で完全否定している。そのこともあってか(?)、巻末解説は若田部昌澄が担っている。

そもそも、2008年度のノーベル経済学賞がクルーグマンに決まったことに、当初評者は軽いオドロキを覚えた口である(その前のスティグリッツでも感じたが)。これは、サブプライムクラッシュの発生に対する免罪符めいた政治的なものじゃあねえかと。アマルティア・センに授与したのと、文脈は違うにしても、似たりよったりのアリバイつくりではと。こうした憶測は下衆の勘ぐりと言われても甘んじて受けるが、ノーベル賞、ことに経済学賞のどうしょうもない政治的思惑は、噴飯モノの茶番であると言う気がしてならない(クルーグマンへの授賞理由は、「ブッシュ批判」によってではないことくらいは勿論わかっていますよ。念のため)。

評者の浅はかで子供っぽい本音を言わせていただくなら、クルーグマンに授与した時点でフリードマンからはノーベル賞を剥奪せよ! ブラック=ショールズは勿論ね。
そのうちベーシック・インカムの学者が栄誉に与るかもしれないぞ!
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