鳴り物入りで連載開始。
高い評価を得ながらも「第一部完」という形でわずか3巻にて連載を終えたあの危機之介が電撃に鞍替えして再始動!
設定・登場人物などは引き続きそのままに、スケールアップした新シリーズをご覧ぜよ。
さて、序章とも言える旧シリーズでは町内のトラブル、即ち危機の解決を買って出た危機之介の立ち回りを描くショートエピソード群の色合いが濃かったです。
が、今回からはタイトルにもある「ギヤマンの書」を巡る外交及び幕内の争いにまで規模が及ぶ一大長編の様相を呈しています。
ちなみにこのギヤマンの書、実世界での「解体新書」の原本になったという設定の医学書。
作中には杉田玄白など実在した人物も登場し、一部史実をモデルにしつつ独自の物語を構成しています。
しかしこの裏で渦巻く権力抗争が面白くてたまらない。
危機之介一人の力でどうこうできる問題ではなくなっているため、前シリーズと比べて彼のはたらきが影に隠れてはいますが、その分以前は見られなかった弱気な危機之介が見られるなど、目新しい面も多いです。
個人的にストーリーの先行きがここまで楽しみな新作は久しぶり。
今度は最後まできっちり完走して欲しいところ。