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危機の経済政策―なぜ起きたのか、何を学ぶのか
 
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危機の経済政策―なぜ起きたのか、何を学ぶのか [単行本]

若田部 昌澄
5つ星のうち 4.7  レビューをすべて見る (3件のカスタマーレビュー)
価格: ¥ 2,415 通常配送無料 詳細
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商品の説明

出版社からのコメント

第三十一回石橋湛山賞受賞

著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)

若田部 昌澄
1965年神奈川県生まれ。早稲田大学政治経済学部経済学科卒業後、早稲田大学大学院経済学研究科・トロント大学経済学大学院博士課程単位取得退学。早稲田大学助手、助教授を経て、早稲田大学政治経済学術院教授。専攻は経済学史。共著『昭和恐慌の研究』(東洋経済新報社)で第47回日経・経済図書文化賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

登録情報

  • 単行本: 314ページ
  • 出版社: 日本評論社 (2009/8/20)
  • ISBN-10: 4535555745
  • ISBN-13: 978-4535555747
  • 発売日: 2009/8/20
  • 商品の寸法: 19.2 x 13 x 1.8 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 4.7  レビューをすべて見る (3件のカスタマーレビュー)
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By 徳保隆夫 トップ500レビュアー VINE™ メンバー
形式:単行本
4つの経済危機のエピソード「1930年代の大不況」「1970年代の大インフレ」「1990年代以降の日本の大停滞」「2000年代の金融不況」について、経済学史の研究成果を整理して提示する本です。経済危機の原因と対策について理解を深めつつ、経済思想の変遷と経済学の歴史も学ぶことができます。

著者はエピソード1,2,3を各々3章構成で描きます。まず、危機発生の背景にあった政治家、経済学者、実業家らの考え方をまず紹介します。続いて、実際に危機が進行・顕在化し、対処・沈静化する過程を、学者らの議論の展開と平行して整理・紹介します。最後に、後代の学者の研究を踏まえて問題の再検討を行い、危機の教訓を導き出します。エピソード4は2章構成で、過去の危機との比較分析や、教訓を踏まえた対応策の考察がなされています。

危機の教訓は「マクロ経済学への教訓」「経済政策形成過程への教訓」「歴史を学ぶことへの教訓」としてエピローグにまとめられています。本書で繰り返し語られるのは、基本的な理論の大切さ、経済主体の持つ知識・思想が政策に及ぼす影響の大きさ、歴史に学ぶ有用性と難しさです。とくに経済主体の思想と出来事の相互作用に注目しているのが本書の特徴で、経済と人類の関係は今後も試行錯誤の段階にあることがよくわかります。

ていねいに様々な学説と議論を紹介する本書は、一般向けの経済書としては貴重な存在です。全11章の本文は285頁で終り、残りは膨大な参考文献の一覧と索引になっています。四六版ソフトカバーで装丁がちゃちな感じはしますが、構成の練られた読みやすい本なので、ぜひ多くの方に読まれることを期待します。
このレビューは参考になりましたか?
12 人中、11人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
By Max-T トップ1000レビュアー
形式:単行本|Amazonが確認した購入
1929年に始まった大恐慌から現下の世界金融危機と不況まで、主要な経済・金融危機を題材に経済学の政策論争を丁寧に整理しているので、勉強になる。大学の経済学部の学生が取り組むにはちょうど良い難易度だろうか。大学院生にとっても豊富な文献が引用、紹介されているので、それらを手がかりに他論文を読み進めれば自分の研究を進める役に大いに立つはずだ。
もしかしたら、一般読者にとってはちょっと学説の紹介が「うるさ過ぎる」と感じられるかもしれない。それはお好みに依存する。
政治家先生方もこの本で紹介されている程度の経済学のセンスと知識は身につけて政策論争をして欲しい。
唯一不満を言うと、作者の経済学的な立場、オリジナリティーがどこにあるのか、よく見えてこない点である。
まあ、しかし経済学の政策論争とその進歩をあまり偏りなく整理、紹介するのが主眼であるようなので、これはねだり過ぎかもしれない。
このレビューは参考になりましたか?
10 人中、9人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
形式:単行本
 大不況、大インフレ、大停滞、現在の危機の4つの「危機」について緻密な考証に基づき論じられた一冊。抑制の効いた文章と豊富な参照文献も、親切な配慮だと思います。この本を読んで関連文献を読みたいといった場合にも便利ですね。
 経済政策についての合意事項がどのように形作られてきたのか、という点はまさにマクロ経済学の歴史でもあるわけですが、この辺りが実際の危機に対してどのような経済政策がなされてきたのかという点を読み進めることで自然と頭にはいってくるという驚くべき本です。
 大学でマクロ経済学を学んでいる学生の方や、現代の危機に興味を持つ社会人の方など、多くの方にお勧めします。
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