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5つ星のうち 4.0
ある意味、正直。, 2007/3/22
レビュー対象商品: 危機の男 DVD-BOX (DVD)
主人公の男性があまりにも自己中心的なのに呆れますが、ある意味自分に正直ってことでしょうか。
仕事でのトラブルがきっかけで、たいした計画性もなく突然「昔からの夢だった」とか言って扶養家族が4人もいるのにいきなり会社をやめてド田舎の農家にさっさと引っ越していきます。
妻が一緒についてきてくれないのを不満に思っているところに、「昔の彼女」が現れるや否や浮気に走ります。
「昔の彼女」にも妻にもいい顔をしたいけど、結局妻にバレ、しかも逆ギレ。
挙句に妻になんとなく恋人らしい男が現れるとしたり顔で説教した挙句、復縁を迫る。
でも妻が浮気の恨み節を語り始めると、たちまちうんざりして「昔の彼女」のもとへ。
いいとこナシの夫、夫の浮気は妻のせいだと責める姑と、どっちかっていうと「危機」を迎えるのは女のほうじゃないかと思いますが、陰では涙しますが人前では決して弱気にならない妻の気丈さはすごい。
ここで、もし妻役のファン・シネが「いかにも被害者です」という風な女々しい女性なら見ているほうが辛くなりますが、そうはならないのがいいです。
身勝手な夫に振り回され、3人の子供を抱え、いくつもの傷を抱えながらも前を向き自分の力で生きていこうとする主人公の雄雄しさがすばらしい。
年齢を感じさせないファン・シネさんの、ちょっと冷たい感じの美貌が冴える作品。彼女の熱演に免じて星をおまけして4つかな。
中年男女のどろっとした感じが最初はつらいですが、後半になると面白くなってきて見終わった後味は案外さわやかです。