いつものように「絵の背景」を鋭く分析しながら、語りが続く。この一冊を読めばコンパクトながら、印象派の輪郭がわかる!!本のうしろにある、各作家の紹介と年表も便利。ただ、内容をネタバレ的に詳細に紹介しても何なので、以下、この本を読めば回答がわかる設問を並べておこう・・・。
1)「印象派」の命名のもとになった絵は、誰が描いたどの絵?今はどこにあるか?
2)画家たちが戸外で制作するのを助けた「発明」は何?
3)台頭してきた写真と絵画の関係は?
4)ナポレオン三世のパリへの「置き土産」とは何?
5)印象派絵画になぜエッフェル塔は登場しないのか?
6)娼婦はどの絵に登場する?
7)オペラ座の「役割」は?
8)アメリカの美術館にはなぜ印象派の絵画が多いか?
時代は鹿島茂先生の専門の第二帝制あたりとピッタリと重なっている。「怪帝ナポレオン三世」(講談社学術文庫)を読みかけだけど、あわせて読んでみよう・・♪♪。主要な絵はオルセー美術館にあるので、まとめて見るのも一興ですね・・。