本書は'77年発行原書の邦訳('94年刊)、新装版です、'00年刊。邦題は『占星学』
ですが原題は"Relating"なので、人間関係を扱った書です。占星術をはじめとする占
いに興味を持つ人のなかには、各自の恋愛等人間関係に関する処から入る方も多いの
で、本書を手にとってみる事をお薦め致します。但し、一般の占い本とは異なり、本
書はなかなか読みごたえのある一冊である事も附言しておきます。
占星術のなかのカテゴリーのひとつである、心理占星術を手頃に、日本語で読める
のは、占星術の勉強に取り組む私達にとって、とてもラッキーなことです。但し通常
の占星術と異なり、心理学の要素が入り、その方面の参考文献に基づく記述も多くあ
りますので、理解を深める為には、すくなくとも熟読を重ねる事が肝要であるとレヴュ
アーは考えます。
レヴュア−が冒頭で、「読みごたえがある」としたのはその為です。本書に対し真
摯に向き合えば得るものは大きい、と云う意味に取って下さっても結構です。
それにしても、鏡氏は「本書との出会いは1980年の夏」(466p.)と云うのだから、
21世紀初頭の、日本に居ながらにして西洋占星術を享受出来る私達からすれば、驚愕
の先見性です。岡本氏は心理占星術にかんする、自身の著作もあり、本書441〜464頁
でも、勉強用資料として重宝する、「占星学用語解説」を編まれています。