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博多―町人が育てた国際都市 (岩波新書)
 
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博多―町人が育てた国際都市 (岩波新書) [新書]

武野 要子
5つ星のうち 3.0  レビューをすべて見る (4件のカスタマーレビュー)
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商品の説明

出版社/著者からの内容紹介

古代日本国家の大陸への門戸として発展してきた港町,博多.金印発見のドラマ,唐人街の繁栄,元寇,アジア貿易で巨富を築いた豪商たち,旦那衆の芸能と祭りの隆盛….今も色濃く残る博多町人気質や博多らしさのルーツとは何か.大きな歴史のうねりに翻弄されながらも独自の伝統を育んできた魅力的な都市の歴史・文化案内.

内容(「BOOK」データベースより)

古代より大陸への門戸として発展してきた港町、博多。金印発見のドラマ、大唐街の発展、蒙古の襲来、アジア貿易で巨富を築いた豪商たち、旦那衆の芸能と祭りの隆盛…。今も色濃く残る博多町人気質や博多らしさのルーツとは何か。大きな歴史のうねりに翻弄されながらも独自の伝統を育んできた魅力的な都市の歴史・文化案内。

登録情報

  • 新書: 215ページ
  • 出版社: 岩波書店 (2000/12/20)
  • 言語 日本語
  • ISBN-10: 400430704X
  • ISBN-13: 978-4004307044
  • 発売日: 2000/12/20
  • 商品の寸法: 17.2 x 10.4 x 1 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 3.0  レビューをすべて見る (4件のカスタマーレビュー)
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By 浦辺 登 VINE™ メンバー
形式:新書
 福岡よりも、全国的には「博多」の方が通りがいい街である。その「博多」の成り立ちから現在までをコンパクトにまとめた内容となっていて、意外にも、地元民すら知らないトリビアものが満載の一冊だった。

 なんといっても、この街の特徴は朝鮮半島に近く、大陸にも近いという地理上の影響を多々受けていることである。金印が発見された志賀島(しかのしま)、白村江の戦いで負けた亡命百済人が建設した水城の堤防に大野城、モンゴルによる二度の侵略によって築かれた元寇防塁がいまだに残っていることに、外交の歴史を知ることができる。
 現在、多くの日本人は朝鮮半島や中国大陸での侵略戦争を懺悔するが、それはほんの一世紀にも満たない短い間のことで、長い長い歴史のなかで侵略を受けた歴史的遺物が博多には多々残っている。それらを確認してから議論してはいかがだろうか。

 江戸時代、一応、鎖国だったが、博多の商人たちは朝鮮王朝との貿易で潤っていた。筑前福岡藩の御用商人の一人である伊藤小左衛門は朝鮮王朝との密貿易を密告され、処刑されたが、その密告は福岡の柳川藩である。この柳川藩とて豊臣秀吉が朝鮮を経由して明に攻め込む以前から朝鮮王朝との貿易で潤っており、いわゆる、利権争いから発展した事件だった。
 博多商人は環境の変化に機敏に対応するが、幕末維新の際にも福岡藩の加藤司書、長州藩の高杉晋作、薩摩藩の西郷隆盛との密約の場を提供したのが海運業の石蔵屋であったが、いち早く時代の変化を読むことに長けているのは地理的環境が生み出したもの。

 現在、博多港と韓国の釜山港とをジェットフォイルが3時間で結んでいる。
 その昔は海底トンネルを掘るだの、橋を架けるという話があったが、それらが完成すれば日本と朝鮮半島、大陸とのターミナルとして更にアジアとの交流が盛んになることだろう。
 成田空港、羽田空港の拡張が追いつかないというが、博多港というもう一つのインフラ整備を考えてもいいのでは。
 
 尚、本書の中でおもしろかったのは、日本企業が好きな社訓のルーツが博多の商家にあったということだろうか。
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町の地層 2006/5/13
形式:新書
 年に何回か博多駅や天神周辺などを歩く。県内の人間ではなかばってん、博多には興味を持っていた。
 金印の時代から説き起こして、一気に現代の商家の「ごりょうさん」の時代まで辿っている。巧みに、また面白く、2000年余りの歴史が一冊の新書にまとめられている。
 古い地図や写真も沢山入れてある。語り口が柔らかいのが良い。
 博多に来て、用事が済んで家に戻ってからこの本を開く。あの時代この時代に、町のどこそこで何が起こり、誰がどんな活躍をしたか、いろいろなことが町のイメージと重なって分かる。
 博多の今を知るには実際に歩けばよいとして、この本を読むと町の地層のようなものを見る感じがして、楽しか。
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残念 2011/11/1
形式:新書
内容は興味深いが、文章が残念。何が真実で、何が筆者の解釈なのか分からない。
はっきりいて文章は素人より下手。内容がいいだけに残念。
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