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博士漂流時代  「余った博士」はどうなるか? (DISCOVERサイエンス)
 
 

博士漂流時代 「余った博士」はどうなるか? (DISCOVERサイエンス) [単行本(ソフトカバー)]

榎木 英介
5つ星のうち 4.2  レビューをすべて見る (9件のカスタマーレビュー)
価格: ¥ 1,260 通常配送無料 詳細
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商品の説明

内容紹介

1950年代以降、科学技術振興政策によって大量に生まれた「博士」には、なんと就職先がなかった……。

かつては「オーバードクター」と呼ばれた彼らのために「ポスドク」という働き口が用意されたが、これも不安定で低収入、
しかもその先に研究機関や企業での就職が保証されているわけではない。
かくて「博士余剰」問題は未解決のままだ。

こうした博士の就職難により大学院進学者も減少、
これでは日本の科学技術研究の未来も危ぶまれる。

しかしまだ遅くない。日本社会よ、博士をもっと活用しよう!
博士の活用は科学技術の発展、そして不況にあえぐ日本の再生につながるはずだ。
博士余剰問題を統計データと取材に基づいて考察し、具体的な解決策を提言する希望の書。

〈帯コピー〉

「高学歴ワーキングプア」ともいわれるポスドクの余剰。
一方で、将来は科学技術を担う人材が不足するという。
この矛盾をどう解決すべきか?
今ならまだ間に合う、
社会全体で博士を「活用」しよう!
不況にあえぐ日本、逆転のカギもそこにある。

内容(「BOOK」データベースより)

1950年代以降、科学技術振興政策によって大量に生まれた「博士」には、なんと就職先がなかった…。かつては「オーバードクター」と呼ばれた彼らのために「ポスドク」という働き口が用意されたが、これも不安定で低収入、しかもその先に研究機関や企業での就職が保証されているわけではない。かくて「博士余剰」問題は未解決のままだ。こうした博士の就職難により大学院進学者も減少、これでは日本の科学技術研究の未来も危ぶまれる。しかしまだ遅くない。日本社会よ、博士をもっと活用しよう!博士の活用は科学技術の発展、そして不況にあえぐ日本の再生につながるはずだ。博士余剰問題を統計データと取材に基づいて考察し、具体的な解決策を提言する希望の書。

登録情報

  • 単行本(ソフトカバー): 304ページ
  • 出版社: ディスカヴァー・トゥエンティワン (2010/11/16)
  • 言語 日本語
  • ISBN-10: 4887598602
  • ISBN-13: 978-4887598607
  • 発売日: 2010/11/16
  • 商品の寸法: 17.4 x 11.6 x 2 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 4.2  レビューをすべて見る (9件のカスタマーレビュー)
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70 人中、60人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
形式:単行本(ソフトカバー)
私も筆者と似た経歴をもっていて、博士号を取得して1回目ポスドク後、医学部に再入学しました。

現状や提言が良くまとまっているが、博士ポスドク個々人に出来る対策は、アカデミックから全力で逃げろ、でしょう。
博士ポスドクは、学者としての道を努力して邁進するのではなく、全力で逃げろ、筆者や私と同じように、と言いたい。
あなたが、あなたの分野であなたの世代で1番でないのなら、あなたがいなくても、その1番の人が全部やってくれます。

筆者は東大出身ですが、私の卒業した京大でも、博士課程に進まない、博士課程を中退、博士を取得後、専攻とは関係ない民間企業に就職する人が最早多数派です。
また、生き残って業績が素晴らしい人をよくよく見ると、地方で親族が同族会社を経営していたり、研究が失敗しても飢え死にする心配がない人が相当いるものです。
そのような精神的余裕のある人に、ギリギリの状況であなたは勝てるのか? よく考えてみてはいかがでしょうか。

「この本を読んで励まされ、博士ポスドクをもう少し続けようと思った」
いやいや、続けろとは本書では言ってないですよ? 様々な分野で活躍しろ、ですよ? 本書の主張は。
続けても、9割は30歳以上民間職歴無しの無職にまっしぐらですよ?
このレビューは参考になりましたか?
32 人中、27人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
By mnb
形式:単行本(ソフトカバー)
本書の前半はいわゆるポスドク問題の整理、後半はいくつかの提言、という内容.
タイトルはやや悲壮感が漂いますが、全体を通しては希望が書かれています.
わかりやすい言葉で、ただしデータが示されているので、放言ではないのが良い.
一晩で読めてしまう気軽な本です.

博士は「唯 科学主義」の洗脳から目を覚まして、
科学以外の社会にも自由に飛び出せる翼をもとう!
著者が「博士再興」とでもいうタイトルの本を出す頃には、
その主人公が、「科学界にいる博士」ではなく、
 「科学以外の社会で活躍する博士」であることは間違いないだろう.

科学の外に出る事は,ポスドクや学生にとって,
教授達の無意識に行う搾取に抗う方法の1つでもある.
(感情的には感謝を示したい恩師であっても、
 今の科学界の構造では搾取をしているとしか言いようのないのが現状である.)
科学の世界を変えるのもまた,科学の中にいる博士ではなく,
皮肉ながら,科学の外に出る博士達なのだろう.

家族や友人に大学院生や博士がいる方は、
これを読んで、彼らの戦っている舞台を理解してあげてほしい.
このレビューは参考になりましたか?
21 人中、18人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
形式:単行本(ソフトカバー)
確かに,博士課程学生やポスドクにとって希望の書である.
後半部分では,主として部外者の視点で,なんとかポスドク問題の解決の糸口を見つけ
ようとしていることが窺える.
が,しかし・・・それでポスドク達が食っていけるの?という突っ込みを入れたく
なってしまうような提言ばかりである.
結局,この本の著者が示している提言は,1万人近くと言われるポスドクが食べて
いけるだけの具体的方策ではなく,あくまでも理想論.
読み終わって,期待を上回るだけの提言がなく,やっぱり・・・という残念感が強い.
著者は,自分が医者になれたのでそれほど切羽詰っていないのが原因であると思う.

ただし,出典を明示して具体的な数値やデータや提言を存分に示してくれている
ので納得がいく部分も多いし,勉強にもなった.
特に,具体的なデータを示した客観的な物腰の言い回しは,感情論に走りがちな
水月昭道氏の一連の著作よりは,数段よいと感じた.

結局,ちょっとやそっとじゃポスドク問題は解決できないんだと暗い気持ちになって
しまったのは,自分だけだろうか?
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