私も筆者と似た経歴をもっていて、博士号を取得して1回目ポスドク後、医学部に再入学しました。
現状や提言が良くまとまっているが、博士ポスドク個々人に出来る対策は、アカデミックから全力で逃げろ、でしょう。
博士ポスドクは、学者としての道を努力して邁進するのではなく、全力で逃げろ、筆者や私と同じように、と言いたい。
あなたが、あなたの分野であなたの世代で1番でないのなら、あなたがいなくても、その1番の人が全部やってくれます。
筆者は東大出身ですが、私の卒業した京大でも、博士課程に進まない、博士課程を中退、博士を取得後、専攻とは関係ない民間企業に就職する人が最早多数派です。
また、生き残って業績が素晴らしい人をよくよく見ると、地方で親族が同族会社を経営していたり、研究が失敗しても飢え死にする心配がない人が相当いるものです。
そのような精神的余裕のある人に、ギリギリの状況であなたは勝てるのか? よく考えてみてはいかがでしょうか。
「この本を読んで励まされ、博士ポスドクをもう少し続けようと思った」
いやいや、続けろとは本書では言ってないですよ? 様々な分野で活躍しろ、ですよ? 本書の主張は。
続けても、9割は30歳以上民間職歴無しの無職にまっしぐらですよ?