名優ピーターセラーズの一人三役と、オスカー俳優で同じく名優ジョージ・C・スコットの名演技見ごたえありです。マニアックでアドリブ満載のセラーズの演技ももちろん見事ですが、スコットの「戦争をやたらしたがる将軍」は、まさにはまり役です。監督も含めて、まさに脂ののりきった制作陣と俳優陣の結晶作品でしょう。
シニカルなブラックユーモアいっぱいの、戦争風刺コメディー映画であり、また深遠なテーマをさらりと笑いで表現した、キューブリックは、さすがだと思いました。
描き方によっては笑えないテーマをあえてコメディーにするところに、もの凄いセンス(ヨーロッパ的な映画の作り方)を感じます。
まさに大人の映画作りです。
エンディングの曲もすごく風刺がきいています。
大好きで今まで何度も観た映画ですが、今回は特典映像付きということで購入を決めました。
特典映像ですが、想像以上に中身が濃いものでした。
制作されたのは、ケネディー大統領任期中であり東西冷戦真っただ中、キューバ危機もあり、また、当初公開予定されていた頃、ケネディー大統領暗殺という・・・ものすごい時期です。その時代背景がよくわかりました。
日本映画では、絶対に実現できない企画ですね。