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博士と狂人―世界最高の辞書OEDの誕生秘話 (ハヤカワ文庫NF)
 
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博士と狂人―世界最高の辞書OEDの誕生秘話 (ハヤカワ文庫NF) [文庫]

サイモン ウィンチェスター , Simon Winchester , 鈴木 主税
5つ星のうち 4.5  レビューをすべて見る (20件のカスタマーレビュー)
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商品の説明

内容説明

The Professor and the Madman, masterfully researched and eloquently written, is an extraordinary tale of madness, genius, and the incredible obsessions of two remarkable men that led to the making of the Oxford English Dictionary -- and literary history. The compilation of the OED began in 1857, it was one of the most ambitious projects ever undertaken. As definitions were collected, the overseeing committee, led by Professor James Murray, discovered that one man, Dr. W. C. Minor, had submitted more than ten thousand. When the committee insisted on honoring him, a shocking truth came to light: Dr. Minor, an American Civil War veteran, was also an inmate at an asylum for the criminally insane.

This P.S. edition features an extra 16 pages of insights into the book, including author interviews, recommended reading, and more.

--このテキストは、 ペーパーバック 版に関連付けられています。

内容(「BOOK」データベースより)

41万語以上の収録語数を誇る世界最大・最高の辞書『オックスフォード英語大辞典』(OED)。この壮大な編纂事業の中心にいたのは、貧困の中、独学で言語学界の第一人者となったマレー博士。そして彼には、日々手紙で用例を送ってくる謎の協力者がいた。ある日彼を訪ねたマレーはそのあまりにも意外な正体を知る―言葉の奔流に挑み続けた二人の天才の数奇な人生とは?全米で大反響を呼んだ、ノンフィクションの真髄。

登録情報

  • 文庫: 358ページ
  • 出版社: 早川書房 (2006/03)
  • 言語 日本語
  • ISBN-10: 4150503060
  • ISBN-13: 978-4150503062
  • 発売日: 2006/03
  • 商品の寸法: 15 x 10.6 x 2 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 4.5  レビューをすべて見る (20件のカスタマーレビュー)
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7 人中、7人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
By ゴルゴ十三 殿堂入りレビュアー トップ100レビュアー VINE™ メンバー
形式:文庫
最近、Britannica読書日記(「驚異の百科事典男」)を興味深く読みました。そして「2万2000ページある英語辞典『オックスフォード英語大辞典(OED)』を1年かけて読破した男」という記事に気付きました(→読書日記(Reading the OED)もあり)。「じゃあ、そんな凄い分量の辞書は どうやって完成したのだろう?」と思って読んだのが本書です。
OEDが19世紀後半にボランティア形式で作製が開始され、立案から完成まで70年もかかったという事実に驚きました。そんな時代に「伽藍とバザール―オープンソース・ソフトLinuxマニフェスト」(※)で語られているような【オープンソース精神】を地で行くような話があったなんて! (OEDはBritannicaのように作られたのかと思っていたら、むしろWikipedia的な要素があったわけで...)
このボランティアの中に、精度の高い情報を日々投稿してくる謎の男(マイナー博士)がいて、主幹編纂者(マレー博士)が不思議に思っていたところ、あるキッカケでマイナー博士の数奇な人生を知ることになり、二人の親交が始まる… 最後まで一気に読ませる内容でした。もしマイナー博士("狂人")が居なかったら、そして彼の人生の大半(刑事犯精神病院暮らし)を単語リスト・用例作りに注ぎ込める状況になかったならば、OEDの完成は大幅に遅れたかもしれないし、或いは頓挫していたかもしれません。本書に出会わなければ、そんなOEDのボランティア(縁の下の力持ち…unsung hero)には気付かなかったことでしょう。
なおOEDは1928年初版以来初めての全面的改訂となる第3版が2010年に出版予定です。約60億円の資金、80名の編集者、200名のコンサルタントを用意したそうです。辞書作りって凄い事業ですね。
(※)「伽藍とバザール」はネット上で公開されています。
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11 人中、10人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
By gumby13
形式:文庫
この本、なんだか海亀のスープ風な水平思考クイズのようである。

「オックスフォード英語大辞典の編纂は、ビクトリア朝大英帝国の威信をかけた文化事業であり、世界的な意義も大きいプロジェクトだった。この編纂にあたり、最も高い貢献をし、情熱的であった一人は、決して人前に現れようとはしなかった。この人物は何者なのか?」

という問題に対し、本書丸々一冊が回答編として存在すると言えるかもしれない。

回答を一言で言うとタイトルにもある通り、「この人物は狂人で、精神病院に収容されて一歩も施設外へ出ることができなかった」からである。

明晰な頭脳と高い教養を持ちながら、精神病院の個室から出ることは適わぬまま、外部の求めに応じてその英知をもって助力とする医学博士。なんだか『羊たちの沈黙』のハンニバル・レクター博士のような印象も受ける。そういう意味での掴みも十分で、「はじめに」で、彼の人物、アルフレッド・マイナー博士と、編集主幹であるジェームズ・マレー博士初めての邂逅が語られている。そこで、マイナー博士の驚くべき素性が明かされるのだ。

そして綴られていく、マイナー博士の生涯。また、編集主幹として貢献したジェームズ・マレー博士の生涯もまた、まるでこの偉業を成し遂げるために生まれてきたような、運命的なものを感じさせる。

歴史的なプロジェクトの概観、辞典編纂作業のディテールは、地味だが、十分に知的好奇心を満足させる、読み物として愉しめるテーマである。だが、それに携わる人々のあまりにも劇的な生涯は、そうしたディレッタンティズムを遥かに凌駕する。「ドキュメントの重み」という、言葉では収まりきれない、重厚なドラマを感じさせるのだ。
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14 人中、11人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
形式:ペーパーバック
Oxford English Dictionaryの初版(12巻,1879-1928、約42万語の見出しと200万の用例,spaceとpunctuationを除き、英数字で227,779,589字有るそう)の初代編集長Sir James Murray)と強力な協力者Dr.Minorの不思議な.Dr. Minorは、南北戦争従軍の外科医,Londonで殺人を犯し,精神病院に収監。病院から,50kmしか離れていないOxfordに郵便で、1万件以上の調査slipを送る.

著者は,一世紀前のSamuel Johnsonの辞書,フランス・イタリアでの辞書作り,南北戦争,現在から見たDr. Minorの病理分析などにも触れる.

各章にキーワードを付し、章の冒頭にOEDの原文によるキーワードの説明(多分写真)を掲げるほどの凝りよう。後書きの謝辞を見ると,英国と米国の精神病院のカルテを調べて書いているのが分かる---よくも保存してあるものだ!

お墓や、生存親族まで訪ねている。文献表は詳しい。

OEDは、現在CD-ROMで最新版20巻が、270ドル位で買えるが,コンピューターの無い時代に、12巻でも作るのは、超人的な人力を必要としたのが分かる.実際ヴォランティーアを募集して、1250年以降の英語・米語・属領・方言の語彙,

語源,発音,用例を網羅しようとした。OEDの見出し語の最後はzyxtというKent語だそうだ.Scrabbleには最適!

文章はわざと古風な英国風の書き方で、単語も難しいのが出てくるけれど,これらをを飛ばし読みしても、充分分かる.p.104の3行目とp.124の1行目に、編集missが有る.

2年位前に、翻訳が出ている.また数年前岩波の「図書」に別な著者によるサワリの紹介が有った。

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切ない。
非常に切ないノンフィクション。

次第次第に読む気が哀しみに圧迫されて、辛くなる。... 続きを読む
投稿日: 2006/8/1 投稿者: ぐすまるきし
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