全9編収録されていますが、全て単行本未収録作品です。掲載誌は、週刊プレイボーイ、別冊プレイボーイ、プレイコミック、ビッグコミック、北海道新聞日曜版、ジョーカー(私は、読んだ事がありません)と多岐にわたっています。
未収録と言う事で簡単に作品を紹介します。殺しの稼業 腕利きの殺し屋ですが、突然命を狙われるようになります。まるで日活のアクション映画のようですが、最後にツイストが効かせてあります。なぞのフォート カメラマンが偶然撮影した写真がもとで命を狙われます。デ・パルマの映画にこのストーリーと良く似た物がありました。 チャンピオン ボクシングのチャンピオンとそれに言い寄る女のお話、男の意地が描かれています。 死神 少し毛色が変わっています。死神のお話ですが、その形態自体にツイストを効かせています。 汚れた勝負服 ジョッキーのお話。八百長の仕組みを暴き、見事復活しますが・・最後にどんでん返しがあります。 千里眼ストーン ふとした事で未来を予知できるようになった学生ですが、さて地球の未来を予知すると・・黒い噂、千里眼ストーンを除き、作品は、1968年に集中しています。
私は、団塊の世代ですが、当時はどの家庭でも小学校を卒業すると同時に漫画も卒業と言う不文律があったようです。で立ち読みはしましたが、中学、高校時代に読んだのは、ボーイズ・ライフ(さいとうさんの007シリーズ、横山さんの戦国武将シリーズ等を読みました)、平凡パンチ、週刊プレイボーイ、567(エフロク)等です。そして、1967、1968年辺りから、青少年向けのコミックス雑誌が続々と創刊されます。プレイコミック、ビッグ・コミック等です。
横山さんは、時代の流れに応じて、少年向けから、青少年、アダルト向けに徐々にその作風を変えつつありました。この本には、その過渡期の珠玉のような作品が収録されています。