- 【 講談社ストアはこちら 】 -累計750万部を突破した大人気コミック『宇宙兄弟』や、『のだめカンタービレ』や『ホタルノヒカリ』といった名作を次々と生み出した雑誌『Kiss』の20周年特集など今注目のタイトルや特集は講談社ストアへ。
登録情報
|
さて、全くの初学者にとって絶対に必要であると思われる事を書いていない点が多数あるのが非常に気になる。
例えば、「(2.3)行列と(3.2)行列を計算したら(2.2)行列になり、また(2.2)行列と(3.2)行列は計算は出来ない」等
は高校の行列の一番最初で習う事であり数学が解る人からすれば常識である、が、全くの初学者や数学アレルギーの人を考えれば
ココは数行で良いから説明を入れて欲しかった。解く前に確認が出来る(予想がつく)と言うのは非常に心強い。
本書では「(計算後の結果の型は)計算してなれろ!」で済ませているのに唖然とした。
とても大手受験予備校の有名講師が書いているとは思えない。
更に、掃き出し法にしても計算過程はただ理屈に当てはめて羅列しているだけであり、これでは数学の入門書(大学の教科書)と
何ら変わりはない。この本を手にしたレベルの人にとってはココが一番重要なのに。
大学の講義が分かってるんだか分かってないんだか付近の人なら気付かない些細な点であるだろうが、予習として完全独学で進め
ていた私には非常に気になった。私は某大理学部数学科である、まして基礎学力のおぼつかない学生にとってはいささか厳しすぎる。
石村本みたく「まず1を作り下の数字を全て掃き出す」「掃き出し後はその行はもう使わない」等の明確な方針&些細なテクを
入れるべきだし、それこそがこのような本の義務のはずだ。
他にやるべき本は存在する。
カユイ所に手が届く本に仕上がっている「やさしく学べる線形代数」(石村園子)が初めの1冊としては推薦出来る。
これが易しく感じるのであれば範囲も難易度も少し上であるが、上手くまとまっているマセマ「線形代数 キャンパス・ゼミ」が
ある。自分が読みやすい方を選んだ方が吉と出るだろう。
|