「フルメタル・パニック!といえば」などと言うだけで彼女の魅力を書き表せないことなど百も承知と知りながら、それでも、新曲が新シリーズを飾る事のうれしさを表現するにあたり、この言葉を使わないわけにはいかなかった事をご理解いただきたい。第1期では作詞・作曲にチャレンジし、短編シリーズでは「それが愛でしょう」の作詞に想いを寄せてくれた彼女。「フルメタ」という作品が常にチャレンジの連続を繰り返しながら、時に笑いを、時に感動を与えてくれる作品であることは多くの人が知るように、その作品のTVアニメシリーズを飾る主題歌を歌う彼女もまた、常にトライとチャレンジを繰り返してきたアーティストである。共に”チャレンジ”と”トライ”を主とする2つの出会いの場所が「フルメタル・パニック!」という作品だった。長編第2期のオープニング「南風」は、そんな出会いと歩みの軌跡を描き出したような楽曲。埃にまみれても駆け出していく。空と大地が重なる気の遠くなるほど掛け離れた場所でも、例え未知数のモノであっても、諦める事は出来ない。常に前へと進むことで生み出される可能性(チャレンジ)を知り、踏み出すことの勇気(トライ)を支える、力強い風だ。