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10 人中、9人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0
「プロヤキュウ」っていったい何?,
By N/N (東京) - レビューをすべて見る
レビュー対象商品: 南海ホークスがあったころ―野球ファンとパ・リーグの文化史 (単行本)
今年のプロ野球はいきなり球団合併の話が持ち上がり、終盤には日本シリーズすらストで中止になりかねないという異常な事態に陥った。ふだんは表に出ない多くの面々が右へ左へとプロ野球を引きずり回し、「プロヤキュウ」っていったい何?と思われた方も少なくないと思う。この本は、はからずもそんな素朴な疑問に答えてくれる。日本のプロ野球がどんな形で始まったか、なぜ読売が中心になったか、なぜパ・リーグは人気でセ・リーグに遅れをとったか、国民にとってなぜ野球は「テレビで見るもの」になったか、などなど。 これらの疑問に対し、著者は独自の詳細な調査を行い、冷静な観点から明快に答えている。一読すればプロ野球の正体が見えてくると思う。内容は南海やパ・リーグを大きく超えてプロ野球全体から学生野球、電鉄会社、新聞社にまで及ぶ労作だといえる。この本が今年のプロ野球再編問題以前に出版されたところに私は大きな価値を感じているが、いかがだろう。
12 人中、10人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0
失われた思い出へのオマージュ,
By 石原けんじ大佐 (宮崎県) - レビューをすべて見る
レビュー対象商品: 南海ホークスがあったころ―野球ファンとパ・リーグの文化史 (単行本)
気鋭の学者二人 が書いた本なので、戦後プロ野球史、球団史、地域史、大衆文化史など、一つ、一つ丹念に事実を調査し積み重ねた研究書という側面も確かにある。しかし堅苦しい本では無い。関西生まれで、南海ホークスを少年時代から愛しぬいた元ファン2人の、失われた思い出へのオマージュでもあるのだから。 一例に著者(の一人)が、この本を著述しようとした理由の一つが本書内の「エッセイ・夢の跡」に書いてある。 福岡に移転後、南海ホークスファンは、ここで一旦、ダイエーホークスを応援すべきか、違う道を選択するのか突きつけられたのだという。 著者(の一人)は移転後、一時ホークスの応援から距離を置いていたという。しかしダイエー初優勝をTVで見て、 「胴上げの騒ぎのなかに藤田学(元南海の若きエース・この時投手コーチ)の姿があった。(中略)不覚にも涙が溢れた。(中略)藤田はチームとともに九州に行き、野球を続けていた。藤田だけでなく、多くの選手が、ホークスで野球を続けていたという単純な事実を忘れていたことに気づいた。そして、球場に出かけ、ホークスに声援を送り続ける人びとがいることについて考えてみたいと思った。」と・・・。 さて、そのダイエーもソフトバンクに身売りされた。ホークスを身もだえする程愛していた元少年ファン2人は,どのような気持ちでこれを見つめたのであろうか。
7 人中、6人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0
南海ホークスの栄枯盛衰とパリーグ,
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レビュー対象商品: 南海ホークスがあったころ―野球ファンとパ・リーグの文化史 (単行本)
南海ホークスから観たパリーグの栄枯盛衰を見事に書ききっている本書は、驚嘆に値する。著者の一人である橋爪氏は、大阪を書かせたら見事に書く一人である。南海ファン、野球ファンにも読んで貰いたい本である。現在、巨人中心のセリーグに対する疑問を持っている読者も陰であるパリーグに脚光を当てた本書を推薦する
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