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南極観測船ものがたり―白瀬探検隊から現在まで
 
 

南極観測船ものがたり―白瀬探検隊から現在まで [単行本]

小島敏男
5つ星のうち 4.8  レビューをすべて見る (4件のカスタマーレビュー)
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南極観測船ものがたり―白瀬探検隊から現在まで + 南極越冬隊 タロジロの真実 (小学館文庫)
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商品の説明

内容紹介

わが国の南極観測は、1911~12年の白瀬探検隊を端緒として、
第二次世界大戦後は1956年からほぼ継続的に観測が行われています。
オゾンホールの観測や、隕石調査など世界的に注目される研究や報告が
なされていますが、これらは人員・物資を滞りなく供給できる船があって
はじめて成り立つもので、南極観測船は“影の主役”であると言えます。
本書は、南極観測を支える南極観測船にスポットを当て、
白瀬探検隊時代の「開南丸」から「宗谷」「ふじ」「しらせ」まで
各船の誕生の経緯から、南氷洋での苦難の航海,救出劇などをまとめたものです。
一般に、白瀬隊や「宗谷」時代のタロ・ジロのエピソードなどは
よく知られるところですが、「ふじ」「しらせ」など近年の活動まで
一貫して扱った書籍はほとんど例がなく、
わが国の南極観測の概略を捉えるのに格好の構成となっています。
また、南極条約体制や「しらせ」の後継船についても言及しており、
これらを通して南極観測の将来展望が見えてきます。
南極大陸は国境のない“理想郷”であるという、
その一面のみ伝えられることが多くありますが、
条約の下、各国の思惑が渦巻いているのも事実です。
なぜ南極観測船が必要であるのかを考える上で非常に参考となる一冊です。

目次
第一章 白瀬南極探検隊と「開南丸」
第二章 「宗谷」時代
第三章 「ふじ」時代
第四章 「しらせ」時代
第五章 南極条約体制

内容(「BOOK」データベースより)

白瀬探検隊の「開南丸」から「宗谷」「ふじ」「しらせ」まで歴代南極観測船の誕生から、苦難の航海、救出劇等を綴ったドキュメンタリー。

登録情報

  • 単行本: 220ページ
  • 出版社: 成山堂書店 (2005/7/28)
  • 言語 日本語
  • ISBN-10: 4425947118
  • ISBN-13: 978-4425947119
  • 発売日: 2005/7/28
  • 商品の寸法: 19 x 13.6 x 1.6 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 4.8  レビューをすべて見る (4件のカスタマーレビュー)
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8 人中、8人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
By カスタマー
形式:単行本
 南極観測船「宗谷」が氷の海に閉じ込められ、旧ソ連の砕氷船に助けられたニュースは、子供の頃の記憶に鮮明に残っている。ラジオや新聞で連日報道されたし、ニュース映像の記憶もあるということは、当時の映像メディアの主流であったニュース映画などで何度も観たせいなのだろう。
 その砕氷船の名前が「オビ」号だったことを、この本を読んで思い出し、非常になつかしかった。当時は、戦後復興に自信を得た日本人が様々な夢をかなえようと挑戦し始めた時代だったと思う。南極観測船や観測隊は、当時の人々の希望の象徴だったし、子供達の憧れだった。
 経済発展していく日本が、当時の科学技術の粋を集めて本格化させた南極観測や、その主役となった観測船のことが、この本を読むと非常によく分かる。
 また、この本を読んであらためて思うことは、白瀬探検隊から始まり、何と多くの日本人が南極調査のため、勇気や英知をもって、かつ、多大な苦労や努力を重ねて取り組んできたか、ということだ。
 人々に夢や希望を与えるとともに、愚直なほど純粋に科学的調査に取り組んできた日本人の姿に想いをはせることは、経済繁栄のなかで多くのものを失った今の我々に必要なことかもしれない。 
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11 人中、10人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
By カスタマー
形式:単行本
南極観測船の初代「開南丸」から戦後の「宗谷」「ふじ」現役の「しらせ」、そして次期観測船「17AGB]の概要までを含むドキュメンタリーだ。
著者の情報収集力がすごい。新聞記事のような抑揚を押さえた文章でつづられているのだが、まるで冒険小説を読むみたいで、知らないうちに引き込まれている自分に気付く。
「・・・チャージングのため一旦後進した。続いて右推進器を前進第四強速に変えた直後、大きな衝撃が「ドーン」と艦を揺さぶった。続いて右推進軸の回転数が急上昇、主機の負荷がなくなった。ただちに主機を止めた。船尾をチェックしたところ、右推進翼が四枚全部、根本三十センチを残し完全に欠落していた。・・・」
1969~70年「ふじ」の第11次航海で、ビセット(氷に閉じこめられる)され、氷壁に体当たり(チャージング)して航路を確保しようとした時、右スクリューを失う事故にあう、その瞬間の描写だ。
略歴を見るとロイターの主席記者、フリーになってからは水産庁嘱託通訳として船に乗っている。もしかしたら、この本も一旦英語で書いて、それを自身で翻訳しているのかもしれない。そう思わせるほどの簡明かつ論理的な文体が現場の生の声をより鮮やかに描き出している。
読み終わると、たぶん、誰もが、南極大陸は環境、外交、経済、科学、・・・、一国の未来すべてにかかわる重要なことなのに、旧来の縦割り行政などで次期観測船の予算までけちるんじゃないよ、といった感想を抱くと思うが、それこそ著者が本当に言いたいことかもしれない。
本のカバーには次期観測船のCGが使われている。
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3 人中、2人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
形式:単行本
よく南極観測船と誤表記されるしらせなどの砕氷艦が砕氷艦として表記されている
点を評価したい。艦橋はあっても船橋はなく、艦長はいても船長はいない。
自衛隊の関与をひた隠しにし自衛官や自衛艦旗すら映さないマスコミから比べると
本書は高評価に値する。
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