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南京事件 国民党極秘文書から読み解く
 
 

南京事件 国民党極秘文書から読み解く [単行本]

東中野 修道
5つ星のうち 3.6  レビューをすべて見る (14件のカスタマーレビュー)
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商品の説明

出版社/著者からの内容紹介

●戦争プロパガンダの視点から再検証
 本書は、16年にわたって、さまざまな角度から南京事件の検証をつづけてきた著者が、平成15年に台北の国民党党史館で発掘した党の極機密文書『中央宣伝部国際宣伝処工作概要』に照らして、南京事件の根拠として多大な影響力を発揮した二つの史料、(一)南京陥落直後に「南京大虐殺」を報じた『シカゴ・デイリー・ニューズ』『ニューヨーク・タイムズ』紙の記事、(二)陥落から半年後の昭和13年に英米で出版された書籍、H・ティンパーリ編『戦争とは何か』(英語版)に検証を加えたものです。『中央宣伝部国際宣伝処工作概要』は、国民党の対敵宣伝戦を担って南京陥落の直前から活動を始めた党中央宣伝部国際宣伝処が、昭和13年から昭和16年までの三年半のあいだに、どのような工作を行ったかを総括した内部文書ですが、この新史料を得たことで、戦争プロパガンダという新たな視点から南京事件に光をあてることができたのです。

●新史料から何が判明したか
昭和48年に、南京の日本軍の暴行を目撃したという欧米人の匿名の記録を載せた『戦争とは何か』が発掘されて、これが大虐殺の根拠として提示されることとなりました。今回の検証での大きな発見の一つは、『戦争とは何か』が「対敵宣伝本」であると極秘文書に明記されていることでした(19頁および第六章)。
「南京大虐殺」の第一報をアメリカに発信した前述の二つの記事については、第五章で詳しく検証されていますが、極秘文書に照らしてみれば、中央宣伝部が取材に協力した記者のなかに、これらの記事を書いたスティールとダーディン両記者の名前が何度か出てくることが判明しました。また、記事中の「南京における大規模な虐殺と蛮行により」等々の表現は、南京在住の欧米人が組織した国際委員会が、南京の日本軍の不祥事を日本大使館に届けた「市民重大被害報告」の内容(陥落から三日間の全事件のうち、目撃された殺人はゼロ)や、同じときに南京にいた欧米ジャーナリストの証言とはかけ離れていることから虚報であると見て間違いないこと、記事の描写は右にあげたベイツ教授が、「12月15日に南京を離れようとしていた特派員に利用してもらおうと準備して、新聞記者に渡した声明」の内容と酷似していることが突き止められました。

●真実の報道ではなく、宣伝工作の材料
 軍事面で劣勢だった蒋介石の国民党は、宣伝もまた勝敗を決する一つの要因であると考え、これを受けた中央宣伝部では「宣伝は作戦に優先する」を合言葉に、総力をあげて宣伝戦を展開していました。極秘文書からは、それがいかに巧みなものであったかがうかがえます(第一章~第三章)。特徴的なのは、宣伝工作にあたって、中央宣伝部は黒子に徹し、各国新聞記者と連絡して、彼らを使って「わが抗戦宣伝と」していたことでした。このような大方針のもと、「首都(南京)陥落後は、敵の暴行を暴」くことを工作活動の主眼としていたことに鑑みれば、二つの史料が果たした役割が自ずと浮かび上がってきます。すなわち日本軍の残虐さを世界に喧伝し、日本を貶めることを狙った戦争プロパガンダであったということです。『戦争とは何か』の内容説明を含めて、極秘文書のどこにも、「南京において日本軍の虐殺や殺人があった」とは出てきません。それは国民党自身、虐殺はなかったと認識していたことの証左であると著者は分析し、このことからも、二つの史料は事実を伝えるものではなく、日本を貶めるためになされた宣伝工作の材料と見なさざるを得ないと結論づぁています。地道な検証作業がもたらした画期的な研究成果であり、本書によって、南京事件の真相解明の道筋はいっそうはっきりと見えてきたと言えましょう。

内容(「BOOK」データベースより)

1937年12月、南京陥落直後、アメリカの大手新聞に「南京大虐殺物語」がトップ記事として掲載され、その7カ月後、南京の日本軍による暴行の目撃談をまとめた『戦争とは何か』がニューヨークとロンドンで出版される。これが源流となって、南京大虐殺は東京裁判へと引き継がれ、歴史的事実として語られることになった。だが、果たしてその内容は真実を伝えるものだったのか。台湾の国民党党史館で新たに発掘した極秘文書『党中央宣伝部国際宣伝処工作概要』をもとに、これを検証。数々の疑問点、矛盾点を衝き、これらの報道が、中央宣伝部が総力をあげた対敵宣伝の、赫々たる戦果であったことを明らかにしていく。南京大虐殺の根拠を突き崩す画期的研究成果。

登録情報

  • 単行本: 240ページ
  • 出版社: 草思社 (2006/4/25)
  • ISBN-10: 479421488X
  • ISBN-13: 978-4794214881
  • 発売日: 2006/4/25
  • 商品の寸法: 19.2 x 14 x 2.6 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 3.6  レビューをすべて見る (14件のカスタマーレビュー)
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165 人中、134人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
By Secondopinion トップ1000レビュアー VINE™ メンバー
形式:単行本
前作「南京事件証拠写真を検証する」では、3万5千枚の証拠写真のうち143枚しか検証していないから南京大虐殺はあったかもしれないという、またしても馬鹿げた批判を受けたことを意識してか、渾身の力を込めて執筆した快心作である。

南京事件は、中国中央宣伝部の「宣伝は作戦に優先す」の方針のもと、英紙特派員・ティンバーリーによって書かれた「戦争とはなにか」で初めて世界に発信されたが、「南京虐殺」を執拗に主張したベイツやラーベやティンバーリーは中国国民党宣伝部と深く関係していた。さらに不思議なことに、放火や暴行事件はラーベの自宅周辺ばかりで発生し、必ずラーベが目撃するように仕向けられていた。それはいわば国際友人を通じた中国国民党の巧妙な戦時外交戦略であった。なぜ朝日新聞の本多氏の記事をきっかけとするまで中国政府さえも沈黙していたのか。本書はそんな謎を的確な根拠と明確な理論で検証している。

原爆ドームの世界遺産への登録により高まる原爆への批判を別のものに向けさせようと、中国に対して反日宣伝工作を認めていたアメリカも、さすがにインターネットで検証される「南京事件」の冤罪性を認識して、中国の教育の偏向と、過去の歴史の認識の誤りを痛烈に批判するに至った。

米紙ウォールストリート・ジャーナルは「中国自身の歴史の歪曲の度合いは日本よりもはるかに大きい」と指摘しているし、英紙ヘラルド・トリビューンは「国内の不正に対する怒りのはけ口を、当局でなく外国人に向けるというのは常に憂慮すべき兆候であり、自らの失政から目をそらさせるために国粋主義的感情の煽り立てを行っている」と指摘している。もはや欧米は中国の虚構を認識しているようだ。

最後に、本書をどう評価しようと個人の自由だし、この場で在日韓国人や中国人が日本語で評価することもできる。しかし、それは日本には開かれた議論の場があるという証でもある。
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60 人中、47人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
形式:単行本
台湾において新しい国民党の資料を発見したというものでしたが

よくぞここまで丹念に極秘文章を探し出したという信念と客観的な

資料以外は一切信じないという学者としての誠実さには心を打たれます

真っ向から議論してこない反日左翼に鉄槌を食らわします.
このレビューは参考になりましたか?
110 人中、81人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
最終兵器 2006/5/14
形式:単行本
南京大虐殺がそもそも世界に知られるようになったのは、日本軍の南京攻略戦当時、南京に残っていた外国人の手記を基にしたティンパリーの『戦争とは何か』の出版、および、ニューヨークタイムズのダーディン記者など、外国人特派員の新聞記事がきっかけだ。つまり彼らの証言の信憑性が本問題の真偽を検証する上で決定的な重要性を持っている。

東中野氏は、台湾に眠っていた国民党の極秘資料『中央宣伝部国際宣伝処工作概要資料』を発掘し、『戦争とは何か』が中央宣伝部の企画したプロパガンダ書であったこと、ダーディン記者など南京大虐殺を伝えた特派員が、中央宣伝部と浅からぬ関係にあったことを、明らかにした。さらに、大虐殺論証の中で常に引き合いに出され、『戦争とは何か』にも手記を寄せている、南京大学のベイツ教授がこれらの特派員報道に果たした役割や、氏の4万人被害説が実は中央宣伝部自身には信用されておらず、中国語版の『戦争とは何か』からは削除されているなど、決定的な証拠を提示している。

本書のタイトルは控えめであるが、書かれている内容はきわめて衝撃的だ。中央宣伝部の資料を読み解いていくと、南京事件は「大虐殺」どころか「まぼろし」としか考えられないからだ。南京大虐殺を支持してきた「大虐殺派」のみならず、秦郁彦氏のような良心的な「中間派」も、本書の前には根本的な立論の見直しを要請されることは必至であろう。
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本来は日本国家がやるべきこと
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投稿日: 1か月前 投稿者: 大野浦
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投稿日: 3か月前 投稿者: モチヅキ
愛国商売はぼろ儲け
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蒋介石が南京事件を宣伝した!→だから南京事件はプロパガンダであり、嘘だ!... 続きを読む
投稿日: 2008/2/4 投稿者: ぴっと
読み手に注意深さと中立性が求められる本。
日本軍によって行われた、あるいは行われたとされる事柄の何がしかは真実だろうし、また何がしかは誤解だろうし、そして何がしかは「虚偽」だろう。南京事件に関わらず、社会... 続きを読む
投稿日: 2006/10/8 投稿者: ファイ
陰謀論的解釈にとどまる
南京大虐殺について書かれていることが正しいかどうか、あくまで書かれていることが事実か調べて結論が出る。ところが東中野の手法は立場だけで決めつける「陰謀論」になって... 続きを読む
投稿日: 2006/9/28
本書とその反論本の存在が、現・近代史の生臭さを教えてくれる。
本書の内容ではなく、本書とその反論書の存在が、まだ生存者やその子が生きている時代を検証することも困難さを教えてくれる。歴史に遺恨を残してはいけないと、教えてくれる... 続きを読む
投稿日: 2006/9/28 投稿者: コンタナトス
反論本が先に出版されている
... 続きを読む
投稿日: 2006/9/25 投稿者: kaji-kazuo
偏った資料の引用はこの著者の十八番
 この著者は毎度のことながら、初歩的な翻訳をミスしている。中国の教科書の翻訳の箇所は、中国語の初心者でも間違えることのないような誤訳である。... 続きを読む
投稿日: 2006/9/23 投稿者: 熊猫
プロパガンダは所詮嘘の塊
37−45年の中国の宣伝戦についてのChang-Tai Hungの著『War and Popular... 続きを読む
投稿日: 2006/7/5 投稿者: Hiromi
騙されたと思って一度読んでほしい本です。
南京大虐殺30万人説は眉唾だけど、いくらなんでも虐殺は「作り話」で本当はなかったっていうのは飛躍し過ぎじゃない?と思って読み始めたのですが、その内容にビックリ。ま... 続きを読む
投稿日: 2006/7/1 投稿者: K>N
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