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南京事件論争史―日本人は史実をどう認識してきたか (平凡社新書)
 
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南京事件論争史―日本人は史実をどう認識してきたか (平凡社新書) [新書]

笠原 十九司
5つ星のうち 3.1  レビューをすべて見る (21件のカスタマーレビュー)
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商品の説明

内容(「BOOK」データベースより)

一九三七年一二月、南京市を占領した日本軍は、敗残・投降した中国軍兵士と捕虜、一般市民を殺戮・暴行し、おびただしい数の犠牲者を出した。この「南京事件」は当時の資料からもわかる明白な史実であるにもかかわらず、日本では否定派の存在によって「論争」がつづけられてきた。事件発生時から現在までの経過を丹念にたどることで、否定派の論拠の問題点とトリックを衝き、「論争」を生む日本人の歴史認識を問う。

著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)

笠原 十九司
1944年群馬県生まれ。東京教育大学大学院修士課程中退。現在、都留文科大学教授。専門は、中国近現代史、東アジア近現代史(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

登録情報

  • 新書: 293ページ
  • 出版社: 平凡社 (2007/12)
  • ISBN-10: 4582854036
  • ISBN-13: 978-4582854039
  • 発売日: 2007/12
  • 商品の寸法: 17 x 10.8 x 2.6 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 3.1  レビューをすべて見る (21件のカスタマーレビュー)
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5つ星のうち 5.0 論争は「続けること」に意義がある?, 2008/1/12
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レビュー対象商品: 南京事件論争史―日本人は史実をどう認識してきたか (平凡社新書) (新書)
読了してひどく徒労感に襲われた。新書で論争史をたどっただけでそのように感じるのであるから、実際論争の当事者となっている著者等の実感はいかばかりか、想像に難くない。それでも「あとがき」で南京事件の史実の解明がすすんだのは、否定派との論争があったればこそ、と評価する余裕を見せるあたりのプラス思考には頭の下がる思いがする。
結局のところ、「否定派」のロジックとは、「史実派」の検証作業の矛盾点を洗い出し、部分的に少しでもおかしいと指摘できるところがあれば、それを梃子に事件そのものの否定に繋げていくことにある。そしてその作業にも手詰まりとなれば、「史実派」の構築した事実関係そのものが「陰謀」「謀略」「洗脳」の結果であるとしてオカルト的な陰謀論に逃げ込む。史実などどうでもいい、中身はボロ負けでもタイトルだけは威勢よく「大虐殺説にとどめを差す」などとしておけば「南京事件は無かったのだ」と信じる者が少しでも増えるだろうし、同じ内容の繰り返しでも本を出し続けることに意義がある。最早学術論争でもなんでもない、このようなレベルの輩との「論争」に「決着」など端からつくはずもない。我々はせめて「どっちもどっち」などという安易な結論に流されること無いように、といいたいところだが、これも結構な数のマスコミ、読者(ここの「ベストレビュアー」にもその類が散見される)が「否定派」を支持しているのが現実かと思うと、平成二十年もそう明るい年とはなりそうもない。
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93 人中、70人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0 「南京事件」事件の概論として, 2008/3/13
レビュー対象商品: 南京事件論争史―日本人は史実をどう認識してきたか (平凡社新書) (新書)
「南京事件」そのものはもとより、「南京事件」を取り巻く一連の論争自体も一つの事件と言える。この「南京事件」事件をまとめたものが本書。
論争の経過・背景が時系列にまとめられており、非常にわかりやすい。

本書によれば90年代前半までに日中双方の膨大な資料がまとめられ、歴史学的な決着はついたとしている。
それでも否定論が雨後のタケノコの如く現れる背景には政治的要請があるとしている。
なぜならば、南京事件はまだ「論争している」為「史実とは言えない」という状況を作り出したいからだ。
いわば現状維持のための方便として論争が無理矢理続けられているのが「南京事件」事件の真相だとしている。

まじめに歴史として研究したい人達にはやるせない状況だろう。
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75 人中、55人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 4.0 これ一冊でとりあえずOK, 2008/1/14
レビュー対象商品: 南京事件論争史―日本人は史実をどう認識してきたか (平凡社新書) (新書)
いわゆる「南京大虐殺」をめぐって、犠牲者の数やら、そもそもあったのかなかったのかやらで、多くの本が出版されており、ネットでも様々な言説が溢れている。
それらしいサイトにアクセスしても、微に入り細に入りマニアックな知識が展開され、われわれ素人にはわけのわからない状況だ。
どうぞマニア同士でご勝手に、という感じだが、外交問題にまで発展し、中国で反日デモ、米国議会で何やら決議、となるといい迷惑、そうそう放ってもおけなくなってくる。
本書は、その「論争史」とやらをコンパクトにまとめて整理してくれており、巷間、「南京大虐殺本」が溢れているにもかかわらず、意外にこれまでなかった本。なかなかお役立ちでしかも新書とお買い得。
とりあえずの常識としてこれだけ押さえておけばいいのではないか。ここから先は専門家とマニアの領域である。
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