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南京事件―「虐殺」の構造 (中公新書)
 
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南京事件―「虐殺」の構造 (中公新書) [新書]

秦 郁彦
5つ星のうち 4.1  レビューをすべて見る (7件のカスタマーレビュー)

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商品の説明

内容(「BOOK」データベースより)

新史料を軸に“そのとき南京で何が起きたのか”を洗い直す。

登録情報

  • 新書: 269ページ
  • 出版社: 中央公論社 (1986/02)
  • 言語 日本語
  • ISBN-10: 4121007956
  • ISBN-13: 978-4121007957
  • 発売日: 1986/02
  • 商品の寸法: 17.2 x 11 x 1.4 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 4.1  レビューをすべて見る (7件のカスタマーレビュー)
  • Amazon ベストセラー商品ランキング: 本 - 637,897位 (本のベストセラーを見る)
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22 人中、18人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
形式:新書
 「南京大虐殺」には、「東京裁判史観」から、無条件に受け入れる立場の人から、「完全なでっち上げ」という立場の人もおり、その中間に様々な見解が展開されている。

 今まで読んだ多くの立場の書物は、どちらかというと、特に進歩的文化人系の人と、その対極にある人たちは、「結論先にありき」で、資料の評価とか、証言の信憑性の検証を、自分の都合のいい方に「引用」しているきらいがあった。

 秦氏は、この論争に加わるに当たって、まずは第一次資料を重視するという立場を鮮明にし、付随資料の評価は、一次資料と矛盾しないか否かを明確な基準とした上で議論を展開している。

 そのため、対極にある論者の双方につき、ある場面では賛成し、ある場面では鋭く批判しているが、その評価基準にぶれはない。

 この本は、そういう意味で秦氏の主観が完全に排除されているというわけではないが、客観的であり、公平であり、首尾一貫している。

 ただ、このような立場に立つと、両極端の立場の双方から攻撃の対象とされるのであり、大変であろうと心配している。
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6 人中、5人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
By θ トップ1000レビュアー
形式:新書
30万から0までさまざまな南京事件だが、その中で一次資料に当たってしっかりと分析できている。

南京事件について予備知識のない初心者にも薦められる本である。

だが、そういう点から、厳密な断定が出来ないものも多く、それらについての記述はあいまいな形になっている。

例えば人数について、証言内でバラツキがある場合、明言は避けてどちらとも取れる書き方にしていたり、国際法も「合法だが、あまり頂けない」のような書き方になっている。

もう少し厳密に調べ上げれなかったのかと少し残念だが、新書ゆえ仕方がないだろう。それらを考慮に入れても十分合格点の本である。
このレビューは参考になりましたか?
24 人中、18人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
By amateur
形式:新書
戦争問題―。世代を超えてその意義が問われ続けている諸問題の一つに、この南京事件もある。本書はかなり前に書かれたものらしいが、著者は比較的中立的な立場(と一般には言われている)から南京事件を眺めている。自虐的な見方や「右翼」的な見方という大別の枠に本書を入れるのは難しいだろう。肯定派と否定派の泥仕合的な争いに辟易気味の方や、私の様にこの問題についてあまり多くを知らない方にはお勧めできると思う。もっとも、この問題についてちょっとでも興味のある方は既に本書を読んでいるとは思うが。この分野では結構ポピュラーであるので。ただ、苦言を呈したくなる点がないわけでもない。よく引合いに出される(と紹介されている)通州事件を一蹴しているくだりがわずか三行である事等がそれである。その様に紹介する以上、もう少しその点に関する著者自身の見解について言及しても本書の大筋からそれはしないと思うのだが。松井岩根に対する態度も厳しすぎる様に感じる。それらの点に、著者の立場が垣間見えるとも言える。
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