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南京「百人斬り競争」虚構の証明―野田毅獄中記と裁判記録全文公開
 
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南京「百人斬り競争」虚構の証明―野田毅獄中記と裁判記録全文公開 [単行本]

野田 毅 , 溝口 郁夫
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商品の説明

内容(「BOOK」データベースより)

南京虐殺の濡衣で死刑の判決。いま、歴史の事実を解きほぐす。

著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)

野田 毅
大正2年鹿児島県生まれ。鹿児島県立第一中学卒業。昭和12年陸軍士官学校(第49期)卒業。第16師団配属(少尉)、南京攻略戦参加。同13年下志津飛行学校入校(中尉)、広東攻略作戦参加。同14年朝鮮会寧へ。同15年歩兵第133聯隊配属(中隊長)。同16年参謀本部附南機関配属(大尉)、12月ビルマ独立義勇軍参謀長。同17年南機関の解消に伴い第15軍司令部附(ビルマ防衛軍顧問)。同18年満州へ、第3909歩兵師団(大隊長)。後に陸軍航空総監部(浜松)

溝口 郁夫
昭和20年鹿児島県生まれ。北海道大学工学部卒業。八幡製鐵入社。新日本製鐵退職後、南京事件(百人斬り)、ビルマ独立義勇軍などについて調査研究(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

登録情報

  • 単行本: 247ページ
  • 出版社: 朱鳥社 (2011/12)
  • ISBN-10: 4434163094
  • ISBN-13: 978-4434163098
  • 発売日: 2011/12
  • 商品の寸法: 19 x 13 x 2 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 5.0  レビューをすべて見る (1 カスタマーレビュー)
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By 閑居人 トップ100レビュアー
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戦後の日本人には、もはや「戦意高揚記事」というものは理解できないかも知れない。昭和12年12月の日本軍の南京占領に先立って報道された、東京日々新聞(現在の毎日新聞)浅海特派員による「百人斬り競争報道」は、まさしく典型的な記事だった。そして、その十年後、仕立て上げられた記事によって、二人の元軍人が、戦後、千葉、或いは鹿児島の郷里から移送されて、南京の法廷で裁かれ、死刑に処せられた。
本書は、その一人である野田毅少尉について、妹であるマサ氏と溝口郁夫氏によってまとめられたものである。「新聞記事の検証」「南京裁判の経緯」「野田毅遺書」「南京裁判記録」と4章からなる本文は、行間からまさしく「支那事変」戦後の「BC級裁判」「東京裁判」の時代の雰囲気がにじみ出てくる。
そのなかで、「野田毅遺書」の真率さには、心打たれるものがある。
南京での裁判は、始まったときには、印刷された「判決文」が用意されていた。獄中で、死刑回避の噂が流れて一縷の望みを持った数日間もあったが、判決の一ヶ月後、南京の処刑台に消えていく運命にあった。(「南京大虐殺のまぼろし」の著者、鈴木明氏は台湾で当時の裁判関係者に取材したことがあった。三対二で死刑判決を評決したということであった)
国家が行う戦闘行為には「不条理」がつきまとう。「敗れた昭和の戦争」について、当時の国際情勢や我が国の政策と戦略を評価し、その中で生きた個人についても正当な評価をしていく必要がある。しかし、その作業は、恐ろしく地味で、悲しく、辛いものである。その一方、「戦意高揚記事」をでっちあげた特派員が法廷で臆面もなく「事実だ」と偽証をし死刑判決の有力な根拠を与えたこと、1970年代に共産中国の宣伝戦の一翼を担って朝日新聞で「百人斬り競争」を事実のように蒸し返し、野田・向井氏の名誉を再び傷つけた本多勝一記者や評論家たちは、自分たちの行為をどう弁明できるのだろう。

「泣く思い しんしんと落つる 獄の雪」「南京の 月光降りて 雪青み」(「野田毅遺書」昭和23年1月25日。同1月28日処刑)
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